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2007年8月

2007年8月29日 (水)

よくわからない

インタ-ネットで見たところ、安倍内閣の支持率が劇的に回復したらしい。確かに筆者もまぁ、わりかし穏当な布陣だなとは思ったが、それにしても何もしてないのに、ちょっと顔ぶれを替えただけでポンと跳ね上がる支持率とはなんなのだろうと思わざるを得ない。

「別に私を支持率を見て、政治を行ってない。」

ちょっと前に安倍はこううそぶいていたが、それが正解かもしれない。

新閣僚で筆者の目をひいたのは増田総務相と遠藤農水相。前岩手県知事増田の起用はいろいろもっともらしい理由は述べられているが、要は小沢一郎への嫌がらせと宣戦布告。岩手のドン小沢と増田の不仲は政界に知らぬ者はなく、そんな男をわざわざ起用し、本人もそれを受けたということは小沢なにするものぞという気概を見せたというところだろう。

遠藤農水相は筆者的には最大の「サプライズ」、中川昭一の復帰とばかり思っていたからだ。とにかくわけのわからない大臣が2人も続き、当然それなりの人材が配されるとばかり思っていたら、むずかしい交渉も控えていることもあり、なり手皆無で結局この人に落ちついたらしい。が、このオヤジ何者?という感は否めまい。あの武部勤の腹心で武部農水相当時の副大臣だったという経歴を聞いただけで、こりゃだめだと思ってしまうのだが、さすがに失礼か?まぁ新内閣アキレス腱候補第2位であることは間違いなさそうな気がする。えっ、1位は誰だって、そりゃあの人に決まってるじゃない・・・。

そのアキレス腱、いや安倍首相の昨夜の記者会見、どんなことを国民に訴えてくるのか、多少の興味があったのだが、相変わらず寝言のようなことを繰り返しているだけで、こっちが眠くなってしまったが、あんな記者会見のあとでも支持率が回復するのだから、人の心は移ろいやすく、そしてはかりしれないものである。民主党はのんびりしている暇はない。

安倍の構想ではかつての中曽根康弘の路線で、来年の洞爺湖サミットで十分露出度を高めて、一気に解散に持って行くことを狙っているそうな。一方攻める側の小沢一郎も

「解散権は向こうにある、勝負は来春の予算成立後。」

なとど悠長なことを言っている。なんで2人ともそんなに呑気に構えているのかが、よくわからない。筆者は勝負はこの秋の臨時国会、ここですべて決すると思っている。

民主党など野党陣営は多数を占めた参院で年金の他目的流用禁止法案、政治資金規正法の再改正案そして郵政民営化凍結法案を出して揺さぶりをかける。前ニ者に関しては恐らく野党ペ-スで決着が付く、これをサボタ-ジュしたら自民はますます自分の首を締めるだけだからだ。凍結法案は自民内にくすぶる民営化反対論を燻り出したいのだろうが、これに今踊るくらいなら、おめおめ復党なんかしてないだろうから、これは衆院でまぁあっさり否決で終わりだろう。

問題はテロ特措法の延長、これしかない。今の情勢では、はっきり否決以外に結論が出ない。反自民、嫌米の筆者としては大喝采したいところだが(ちなみに筆者、中国もロシアも韓国も北朝鮮もみんな嫌い、日本大好きです  笑)本当にそうなったらどうなるのとは正直思う。

日米関係に大打撃を与えることが確実な廃案が現実となれば、日米機軸を明言する自民党・安倍政権には大打撃となる。また民主党にしてもただやみくもに政争の具として廃案に持ち込めば、筆者のような人種はともかく、日米関係は大事と考える「常識的な」多数の国民に一気に見限られるだけだ。

筆者は延長ありきという考え方は全くない、ただなぜ延長しないのかを民主党は国民に明示しなければならない、それはもちろん国会の論戦という場でだ。独自のアフガン復興支援案を用意しているとも聞くがそれが国民の共感を得られるものならそれもいいだろう。だが、この手の問題になると党内がガタガタして一向に落ちつかなくなるいつもの姿をさらした瞬間もう民主党はジ・エンドだろう。

自民党は替えるべき首相を替えなかった、もっとはっきり言えば替えられなかった。これは事実上の敗北宣言であり、民主党さん、どうぞ政権をおもち下さいと言っているのだ。こんな僥倖が他にあるだろうか。

ボ-ルは間違いなく民主党の、小沢の手にある。半ば投げた自民党だが、希望は捨てていないだろう。

「民主党は所詮バカだから、ボロを出して自滅する。」

と思っているに違いない、今までがずっとそうだったように。そう思われても無理はない、98年の参院選の後、絶好の機会を迎えながら

「金融政策を政局にしない。」

などと当時の代表が寝ぼけたことをのたまって千載一遇のチャンスを逃した前例もある。

とにかく、この臨時国会こそ、最初でかつ最大のヤマ場、チャンスは2度ないと筆者は見る。それは自民も民主も同じ、こんなに国会が楽しみなのは久しぶりのことだ。

最後に内閣改造についてもう二言、まず官房長官になった与謝野さん、なんか覇気がないように見えたんだけど、身体、本当に良くなったのかな?

そしてこの参院選前後から安倍を口を極めてののしり、その能力や首相としての適格性にまで疑問を呈していた男がイケシャ-シャ-と入閣していたのには驚いた。政治家とはなんとさもしい人種なのか、またその思いを新たにさせていただきました、あっ、あれはタレントか、じゃ、しょうがないか・・・。

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2007年8月24日 (金)

「処暑」の一日

今日は暦の上で「処暑」というのだそうである、恥ずかしながら筆者は初めて聞いた言葉だったが、暑さが峠を越え、秋に向かう境の日ということらしい。

確かにここ連日の猛暑も一息ついたような一日だった、朝目覚めたら結構激しい雨音がしてて驚いたが、雨そのものはすぐにやんだものの、ギラギラした日差しが戻ってくることはなかった。

友人の実家にお願いしていた葡萄が届いたのは、午前中だった。筆者が葡萄の王様と信じている「巨峰」を安価でわけてもらうようになって、もう何年経つだろうか、今年は無理を言って筆者と妻の実家にも送ってもらった。おいしいものに対する反応は正直なもので、どちらからもすぐに礼の電話が入った、言葉で言い表すのがむずかしいのだが、瑞々しくて甘い、というのが筆者のボキャブラリーでは精一杯のところかな。

筆者の友人の父君だから、もう齢70はとうに超えている。友人は身体が弱く、農業はできず、一応弟さんが継ぐことになっているらしいが、税理士かなにかをされているとかで、現実にはなかなか踏ん切りはつかないようだ。このままだと、この美味い葡萄を味わえるのもあと何年かということになりかねない。もったいない話ではあるが、日本の農家の抱える厳しい現実がここにもある。

夕方は長男の幼稚園の盆踊り大会とやらで近くの公園に。最近の幼稚園は夏休み中にも夏季保育と称して何日か通園することになっているらしい。筆者の頃にはなかった、少なくとも筆者の記憶にはなく、妻も行ったことはないそうである。3日間の夏季保育の締めがこの盆踊りなのだが、今のお父さんというのはマメである。平日にも関わらず結構な人数のお父さんがいたのには驚いた。筆者はたまたま平日休みの仕事で、今日も自分の休みに当たったから来ただけなのだが、休みをとった、半休をとったといってはせっせと我が子の「晴れ姿」(?)を収めようとビデオを回している。筆者の父親の時代にはとても考えられなかったし、筆者も子供ながら父親にそんなことまで期待はしなかったような気がする。少子化の時代、子は宝だし、筆者自身も甘い父親であることは自覚はしているが・・・なにか考えさせられるシーンではあった。

その「我が宝」は典型的な内弁慶。全く踊らず、参加せず、挙句の果ては母親にベッタリはりついて動かない。ようやく母親の手を引いて動き出したと思えば、公園の遊具で遊ぶといって聞かない。集団生活をハナから無視したその言動に笑えるやら呆れるやら、ウーン、教育を間違えたか、先が思いやられる・・・。

夜はテレビでナイター観戦、先日書いた「風」をいささか感じた一戦だった。今日のヒーローは無論高橋由伸だが、あえてもう1人挙げれば李承燁ではないか。3点とられた直後の反撃の一発はチームを勇気づけたし、7回のだめ押しの一点も李が見事に送りバントを決めてくれた賜物であり、不振を極めている李が活躍したということが大きい。相変わらず上原様におでまし願わないと勝ちきれない難点はあるが、いつの間にか8月も後半。ここまで来たら上原にも覚悟を決めてもらうしかない。

昨日もホリンズ、キムタクという伏兵の活躍で試合をモノにした。ペナントの行方がもはや3強のチキンレースの様相を呈している今、こういう試合を続けて行けばチームに勢いがつく。そして、明日からのカープとの「お礼参り」3連戦、パウエル、金刃はわかるが、もう1人先発が足らない。ファームから久保あたりを呼び寄せるか、とにかく2勝1敗は最低義務に過ぎないぜ!

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2007年8月17日 (金)

いつ、誰に風が吹くのか?

いやはやシンドイ試合が続く、広島、ヤクルト相手の6連戦、5勝1敗の貯金シリーズと踏んでいたら、とんでもない目にあっている。なんと言っても阿部をただ一人の例外とした30過ぎのロートル集団の野手陣がすっかり夏バテしてしまっているのが大きい。一時は抜け出した感もあったジャイアンツなのに、例によって中日に叩かれてすっかりまた、おかしくなってしまった。

筆者がブツブツ言いながらも首位戦線に食らいついているのだから、頑張っているとは思うが、今年のジャイアンツにどうしても筆者が疑心暗鬼になってしまうのは、まだ「風」を一度も感じたことがないからだ。

風、毎年優勝するチームには必ず特有の風が吹く。信じられないような逆転劇で勝ちを拾ったり、全く予期せぬ選手が活躍したりという現象が起こるのだ。

例えば昨日のカープ戦、3点ビハインドの9回表、先頭の阿部がなんと振り逃げで出塁したあと清水がすかさずヒットで続いた。無死12塁、筆者はこれは試金石だと思ってラジオを聞いていた、ジャイアンツに風が吹いているならこれは必ずひっくり返せると。

しかし、続く木村がランナーを進めることもできずに、代打大道は筆者の恐れた通りにあっさり内野コ゚ロを転がしてゲッツー、結局なにも起こらなかった。逆に初戦のように勝てる試合をたびたび落としており、とても優勝チームの風どころの騒ぎではない。だいたい、この大事な時期に最下位相手に3タテをくらうこと自体、既に優勝チームのやることではない。

じゃあ、風はどこに吹いているのか。一時は完全に死んだと思われながらも脅威的な追い込みを見せるタイガースか、しかし死のロード中のオアシスともいうべき京セラドーム大阪での試合で初戦をあんないい形で取りながら、結局中日に2連敗してしまうところはまだまだ。

となると自力に勝るとされる昨年の覇者中日か、確かに相手のベンチのアホさ加減のたまものとは言え、あの堂上兄のサヨナラホームランからなんか乗ってきた感はある。前述のように阪神の挑戦も凌ぎ切り、今日は横浜に押されまくられながらも結局はサヨナラ勝ちだ。この試合も9回表の横浜ベンチの不思議な采配が試合の流れを決めた感が強いが、相手が勝手にこけてくれるというのも、優勝チームの重要なファクターだ。このまま中日に走られてはもうジャイアンツも顔色がないかもしれない。

それでも今年からセリーグにもクライマックスシリーズが導入されているのは周知の事実、はっきり言って筆者は横浜はないと思っているから、ジャイアンツがその出場を逃すことはまぁないだろう。でも昨年までのパリーグのクライマックスシリーズと今年のそれが全く違うのが、「シーズン一位はクライマックスシリーズの結果如何に関わらず、その年のリーク゜優勝チームとして記録される」ことだ。優勝チームが日本シリーズに出られない矛盾を言っても仕方がない、クライマックスを入れると決めた以上、そんな矛盾は飲み込むしかないからだ。

シーズン優勝と日本一とどっちが価値があるかと言ったら、筆者は文句なく前者だと思う。短期決戦はプロ同士、勢いで押し切れる可能性があるが、長丁場の通常シーズンは少なくともその1年の力の優劣がはっきり現れるものではないだろうか。

「奪回」を掲げてスタートした今年のジャイアンツ。まずは堂々とシーズン優勝を勝ち取らなければ、奪回の名には値しないと思う。夏休み、優勝争いをしているにも関わらず視聴率どころか、地上波の電波にすらのらず、球場には空席の目立つ現状。ジャイアンツファンというのは本当に少なくなってしまったのだと、実感せざるを得ない。長く厳しい道のりだとは思うが、今年の優勝こそ再スタートの一歩にしなければ。そこに妥協はできない、まだドラゴンズに完全に風が吹いているとは思えない、熱い夏はまだまだこれからだ。

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2007年8月11日 (土)

毎日、ご苦労様

いやはや連日の死闘、お疲れ様としか言い様がない。しかし、ここ数年、この時期にはもうすっかりジ・エンドモードで寂しい戦いを繰り広げていたことを思えば、プロとしては幸せと思わなくてはならない。

言うまでもなく、今のジャイアンツの生命線は豊田ー上原の「勝利の方程式」。今日の試合も2人は鮮やかに中日の反撃を封じて見せた。だが、この2人が明らかにオーパーワークになっているのが気にかかる。この2人の代わりは絶対にいないだけに、頭の痛いところである。

現状、この2人を使わない為には「負けるしかない」というのが実情だ。勝ちゲームで彼らを休ませる方法は2つしかない、大量得点で勝つか、先発投手に頑張ってもらうか。しかし残念ながら、そのどちらも今のジャイアンツには期待できそうにないのがつらい。

今日の試合なんて、途中まで内海が完投してくれるとばかり思っていたのに、突如として崩れてしまい、結局お2人においで願わなければならなくなってしまった。昨日は貧打とベンチの不可思議な作戦、采配のおかげで2人とも2イニングずつしっかり投げさせられる羽目になってしまった。JFKなんてもう3年近く、無茶使いされながらなんとかもっているのだから、我がTUコンビもなんとか頑張ってほしいのだが、豊田はもう36歳だし、上原はそれよりは若いとはいえ、初のリリーフ経験の上になんと言っても故障持ちだからねぇ。

頼みの強力打線もすっかり夏バテ気味、小笠原と李の不振が痛いし、高橋由もだいぶ疲れている。二岡は足のケガで今日はお休み、明日も出場は微妙とか、元気なのは清水、大道の脇役くらいか。大量点で投手を援護とはなかなかいきそうにない。

その上、明日、あさって先発予定のパウエル、福田がこれまた超不安定ときている。パウエルはここ2試合をみる限り、やっぱり見切り発車だったのかな?福田は見ているだけでドッと疲れる、あんだけ滅茶苦茶だと確かに敵も的が絞れないのかもしれないが、それにしても・・・。もちろん敵が当面のライバル中日だけにまぁ少し負けてもいいかとも言えず、厳しいよなぁ。

先発ローテも決して楽じゃないから、なんとも言えないが、帰ってきた夏男、タフマン門倉はリリーフで使ったほうがよかったんじゃないかなぁ。姜と吉武の調子が一向に上がってこないのも誤算だよな、2人ともキャンプがピークであとはてんで駄目って言うのはどうなってるんだい?

上原、豊田ほどのピッチャーがゴロゴロしてりゃ苦労はいらないにしても、今のままだと本当にしんどいよなぁ。林、金刃の若い2人がリフレッシュして帰ってくるのを待つしかないか、会田、久保、野間口・・・あ~あ、なんか死んだ子を数えるような雰囲気になってしまった、とにかく首位だ、気合入れて行くぞ~!(なんかヤケ気味)。

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2007年8月 9日 (木)

とりつくシマなし?

選挙に大勝しながら雲隠れして、なんとも世間をドッチラケさせた小沢一郎民主党代表だが、戻ってきた直後のあの仏頂面はなんだったのだろう?勝って兜の緒を締めよという警告だったのか、勝って倣岸の地金が出たのか、それとも体調が悪かったのか、たぶん全部だったのだろう。政権から滑り落ちてからはや13年、その間、懸命の仕掛けを続けながらも、ことごとく自民党の厚い壁にはね返され続け「常敗の政治家」と揶揄されるに至った小沢についにおそらく最後の機会が訪れた。

それにしても、神様というのは意気なはからいをなさるものだ。参院で与野党が完全に逆転し、ガチンコにならざるを得なくなった国会に最初に用意した懸案がなんとあの「テロ特措法」とは・・・民主にとっては永年のアキレス腱である安全保障問題をズバリと提示してきたのである。もし、これに民主が国民がなるほどという対応ができれば、もはや政権交代への流れは止めようもなくなるだろうし、例によってモタモタと内部でもめていれば、国民の支持はあっという間に逃げて行き、小沢は政治家として葬り去られることになる。待ったなし、いきなり正念場なのである。

当然、そんなことは小沢は十分承知だろうが、それにしても小沢一郎、意気軒昂である。今日は民主党本部に倣岸さでは小沢も裸足で逃げ出さなければならない大倣岸国家アメリカの駐日大使がもみ手をしながら参上した。既に特措法延長反対を明言する小沢のご機嫌伺いに現れたわけだが、記者団の前でこれに応対した小沢は

「アメリカの都合で始めた戦争に加担する義理はない。」

と一蹴したのは、いささか痛快だった。それに先立つ民主党両院議員総会では

「自民党と裏で妥協はしない、正々堂々、議会の中で議論する。」

とこれまた来るなら来いの構えを見せた。いよいよ戦いの火蓋は切られた感が強い。

むろん、どこまで本気なのかという声はある。あの湾岸戦争の時に、渋る海部首相の尻を叩き続けた小沢が日米関係を決定的に悪くすることが目に見えている延長否決を本当にするのか、党内では早くもあのぬえ集団、前原一派も蠢き出している。

しかし、この機会に自衛隊が、インド洋でひいてはイラクで本当になにをしているのか、きちんと国民の前に、説明してさらすことは決して悪いことではないし、むしろ今までまともな説明を拒み続けてきた政府の対応の方こそ、問題だったと言うべきだろう。本音は今まで通り、ドカンと強行採決でやりすごしたいのだろうが、もはやそれもできかねる。政府は丁寧な説明が求められるし、平和の党を自称する与党の一角、公明党にもよく吟味してもらいたいものである。

どのタイミングで、どのような形で小沢が妥協するのか、焦点はそこだと思われているようだが、案外小沢は本気で反対で突っ走って行くつもりなのではないか。

「今まで反対していたものに急に賛成できるわけがない。」

小沢はそう言い続けているが、これがキーワードのような気がする。なんだかんだ言って政府はことがことだけに従来の説明から大きく踏み出すことができないのではないか。小沢は権謀術数の人と思われているが、実は驚くべきほど融通のきかない原理主義者で、その姿勢の硬直さで結局敗北を喫してきたというのが彼の自民離党後の歴史である。そして今回も、本当に基本的に妥協しないで安倍内閣を追い込んで行くつもりではないのか。小沢は既に先の国会で廃案となったイラク支援法廃止法案の再提出まで示唆しているし、

「安倍は共和党としか話ができんのだろうが、共和党だけがアメリカじゃない。」

とまでうそぶく小沢側近までいるという。参院の議院運営委員長に西岡武夫を持ってきたのもその感を強くする。まぁ数少ない小沢の側近ということもあるが、西岡という人も頑固一徹、容易な妥協が大嫌いで、いろんなところで喧嘩して歩いていばらの政治生活を送ってきた人だ。この人を議会運営の長に持ってきた以上、話は簡単ではなくなったような気がする。

とにかく、まずは「ちゃんと議論する国会」を見てみたい。小沢さん、頼みましたよ!

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2007年8月 8日 (水)

ドリフは不滅

少し前の話になるが、なにげなくテレビをつけたらドリフターズのコントが目に飛び込んできてびっくりした。我らがドリフのリーダー、長さんこといかりや長介さんが亡くなってはや、3年以上の月日が経ってしまった。当然、新作のはずもなかったが、今時ドリフとはなにごとと、少し見ていたらやっぱり笑える。子供を風呂に入れる時間となり、慌ててビデオに録って、あとで見たらやっぱり笑えた。

見終わってわかったのは、7月7日に「ドリフ大爆笑30周年」と銘打ったDVDが発売されることになり、要はその宣伝番組だったらしい。

前期から中期にかけてのドリフの代表作が「8時だよ、全員集合!」なら中期から後期にかけてはこの「ドリフ大爆笑」である。全員集合終了後、事実上、別々の道を歩みだしたドリフがとにもかくにも、グループとして持っていた唯一の番組が大爆笑だった。

筆者は生粋のドリフっ子、ドリフ世代である。子供の頃からいい大人になるまで、ドリフを見続け、そして笑わせてもらった。2作出ている全員集合のDVDはもちろん、すぐさま買い求め、腹を抱えて笑った、そしてついに今回、大爆笑である。

大爆笑は76年にスタートし、98年に事実上終了している。その後、総集編のようなものは何回か放送されたが、長さんが亡くなるまで、ついに新作が作られることはなかった。ドリフのメンバー内の確執、特に長さんと志村けんとのそれは子供だった筆者達の目にさえ明らかだった。全員集合では辛うじて保たれていたグループとしての活動も、終了後は全くといっていいほどなくなり、大爆笑という1つの番組を作っていても「いかりや組」と「志村組」と明白なほどに分かれ、長さんと志村の絡みは皆無となり、大爆笑名物の「もしもコーナー」も自然消滅、当然番組のパワーも落ち、筆者などは「小爆笑」なとど揶揄していたが、それでも最後まで、やるたびに録って、楽しみに見ていたのだから、筆者はどうしてもドリフを卒業できなかったのである。

長さんと志村はともにつっこみ型の芸人で一緒にやることが無理だったという評はよく聞いたが、あくまで素人の見方だが、筆者のみる限り、志村が組んでもっとも面白かったのは他ならぬ長さんで、あの2人のコンビは本当に笑えた。志村が今だに演じているバカ殿の始まりは大爆笑であり、家老役の長さんとの呼吸は抜群だった。それが関係悪化に伴って家老役が仲本工事になって面白さは半減、やがて別番組として独立するに至る。前記、もしもコーナーだって志村の狂気ともいえるボケを受け止め、ひたすら困りまくる常人を演じる長さんはとにかく笑えた。しかしこの名コンビはついに復活しないままに終わった、残念の一言である。

しかし、なんといい世の中になったのだろう、あの幻の名作を自宅で見られるのである。若き日の長さんが、志村がそして加トちゃんが画面狭しと踊る、そして見る者を紛れもない大爆笑の世界にいざなってくれる。

更に驚いたのはたまたま一緒に見ていた、今年3歳になる筆者の長男がわかっているのか、いないのかゲラゲラ大笑いしてるのである。そしてその後、ことある毎に

「ねぇパパ、またあの面白いの見ようよ。」

とせがむのである。ドリフのト゜の字も知らない幼児の心をガッチリつかむとは、まさにドリフ恐るべし。そしてドリフはやはり永遠に不滅なのである!

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2007年8月 2日 (木)

Too little too late

久しぶりに海部俊樹を見た、この人の議員としての経歴にはことごとく「昭和生まれ初の」が付く。かつては政治家としての若さを武器にしていた海部も今年、齢76、老いたの一言である。この10年程、もう政治家としてもほとんど顧みられない存在に成り果てているが、やせても枯れても首相経験者ということで昨日、安倍の選挙結果報告を受けることとなった。その顛末はまぁどうでもいいのだが、その翌日に赤城の更迭騒動を見て、タイトルの言葉を思い出したというわけだ。

いうまでもなく、上の言葉は勃発した湾岸戦争への対応に右往左往した挙句、国際世論から当時の海部首相が浴びせられたもの、この時、腰の定まらない海部の尻を懸命に叩いていた自民党幹事長が小沢一郎だったというのも昔日の感を深くせざるを得ない。

安倍という人の感性の鈍さはもはや敵ながら、危機感を感じる。筆者は別に安倍内閣を倒したいのではなく、自民党(自公連立)政権を駆逐したいと思っているので、安倍の去就そのものには正直、あまり関心はない。むしろ安倍が居座ってくれた方が都合がいいくらいなのだが、それにしても、こんな不感症みたいな人物を首相に戴いていて我が国は本当に大丈夫なのかと心配になってくる。

辞表を出したのか、クビにされたのかはよくわからんが、今日、この日に赤城を追放したところでなんの意味があるのか、どうせクビにするならもっと早くすべきだったのは明らかであり、また赤城1人をやめさせたくらいで、今更反転攻勢のきっかけになるとでも思っているのか、もちろんこのまま9月まで居座らせるようはマシかもしれないが、まさにトゥリトル、トゥレイトではないか。

前任者が現職大臣のまま、自殺するという異常事態の中で後任者に同じ問題を抱えた人間を平然と据える度胸の良さは大したものと言えなくもないが、それがどのような結末を迎えるのかが予期できないというのは、かなり問題だろう。

つまらんことを聞くようだが、赤城の後任はどうするつもりなのだろう?9月の人事まで自分か他の閣僚の兼任でお茶を濁すのか、トップ2人が立て続けに交代して農水省の混乱は極まっているはずで、何かと言うと

「国政の混乱を避ける為。」

となにやら偉そうに言っていることと矛盾してないか。正式な後任を発令するなら、いっそそのまま人事をしてしまった方がいいと思うのだが・・・まぁ筆者が心配してやることじゃないか。

結局は「安倍続投」という基礎数式そのものが間違っている以上、あとはそこにどんな数字や式を入れたって正解なんて出てくるわけがないということなのだ。人心一新も結構だが、小泉、安倍政権下で冷遇されてきた大物を取り込んだとしても、安倍に使いこなせるのかいという疑問もある。民意を無視した報いは結局安倍と自民党に降りかかる事になる、その日が今から楽しみだ。

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