« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »

2007年10月

2007年10月22日 (月)

あっという間に・・・

しばらく更新できない間に、セリーグの第二ステージはあっという間に幕を閉じてしまった。しかし、なんにもない屁みたいな3戦でしたな。怒る気にもならないような完敗の連続、むしろ相手の中日に申し訳ないくらいの情けない敗退でした。

ウッズというのは確かに相手の4番打者かもしれないが、成績から見てもあそこまでビビって逃げ回るような選手かね、挙げ句の果てにドカンだ。更に8番打者にああもいいように打たれたら勝負にならんよね。リーグチャンピオンとしての誇りも意地も全く感じられない、ただただ恥しいばかりの試合の連続。選手、首脳陣、関係者に成り代わって本当に深くお詫び申し上げます。

とにかく、今年は野球はこれで終わり。北京五輪の予選はあるが、他はもう勝手にやっててくれの一言、なんの興味もありませんなぁ。ジャイアンツは来年に向けて、どうチームを編成し直すか、ラミレス獲得なんて報道もあったが、まぁ止めときなさい。打たないよ、絶対に、来年は。でも野手の層の薄さはすぐにはなんともならんからね・・・、この間の高校生ドラフトを見ても、まだ投手を補強しようとしている感覚のズレは厳しいよね。それとも本当に素材がいないのかね、セカンドとセンターに穴があいているチームなんて本来強いわげないからな。

とりあえず、今日は更新したということで・・・また改めて。とにかく力はいらんわ、ハ~ァ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年10月14日 (日)

運動会

体育の日が10月10日からハーピーマンデーに伴い10月の第1月曜に移動してからどのくらい経つだろうか。日付は固定されなくなったが、季節もよく、この時期に運動会、体育祭と称される行事が集中することは、今も変わりはない。高校を卒業して以来、ウン十年、その手の行事とは無縁だった筆者が、幼稚園に通う息子の保護者として、実に久しぶりに「運動会」なる行事に関わった。

会場として近くの小学校のグラウンドを借りる都合もあってか、体育の日とは少しずれた日程となり、2週続けてかきいれ時の土曜を休まざるを得なくなってしまったが、同じような年頃の子供を抱えている親近感もあってか、上司が快く許してくれたのは有り難かった。

当方のジジババ達は体調不良や他の孫の行事と重なってしまって、両方不参であったが、会場は6人の保護者の熱気でムンムン、シャッターチャンス、カメラチャンスを逃すまいと、いい観覧席を確保しようと徹夜組も出る騒ぎだったらしいが、こちらはとても付いていけない。もちろん、ビデオもカメラも撮ったが、特に子供の姿を納めるのに支障を感じることはなく、まぁご苦労さまとしか言い様がない。

天気は快晴とはいかなかったが、雨の心配はない。家やジジババの前では、大暴れだが、外に出たとたんに大人しくなる典型的な内弁慶ぶりを先日の盆踊り大会で遺憾なく披露してくれた我が息子。今回もどうなることか思って見ていたが、全く参加する意思が見えなかった前回よりはマシだったかなぁ(笑)。最初の準備体操はなんかやっていたし、次の徒競走も一応走っていた。が全力で走っていないのが明白で、闘争本能ないんかいな(笑)?

その次の出番は筆者がずっと憂鬱だった親子リレー。体育が大の苦手だった当方にとって、この手の企画は非常に迷惑なのだが、子供と手をつないでちと走り、子供のハイハイを見守って、最後背負ってまた、少し走る程度のことで助かった。そこでも子供はマットの上のハイハイは全くノンビリ、もっともクラス対抗だったこの企画、息子のクラスは対抗馬に比べて全体的に先生も含めてノンビリムードのように見受けられ、「類は友を呼ぶ」という故事を思い起こさせていただいた。

最後の登場ではアンパンマンの歌にあわせて、なにやら踊っていたが、先生の横で数テンポ遅れながらもなんとか参加していた。相変わらず、友達と交わる意思を見せず、「孤高の人」を貫いているその姿勢には、不安を感じたが、まぁそれなりに成長はしてくれているらしいとは感じさせてもらった。

それにしても、我が子のこともそうだが、子供ってこうやって成長して行くんだなということを改めて実感させてもらった1日だった。最初の園児入場が年長、年中、年少の順で入ってくるのだが、このコントラストが1年、2年という月日がこのくらいの子供達にとってどんなに大きな時間なのかということをこの目で見せてもらった気がした。プログラムにOB、OGに当たる小学校1、2年生の競技、更には来年、年少に上がる対象の子供の競技も含まれていたから、余計その感を深くしたし、圧巻だったのは、筆者の見た最後のプログラムになった年長組の鼓笛隊。指揮役の女の子は凛々しかったし、息子とわずか2歳しか離れていないはずの子供達がここまでやれるのかと、正直感動を覚えた。来年、自分の子供がどこまで変わっているか、楽しみにしたいと思ったものである。有意義なひと時だった。

話変わって、プロ野球のCSシリーズはセが第1ステージ、パが第2ステージがそれぞれ今日からスタート。予想通り、中日と日本ハムが初戦をとった。セはシーズン開幕直前直前に今年の阪神はしんどいだろうな、と予感したことを思い出す結果だった。下柳はいい投手かもしれないが、チームの柱、軸となる投手ではないだろう。井川の穴がそう簡単に埋まっては困るのだが、先発投手陣の層の薄さを改めて露呈した形だ。パはノムさんがダルビッシュが打てないから日ハム有利と言っていたが、ひょっとしたら今や日本ナンバーワン投手の彼を打てないことはたぶんバレンタインは折り込み済み。大事な初戦かもしれないが、いわば今日は捨てゲーム、明日からは中6日で全く無理せずに3本柱が行ける。日ハムはヒルマンが今日ダルビッシュを完投させたことを後悔することにならなければいいのだが・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月11日 (木)

王さん、もう引き時ですよ

パリーグの第1ステージは、千葉ロッテマリーンズが順当に勝ち上がって、北海道日本ハムファイターズとの第2ステージに駒を進めた。第2戦をテレビで見ていたが、あまりの小林宏の乱調に呆れて、すぐに消してしまった。これはホークスに勢いをつけたなと思っていたが、成瀬を温存していたバレンタイン監督は全く動じなかった。福岡ソフトバンクホークスにしてみると3点を先制しながら、エース斎藤が踏ん張れずに落とした第1戦が痛恨であった。

一昨日、パのCS覇者をロッテと予想したが、実はレギュラーシーズンの本命もロッテだった。昨年はエース渡辺俊のあまりの不出来と貧打に泣いたが、ソフトバンクからズレータを迎えて打線が強化され、逆に主力打者2人の抜けた日ハムの苦戦が目に見えていたからだ。ところがズレータが思ったより働かず、日ハムが小笠原、新庄の穴をものともせずに勝ちまくったことから、筆者の予想は外れてしまった。

それでも、CSロッテ勝利を予想するのは、分厚い投手陣を評価しているのと、監督のモチベーションの差だ。早々に留任の決まっているバレンタインと退任が決まっているヒルマンの差が出るような気がしている。

それにしても、ソフトバンクは唯一、4年連続プレーオフに進出しながら、とうとう今年も勝てなかった。1、1、2、3とレギュラーシーズンの順位も下降気味なのもつらい。毎年のように主力がFA等で抜けていきながらも、優勝争いを続けるチーム力を維持しているそのことには素直に敬服するし、どこかのチームの首脳に爪のアカでも煎じて飲ませたいくらいだが、1つの転換期に差しかかった感はある。

王監督の今年にかける意気込みは相当なものだったろう、昨年の病気療養による離脱は責任感の強い王監督には耐えがたい屈辱だったに違いない。いくら主力を抜かれてもじっと我慢の子だったのに、昨オフは早々にジャイアンツから小久保を取り戻したあたりにそれが感じられた。戦力的にはホークスがナンバー1だったのではないか、それでも優勝できず、CSも第1ステージ敗退、これは申し訳ないが、王さんに原因があるのではないだろうか。

先ほど書いた監督のモチベーション、勝ちたいという執念はあるのだろうが、残念ながら王さんの体力がそれに追いついていないように見受けられてならない。残念ながら、今の王さんには戦う集団のトップにふさわしいだけの気力も体力もないのではないか。今年、画面で見る王さんは覇気がなく、そして明らかにしんどそうに見えた。世界の王も67歳、まして昨年の大病である。

筆者がそういう目で見るからそう見えるのかもしれないが、しかし試合中に点滴うけることも実際にあったというからさもありなんとしか思えない。筆者がその感を強くしたのが、CSの第1戦、アグレッシブに動くバレンタインに王さんは完全に翻弄されていた。はっきり言って初戦の勝敗を分けたのは監督の差だったと思う、ただしこれは能力という意味ではないので誤解のないように願いたい。

それでも王さんは続投に意欲を燃やし、オーナーもそれを望んでいるようなコメントだった。思い残すことは一杯あるのかもしれないが、ご自分の為、そしてチームの為、そろそろ引き時ではないだろうか。兼任しているGMとしてホークスの為に力を尽くす道もあるはずである。

王さんがホークスの監督になって13年目、ただでさえ少し長すぎるのではないか、その上お世辞にも健康体とは言えない現実。ノムさんは先日、グラウンドで死ねれば本望と言っていた、王さんも同じ思いなのだろうが、その言葉をほぼ実践してしまった仰木さんの悲しい実例もある。

王さんには是非、決断してほしい。14年目のシーズンを監督として迎えることが、王さん自身にもホークスというチームにも明るい結果をもたらすとはどうしても筆者には思えない。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年10月 9日 (火)

久々に旅行に行ってきました

最初に全然関係ないことを書くが、国会で与党の質問というのは本当に必要なのだろうか?議会である以上、与党に発言権のないなどというアンフェアが許されるわけがないという理屈はわかるが、今日の衆院予算委員会の中継を見る限り、時間と金の無駄としか言いようがない。今日の国会は長妻昭が登場した3時半から5時までの1時間半の価値しかなかったと言って全く差し支えない。野党の質問時間を奪うだけの時間稼ぎ質問だったら、即刻止めてもらいたい。

先週の水曜から1週間夏休み(交替制の筆者の会社ではいつ取得しても『夏休み』という)をいただき、本日が憂鬱な最終日なのだが、この3連休で家族旅行に行って来た。平日休みが基本の筆者にとって、こんなトップシーズンの旅行はほとんど経験がなかったのだが、子供が幼稚園なんぞに行き始めたり、まだ現役の親と休みを合わせるとこうなってしまうのだ。

母親の誕生祝いを兼ねた今回の旅行の目的地は茨城県にある「五浦観光ホテル 別館大観荘」。以前、何度か予約を試みたが縁なく、いずれも満室であったのでいずれは行きたいと思っていたのだが、母親の希望もあり、今回はかなり早めに予約をとっておいた。

一泊二食付き大人1人23000円は平日の安価な旅に慣れた筆者には驚きだったが、実際の相場としてはどうなのだろうか?

松田忠徳さんが火付け役となった温泉の湯質騒動以降、循環風呂だけはご勘弁願いたいというのが筆者のスタンスなのだが、大観荘は2つある露天「大観の湯」は源泉掛け流し。男女が時間で入れ替わるそれは海を見下ろせる絶好のロケーション、特に片方は遮蔽物なしに海が見えるが、筆者が入った時は残念ながら曇っていた。温度は浴槽によって異なるのでお好みの温度で楽しめるのではないか。

他の大浴場、更には本館の風呂も楽しめるのだが、上記の理由で筆者は入っていない。ただ海辺の露天は結構風が強く、身体を洗うのがちと寒かったので、身体だけを洗いに地下の大浴場に行ったが雰囲気は悪くない。大観の湯の横には足湯、筆者は浸からなかったが一緒に行った弟は熱いと一言、他に貸切露天が2つあり、これは掛け流し、30分2100円は人によって評価が分かれるだろう、筆者は一顧だにしなかった。大観の湯で充分満足できたからだ。

食事は筆者と妻は満足できた、量も味もよかったと思うのだが、母親と弟は不満だったらしい。父親は可もなく、不可もなくといった感じ。ただ期待していた程、海の幸を満喫できなかったのは確か、一番よかったのが初日の牛のサイコロステーキというのもね・・・。3歳になり、生意気にも我々の半額の料金がかかることになった息子は卵アレルギーなのだが、それには真摯に対応してもらった。ビーフシチュー、ホタテのソテーなどなかなかのものが出たが、息子には食べ付けないものも多く、その多くが親である筆者達の胃袋に納まったのはラッキー(?)であった。どちらにしても食事は11月の名物アンコウ鍋の解禁を待った方が無難かもしれない。ちなみに朝食はいけた、バイキングではなく、和食膳でワカメご飯は普段は朝飯など見るのもいやという筆者が思わずおかわりしてしまった

施設は普通、接客も普通、特に気になることもない。ただ海辺の宿だけにロケーションは最高、筆者達は最上階の部屋だったこともあるが、晴天時の景色は絶景。日の出、日の入りを間近に見られたことには感動した。

その他観光スポットとしては、とにかく美術、絵画にはゆかりのものが多く、その手の物に興味がある人は飽きないのではないか、袋田の滝は往復3時間はみなければならないので、計画をしっかり立てた方がいい、幼児、赤子連れにはちょっときつかった。

海の幸を満喫したいなら周囲の大津漁港のレストランはお勧めかも。

ともあれ、温泉大好き、旅大好きながら、結婚し、子供が出来てからはとんと縁遠くなってしまった趣味を久々に満喫した休暇でございました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

さぁ「祭り」の始まりだ

なんとも摩訶不思議なシステムだった、というより理不尽と言った方がいいかもしれない。140試合以上のペナントレースがその後行われる数試合の単なる「予選」に過ぎないという、2004年からパリーグが導入した「プレーオフ」制度のことである。パリーグが不入りに悩んでいたのは今に始まった話ではないが、とうとう頭がおかしくなったかと思った。

ところがこれが当たった、球場は鈴なり、パリーグが地域密着の政策を打ち出していたこともマッチして、まさに大ヒット商品となったのだ。それから4年、パリーグばかりにおいしい思いはさせない、その上、プレーオフ導入後の日本シリーズが勝ち抜きで勢いのついたパ優勝チームの圧勝が続いていることも背景にある。ついにセも今年から導入、名前も「クライマックスシリーズ」と銘打たれ、プロ野球界の新しい売り物となったのである。

だが、最初に理不尽と書いた通り、このシステム、根本的な欠陥がある。ペナントレースってなんなのという疑問である。今年で言えば144試合を営々と戦った結果がその後の最大でもわずか8試合の結果で覆されるのだ。プロ同士の短期決戦ならどんなことでもありうる。ペナントレースでも首位が最下位に3タテを喰うなんてことは決してめずらしいことではない、勢いがすべてを超越してしまうことは十分ありえるのだ。

先行導入したパもこれには苦悩した跡はある。最初の2年は2位に5ゲーム差以上つけたら、1位チームが登場する第2ステージでは1勝のアドバンテージが与えられることになっていたが、これがまた図ったように4.5ゲーム差しかつかず、ノーアドバンテージのまま戦われた第2ステージは共に3位チームを破って勢いに乗る2位チームが1位チームを撃破、そのままの勢いで日本シリーズも制してしまった。2年続けてバカをみたソフトバンクの王監督は

「4位チームを巻き込んでもいい、とにかく待つ時間をなくしてくれ。」

と悲痛は言葉を残している。さすがに気の毒になったか、昨年は1位通過なら自動的に1勝のアドバンテージということになったが、そうしたら今度はホークスは2位、西武を下して札幌に乗り込んだら、1勝されてたちまちカド番に追い込まれ次の日敗れて終わった。ただただホークスにはお気の毒としか申し上げようのない3年間だった。

「クライマックスシリーズ」導入に当たって、議論になったのもこの点だった。そしてセの主張が容れられ

「ペナントレース1位はその年のリーグ優勝として記録する。」

ことになった、つまり今年2007年度のセントラルリーグの優勝は読売ジャイアンツであり、パリーク゜の覇者は北海道日本ハムファイターズと既に決定しているのである。これには筆者は大きな拍手を贈りたい。

無論、異論はある。その後のクライマックスの結果次第では日本シリーズの覇者どころか対戦チームと両リーグ優勝チームが全くリンクしない可能性が出てくる。過去のパリーグの例を見るとむしろその可能性の方が高いと言わざるを得ず、これはいかがなものかということである。

だが、それはもう仕方がないだろう。レギュラーシーズンの最多勝利チームが優勝チームでその両リーグのトップが日本一の栄冠をかけて激突するという単純かつ明快なルールを捨ててしまった以上、どこかに矛盾が起こるのはもうどうしようもない。そこをつついて議論すれば、結局クラマックスそのものの存在意義にたどり着かざるを得ず、やると決めた以上、その矛盾がどこに行くかだけの問題なのだ。

とすれば、144試合の結果を軽視するパが行っていたプレーオフ制度は絶対にダメである、144試合の覇者はリーグ優勝チームとしてたたえられるべきなのである。

そして、その後のクライマックスは、長期戦のシーズンとは別の短期決戦にかけるプロの醍醐味を味わう、全くの別物、まさに「お祭り」で、その出場権をレギュラーシーズン1位から3位まで計6チームが得ると解釈すべきだ。その結実が日本シリーズ制覇であり、残念ながら日本シリーズの覇者イコール「日本一」という時代は終わったということなのだ。

いやそれはおかしいとあくまで、言い張られると、もうじゃクライマックスなんて止めたらということになる。この導入ははっきり言って日本プロ野球機構の勝手なのだから。しかし、あの盛り上がりを現実に目の当たりにしたら、止めちゃうなんて選択肢はないだろう、ファンの楽しみを奪い、みすみすおいしい興行を逃すなんていうことが起これば、それはむしろ「罪」である。

お祭りといってもオールスターと違い、まさに真剣勝負。その勝者には当然大いなる賞賛が与えられるべきだと思う。しかしシーズンの覇者とそれは全く別物であるという認識はキチンと持つべきではないだろうか。それは優劣がつけられるべきではなく、どうしても優劣をつけなくてはならないのなら、筆者は文句なく「シーズン覇者」にその軍配を挙げたい。まぁ一番いいのはシーズン覇者のどちらかが、シリーズ覇者になってくれることなのだが。

ということで今日から始まったクライマックス、そのプロの技と力の激突を思う存分堪能したいものだ、ちなみに筆者の予想はセはもちろんジャイアンツ(笑)、パは今日勝ったら言うわけではないが千葉ロッテマリーンズと見ているが、さて?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月 5日 (金)

ノムさんって凄くない?

政界の人材払底もかなり深刻だが、我が日本プロ野球界もご同様らしい。気がつけば、まぁ1人は今季限りで退任するようだが、それでもいつの間にか1/3のチームの監督が外国人であり、他にもおんとし72歳のお爺さんや67歳の病み上がりの人が指揮をとっている。

もともと監督候補として名の挙がる人というのは限られていた、上田利治、古葉竹識、広岡達朗、森祇晶といった面々だが、彼らがみんな年をとり、もう現場指揮官としての復帰が見込めなくなると、次の世代が現五輪監督の星野仙一くらいしかおらず、その更に下となると、一層厳しくなる。今日退任が正式に決まった伊東勤はいきなり初年度に日本一に輝いたものの、以降は優勝に手が届かず、結局4年しか持たなかったし、古田敦也も鳴り物入りでプレーイングマネージャーとして登場したものの2年で退任、その他堀内恒夫、山田久志、牛島和彦、田尾安志、伊原茂樹、石毛宏典、達川光男・・・それぞれ事情は違うにしても、なんと短命な新監督が多いことか、能力、鍛錬不足の面々ばかりになったのか、それとも世知辛い世の中に経営者もファンも我慢が足りなくなったのか?

改めて言うまでもないが、プロ野球チームにとって監督の存在は大きい。いい選手さえいれば、監督なんてどうでもいいという人もいて、かつて板東英二がV9監督川上哲治を評して、ONがいりゃ俺だって勝てる、ただ運のよかった人などとほざいていたが、この男本当にプロ野球選手だったのかと、呆れた思い出がある。少なくとも板東が監督でV9が達成されることはなかったことは間違いないし、どんな戦力を持たせたってダメな奴はダメというのは長嶋茂雄が見事に実証してくれた。逆にチームというものは監督のやりよう、工夫によっていくらでも変えられる可能性がある、そのことを実感させてくれたのは最近では2005年の仰木彬、牛島和彦両監督だった。

古田が退任の記者会見で理由の1つとして今まで経験したことのない最下位になったことを挙げているのを聞いて、筆者は少し驚いた。筆者の少年時代、ヤクルトと当時大洋と名乗っていた現横浜ベイスターズといえば万年Bクラス、最下位争いの常連だった。在京のセということで新人の人気も高く、毎年のように大物ルーキーを獲得しながら、一向に強くならない両チームを筆者は不思議な思いで眺めていたのだが、古田の時代のスワローズはそんな悲惨な歴史とは無縁のチームだったということだ。そのチームを作り上げたのは野村克也である。

筆者が度々感嘆する阪神タイガースのここ数年の強さ、このチームがダメ虎と蔑まれ、「監督留任がニュースになるのは阪神だけ」と揶揄されていたのはそんな古い話ではない。自身の在任時には結果を出せなかったが続く星野仙一、岡田彰布監督時代に花開く、その礎を築いたのは野村克也だった。

そして今年2007年、あのお荷物球団、ガラクタ市のようだった東北楽天ゴールデンイーグルスが創立3年目にして、なんと4位浮上した。監督は始めにお爺さんと書いた野村克也、その人である。

今更そんなことを言うなといわれそうだが、この人凄くない?本当に。筆者は自分が現実に見た監督の中で最高の名将は今は亡き仰木彬さんだと思っているが、ひょっとしたらこの人の方が上かもしれないと思い始めた。だってあの楽天を2年で4位にしたんだよ、信じられない。このチームは大阪近鉄バッファローズというチームが消滅した代わりに誕生したチームだが、近鉄を引き継いだわけでなく、オリックスと選手を分け合って誕生した。それもまず、オリックスがいいとこ取りをした残りのカスみたいな選手をかき集めて発足したのだ。1年目、田尾前監督の下でグッチャグチャの成績に終わったのは無理もない、だって普通ならプロにもういなかったかもしれないような選手がスタメンで出てるんだから、勝てるわけがない。

そんな中、田尾は1年で解任、人々は同情したが、代わって登場したのがノムさんだ。この時点で驚いたのは、阪神を3年連続最下位にした上に、夫人のスキャンダルが重なり、まさに石持て追われるように球界を去ったにも関わらず、また浮上した来たしぶとさ、その上その時点で70という年齢だったことだ。過去の実績は認めるにしても身体がもつんかいな、またあの楽天では得意のマジックも揮いようがないだろうというのか正直な気持ちであった。

ところが、確かに田中のマー君を引き当てるなどの補強もあったが、ノムさんがこの2年やって来たことは基本的に内部のやり繰りである。ジャイアンツのように欲しければ連れてくるなんて姿勢とはほど遠いことだ。それでチームを4位に引き上げたのだから、これはお見事としか言いようがない。だいたい、山崎武司が二冠王を獲るなんて誰が想像した?確かに彼は中日時代にも二冠を獲っているが、はっきり言ってそれがまぐれだったと言って差し支えない選手だよ。

ノムさんが開幕前、Aクラスに入れなかったら辞任すると言ったとき、筆者はせせら笑ったが、まぁ確かにAクラスには届かなかったにしても、この健闘は特筆モノ。続投するらしいが、これを公約違反などと目くじら立てる人はいまい。健康もどうやら心配なさそうで、この老指揮官の挑戦は来年も見ものである。

それにしても楽天に3年で立場を逆転されたオリックスはいい笑いものだろう。このチーム、仰木さんの不幸があったにしても、5年連続で監督が替わっている。清原のようなポンコツを大事にし、他球団に移った谷や中村紀に大活躍されている姿はほとんど漫画である。筆者に取材力と筆力があれば、あの一連の中村紀騒動はなんだったのか、是非ノンフィクションで一冊上梓したいくらい興味があるが、まぁこんなことをやっている限り救いはないだろう。放り出したくても今時買い手もなく、途方に暮れている宮内オーナーの顔が目に浮かんで、いい気味だと思うのは、いくらなんでも性格悪すぎ?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月 3日 (水)

感無量・・・

勝った、勝った、勝っちまったぜ~ぃ!諦めただの、情けないなどと、ほざいてた奴もいたが(俺だ、俺!)でも確かにジャイアンツは今日、優勝したのだ、イェ~ィ!

しかし、正直、なんで優勝できたのか、まだわからない部分がある。完全な力負けを思わせた対阪神の地元での3連敗、更にその後の神宮での無気力の戦い、繰り返しになるがあの第3戦、筆者が見た試合は本当にプロが金をとって見せる試合じゃなかった。

確かにその直後のカ-プ戦の9回に5点差を追いついて、サヨナラ勝ちし再浮上、カ-プを3タテして、さぁリベンジとばかりに甲子園に乗りこんだら、あっさり連敗、しかし要はそこからドラマが始まったのだ。

3戦目の大勝はあの時点では、戦い済んでのあだ花、阪神にとってはJFKのいい休養になる痛くもない敗戦に見えたが、そこからジャイアンツは今日まで7勝1敗、タイガ-スはそこから悪夢の8連敗、勝負はゲタを履くまでわからないということを実感させられる幕切れだった。

タイガ-スが自滅して行く中、ドラゴンズとの最後の3連戦、堂々とがっぷり四つに組んで勝ち越したのが事実上の勝因か、特に3戦目、いきなり4点のビハインドを背負いながらも全く動じずに鮮やかにひっくり返して見せたのには正直びっくりした。

加藤健、脇谷亮太、野間口貴彦といった中堅、若手がこの土壇場に来て、活躍してくれたのも嬉しい、特に野間口は完全に救世主と言っていい活躍だった。そして今日、試合を決めたのが清水隆行、今日は途中出場だったがこの人が6番、7番に座っている打線は頼もしかったなぁ。

思えばちょうど1年前、ジャイアンツはマジック1でド-ムに乗りこんで来た中日に対して、懸命な戦いを見せたが、延長戦で当時ストッパ-だった高橋尚がウッズに満塁本塁打を放たれ、力つき、落合監督の胴上げを見る羽目となってしまった。しかし、あの屈辱が今日の原点になったような気がする。

「奪回」を掲げてスタ-トした今年のジャイアンツ、その足取りは決して力強いものではなかったが、ここ4年のセリ-グをリ-ドして来た中日、阪神を向こうに回して、堂々勝ちぬいた事実は誇っていい。どうしても欲しかった優勝、1度は諦めたものの、間違いなく、2007年度セントラルリ-グ優勝チ-ムの欄に読売ジャイアンツの名が刻まれたのだ。感無量、その一言である。

この感激のシ-ンが地上波放送に乗らなかったという現実はつらい。だが、他局が早々に放送を打ちきる中で日テレのみが最後まで中継を続けてくれたのはやはり身内ならではだろう。3連敗してしまったものの、大激戦だった阪神戦、そして雌雄を決する最後の中日との3連戦、いずれも好ゲ-ムだったにも関わらず、視聴率は今1つだったと聞く、残念ながら今のジャイアンツは注目すらされないチ-ムになりつつあるのだ。

そういうものも含めて「奪回」への道のりは今、スタ-トしたばかりなのだ。次はクライマックスシリ-ズ、中日でも阪神でも相手にとって全く不足はない、パリ-クの例を見ても、待ちうけている方が不利なのも事実。それを乗り越えない限り、明日はない。リ-グ優勝にこそ、価値を見出すという気持ちに変わりはないけど、ここまで来たら、この先もやっはり勝ちたい!

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2007年10月 1日 (月)

おめでとう、二題

羽生善治が将棋界の第一人者に君臨してから、どのくらい経つだろうか。現在、もっとも権威があるとされる名人位は森内俊之の手にあり、彼が先日羽生に先んじて永世名人の資格を得たことは記憶に新しいし、またタイトル序列NO1とされる竜王位には23歳の若き強豪渡辺明がガッチリ握っている。にも関わらず羽生が今も将棋界をリードしているということに異論をはさむ向きはほとんどないだろう。

かつて将棋界にある七つのタイトルを独占し、空前の将棋ブーム、羽生プームを起こした当時と比べれば、数字だけを見たら劣っているかもしれないが、それが羽生の衰えとは全くイコールにはならない。羽生の姿を見ていると第一人者とはかくあるべきというものをまざまざと見せつけてくれる。羽生のすごさ、恐ろしさは「容易に土俵を割らない」ことであろう。

羽生は確かに一時期のような「常勝」ではなくなった。当たり前のように常にタイトル戦に出ているという状態ではない、羽生が挑戦者としてタイトル戦に出たのは2005年の名人戦が最後だからもう2年以上のブランクになる。

それでもその間、王位、王座、王将という三つのタイトルを守り続けてきた。むろん挑戦者を一蹴することも多いが、先制を許しても絶対にあっさりは負けない。カド番に追い込まれてもそこから踏ん張り、最後は勝つ。恐ろしいばかりの執念と粘り腰である。

こうなると逆に追い詰めてるはずの相手がプレッシャーを感じてしまう。この羽生の迫力と底力に今の将棋界でひるまずに立ち向かえるのは森内俊之と辛うじて谷川浩司の2人くらいではないか。本当ならここに佐藤康光の名前も加えなければならないのだが、佐藤の羽生コンプレックスは目を覆うばかりで、とても同世代の対等の実力者とは思えないほど対羽生はだらしない。対戦成績を見てもほぼダブルスコア、佐藤の奮起を期待したい。

話が逸れてしまったが、そこで先日まで行われていた王位戦である。挑戦者の深浦康市八段は通算勝率がつい最近まで7割を誇っていた実力者なのだが、いわゆる羽生世代に頭を押さえつけられ、大舞台での活躍が乏しい。タイトル挑戦も11年前に同じ王位戦で羽生に挑戦して以来、その時は1勝4敗と完敗を喫している。

それだけではない、深浦は2002年に当時7大タイトルに準ずる権威を認められていた朝日オープン選手権を奪取したが、翌年羽生にあっさり奪われているし、2004年には初のA級昇級を果たしたものの、最終戦で羽生に敗れ、結果としてこの1敗が致命傷となって1年でA級陥落の憂き目に合っている。

更に、先ほど、羽生世代に頭を押さえられと書いたが深浦と羽生は実は生まれ年で2年、学年でいうと1年しか違わない。これは深浦が遅咲きというより、羽生や佐藤、森内が早熟でなおかつ息長い活躍をしているということ。こういう人々と世代を共にすると一種の悲劇であろう。そんな恨み骨髄(?)の羽生にようやく一太刀浴びせられる機会を得た深浦は3勝1敗と怒涛の勢いで羽生をカド番に追い詰めた。

ところが、ここから例によって羽生が負けない。当たり前のように2つ返して、3勝3敗の5分に持ち込まれ、これで勝負あったなぁと筆者などは思っていた。そして迎えた最終局、死闘の末、羽生の猛攻をしのぎ切って勝利を掴んだのは深浦だった。難攻不落を思わせた羽生からのタイトル奪取に深浦も感慨ひとしおだったことだろう。

これで羽生は王座・王将の2冠に後退、タイトル数で棋聖・棋王を保持する佐藤に並ばれた。その佐藤は5連続タイトル挑戦の離れ業をした昨年ほどの活躍はなかったが、ここに来て2年続けての竜王位挑戦が決定。対する渡辺は前人未到の竜王位4連覇の偉業がかかる。昨年の竜王戦、今年の棋聖戦はそれぞれが保持するタイトルを守りあってのいわば決着戦、楽しみである。

そういえば一時は羽生、佐藤、森内、渡辺に独占されていた感のあるタイトル戦も深浦や鈴木大介、久保利明といった名前も見かけるようになった。羽生王国から戦国時代に入るのか、それとも王者羽生が踏ん張るのか、興味はつきない。

そしてもう1つ、羽生の前に一時代を築いた中原誠永世十段・名誉王座が9月27日の対局で大山康晴以来、史上2人目の通算1300勝を達成した。往時の強さを知る者にとっては遅すぎた達成とも言えるが、還暦を迎え、尚現役で頑張る姿はよしとしようか。

このブログの最初の方で、今年の中原はなかなか好調と書いたが、そのあとは格下相手にあっさり負ける「最近の中原」に戻ってしまった感がある。今後の抱負としてタイトル挑戦や棋戦優勝を目指したいとコメントしていたが、その意気で是非頑張ってほしいものである。永世十段・名誉王座なんて過去の遺物の肩書きを長ったらしく名乗ってるなんて現役棋士としてはかっこよくないからね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »