随分ご無沙汰してしまった、いい歳をして試験勉強などというものに追われてしまう毎日がやっととりあえず終わった。また徐々に更新して行きたいと思うのでよろしくお願いします。
それにしても「壊し屋」とはよく言ったものである、なにかも全部ぶち壊し。政権交代、自民党の政権からの放逐などということは夢の彼方に消え失せた。小沢一郎なんて政治家に期待する方が所詮、愚かだったということなのだろう。2ヵ月前のあの安倍の逃亡劇となにが違うのか、あまりに幼稚な言動ではないか。
とにかく言いたいことは山ほどある。まず、「大連立はあり得ない」「密室での取引はしない、すべてオープンな場で議論する」と参院選後、小沢は事ある毎に言い続けた。それをあっさり無視したこの行動はなんなのか。政治家の言葉とはそんなに軽いものなのだろうか。密室でガチャガチャやった結果、すべて自分と民主党が傷ついただけ、自民党も福田も涼しい顔ではないか。
次にどちらが持ち出したのかはもはや藪の中だが、大連立を持ち帰ったセンスのなさ。野田佳彦は役員会の席で「なぜこんなものを持ち帰ったのか、その場で断って欲しかった。」と言ったそうだが、まさに正論。側近の山岡賢次を含めた幹部全員がその場でノーと言わざるを得ないようなものを嬉々として持ち帰った神経が理解できない。
更にそれを根に持ち、辞意表明と来た。
「私の選任した党幹部に私の考えを否定された。それはすなわち不信任を受けたということだ。」
つまり俺様に逆らうとは何事かという言い分だ。恐るべき独善、まぁこの人はもともとそういう人なのだが、それにしても駄々っ子のような言い草でもある。
そして決定的だったのは
「民主党には政権担当能力がなく、次期衆院選には勝てない。」
とのたまったことだ。古今東西、自党に対して、そんなことを言い放った党首はいないだろう。あいた口がふさがらないとはこのことだ。実は筆者も、民主党政権への道のり、3つの不安という題材で書きたいとは思っていた。ざっというと
①そもそも候補が揃うのか?②政治とカネの問題が政権をとった途端に噴出して立ち往生する恐れはないのか、小沢や渡部恒三と言った元自民党の幹部連ですらあんなスキャンダルが出てくるのに、他の連中なんてもっと金に困ってこすっからいことをしているのではないか?③小沢の健康状態が本当に首相を務めるに耐えるのか?
といったところだが、党首自らに政権担当能力のなさを含めて、あっさり肯定されてしまうと、もう二の句が告げなくなる。
そして哀れを極めたのはこんな敗北主義者を懸命に引き止めなくてはならない民主党の体たらくだ。こんな人物を押し立てて、本当に民主党は改めて政権奪取に邁進しようというのか、それを国民が支持するとでも思っているのか、仲良くしようと思ったけど、うまく行かなかったからまた戦いますなんて論理を信用できますか?
小沢という政治家は基本的になんにも変わっていない。彼には彼の理想があるらしいが、それを実現する為にはとにかく権力に潜り込むしかないという姿勢は一貫している。98年にやはり、参院で与野党が逆転した時も小沢は、結局自民党を延命させる道を選んだ。更に自分の考えの足を引っ張る(であろう)旧社会党勢はいつか切って捨てる、これも94年に羽田内閣を潰した時と同じだ。
タイトルに三文芝居と書いたのは、民主党と決別した小沢一派が自民と組んでそれでおしまいという結末が見えているからだ。次期衆院選、党首自らが勝てないと宣言したのだから、まぁ民主党に勝ち目はないのだろう、また勝とうという努力すら小沢はしないのではないか。そして総選挙の結果、衆参のねじれ現象は解消されず、「政治の停滞を解消する為に憂国の士達」が立ち上がり、めでたしめでたしという図式だ。自民党及びその支持者達にはまさにハッピーエンドだろうが、国民全体にとってそれがそうとは筆者には到底思えない。
今回の行動はアメリカの鋭い視線に耐えかねた小沢の焦りという説がある。テロ特措法が大事と言いながら、のんびりとお盆休みをとって自民党が期限切れに持ち込んだのは結局、そうなれば非難されるのは小沢であり、民主党であるというヨミだったのだという。
あえて言おう、テロ特なんて今の日本にとってそんなに重要な課題なのだろうか。筆者は別にこんなものはその場しのぎでもなんでもいいからとっとと延長しちまえばよかったと今でも思っている。はっきり言って今の日本は「こんなもの」を悠長に論議している場合じゃないのである。
日本の財政は刻一刻と逼迫している、要するに金がなく、潰れかかっているのだ。我々の子や孫の世代にお前達はなにをしていたのだとののしられるような状況に進んでいるのだ、このこと以上に重要課題が他にあるだろうか?
だから税金を上げましょうという論理もあるだろう。しかしその前にどうしてもやってもらわないと納得できないのは、この国のシステムというのは本当にどうなっているのかというを検証してもらいたいのだ。税金の無駄遣いを省くなんて理屈は聞き飽きたというムキもあるだろうが、筆者は税金の行き先を精査してもらいたいのだ、相当な額が正規に支出されたことになって裏金に回っていると見る。
それは今権力を握っている連中にやれるわけがないのだ、だから政権交代をして違う目を入れなくてはいけないという主張だ。真面目にやったらパンドラの箱を開けたようなことになって、ぐちゃぐちゃになる危険性はあるし、それに恐れをなして開けた連中がまたふたをしてしまう可能性もある。いやその前に、それを知っていて手をつけようとすらしないかもしれない、あるいは筆者の妄想が過ぎるのかも知れない。
しかし今のまま、一方の側が権力を握り続ける限り、絶対になにもわからない。すべてが解決する保証なんてないが、しかし今よりはよくなる可能性はある、だからやってみましょうよというのが筆者の一貫した主張なのだ。
7月の参院選で安倍が訴えた憲法だの美しい国だのという大上段に構えた主張に国民が関心を寄せなかったのも、同じような思いが国民の間にも高まっているのだと思ったし、政権交代を主張している政党もそう思っているのだと勝手に解釈していた。
政権交代可能な二大政党の実現、小沢はそれを旗印に自民党を離党したはずだ。なのに彼のやって来たこと、やろうとしたことはそれに相反することばかりではないか。
筆者は民主党を応援して来たが、それは別に小沢一派を権力の座に着けたかったからではない、自民党及びその幇助者である公明党をまとめて駆逐する唯一の可能性を持つ政党だったからだ、なのにその思いは見事に裏切られた。小沢はきっと近い将来、不満分子にまたこう言うのだろう。
「いやなら出て行け。」
別に筆者は党員になったわけではないが、言われるまでもなく出て行きますよ。あとはどうぞご勝手に・・・。
最近のコメント