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2008年4月

2008年4月23日 (水)

「勇気」が欲しい

今夜は久々の快勝だったようだが、そんな時に水を差すようなことを書く。

先日の日曜日、原監督は上原浩治を中4日で先発マウンドを送り、そして敗れた。この起用意図が全くわからない。

6連戦スタイルが定着している現代では、先発投手が6人必要なことは言うまでもない。現在のジャイアンツでは上原を始めとして、高橋尚成、内海哲也、木佐貫洋、そしてグライシンガーの5人は確定、残る1人に苦しんでいる。当初は2年目の金刃憲人が入るはずだったが、1試合投げただけで早々に2軍に降格してしまった。その空席が要は埋まらないのだが、あの日曜日、上原先発の他に次の選択肢があった。

①開幕3戦目に先発した3年目の栂野雅史 ②イマイチ最近はパッとしないものの、昨年終盤の救世主だった野間口貴彦 ③前日、急遽1軍に昇格してきた門倉健

の3人である。筆者はわざわざ呼び寄せた以上、当然門倉の先発と思っていたら、上原だったのだ。

まず、開幕3戦目、それもチーム連敗というプレッシャーの中で5回3失点だった栂野にその後、なぜチャンスを与えないのか?そして門倉になにを期待して、昇格させたのか?

今朝のスポーツ紙に上原の泣き言が載っていた。それはそれで、ふざけるなと言いたいが、それはともかく、投げるのが怖いと言っている投手に無理をさせて、いい結果など得られるはずがない。その前の中日戦でKOされた後、監督自らが上原と話し合った結果の先発だったらしいが、この手の無理をやって度々痛い目に合った過去2年の経験が全然生かされていない。

今はまだ4月である。顔ぶれとはあまりにも似合わないほど低迷するチームに焦りを感じるのはわからないでもないが、しかし慌てふためいて、無理をする必要性は全くない。繰り返すが、とにかく3位になればいいのが、今のシステムなのである。

坂本、亀井といった野手の抜擢はできても、こと投手の起用には極端に臆病なのが原の特性である。今日、内海が中5日で来たということは、このままみんなが中5日で投げて、日曜に今度は内海が中4日で行くということなのだろう。

門倉や栂野はなんの為にベンチにいるのだろう?今日、ぎっくり腰でファームに落ちた豊田清に代わって、東野峻というピッチャーが上がってきた。東野はオープン戦終盤まで、ローテーション入り候補だった投手、しかし今、上がって来て、彼に与えられる役割は・・・?

名前にこだわり、頼っているだけでは明日はない。シーズンは長い、今からムチを入れて息が続くわけがない、全く意味のないことだ。今の原監督に必要なのは勇気、誰かに賭ける勇気だ。

もう1つ、我慢する勇気。あまりにも原が中日、阪神を意識し過ぎているのが気にかかる。快調に飛ばす阪神を気にするなという方が無理なのかもしれないが、今の時期、阪神から勝とうが横浜から勝とうが1勝は1勝だと思う。今日はつながったようだが、打線の復調にはまだ少し時間がかかりそうだ、チームがそんな時期に焦ってもロクなことはない、自然体で臨んで、勝てる試合を確実にモノにしながら、戦力が整うのを待つ。それでも十分間に合う時期だと思うんですがね、原サン・・・。

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2008年4月10日 (木)

逆トラウマ

小沢一郎は腹をくくった、ここで勝負、福田内閣をひたすら追い詰め、総辞職ではなく解散に追い込む、いよいよ時は来た・・・かに見える。

だが、ここぞという時に身内から必ず攻撃を受けるのが、この人の悲しいところ。今日の日銀人事、反対したのははっきり言って福田、自民党そして財務省への嫌がらせ、それ以外の何物でもない。とにかく、敵をひたすら困らせて、追い詰める、その手段の1つだった。そこに政策はない、政略、戦略のみだ。それに対する批判はあるだろう、しかし綺麗事で政権は獲れない、ひたすらゆさぶり、追い詰める、民主党に足りないのはその泥臭さだった。小沢はここが勝負と見た。

しかし民主党の大勢はそう見なかった、例によって小賢しい「現実論」に逃避しようとした、それを党首の意向が事実上抑えこむ形になった、そして造反・・・。

造反組のリ-ダ-渡辺秀央は一時は小沢側近の1人に数えられたが、今や反小沢の急先鋒、あまりにも見飽きた光景である。渡辺はかつての師匠、中曽根あたりにネジを巻かれているのだろうが、小選挙区で議席を失って路頭に迷ってたのを小沢に拾われたような奴で、こんなのに手を噛まれているのでは、小沢の不徳の致すところとしか言い様がない。渡辺一派の行動が小沢に一泡吹かせたい程度の発想から来ているのが明白なだけになんとも情けない。こうなっては小沢も参院の数で押す一方ではいけなくなる、また変な妥協に走らなければいいが・・・。

民主党のお家騒動は大歓迎の自民党だが、追い詰められていることに変わりはない。暫定税率の衆院再議決を公言して憚らないが、こちらも造反が出る気配で、もし失敗すれば、それこそ命取りになる。

やったところで、どうなるか?民主党は嬉々として参院で内閣問責決議案を出す、多少の造反は出てもこれは可決されるだろうから、そうしたらどうすんの?与党側は衆院で信任決議を可決して対抗、これでチャラという理屈らしいが、そんなのが通るなんて子供でも思わない。参院で野党は当然審議をボイコット、国政は完全にデットロックに陥る。

与党は仕方ないから、次々と2/3攻勢で先に進もうとするだろうが、国民の批判を浴びて早晩立ち往生となる。やむなく福田退陣、でも首相が替わっても参院の構成は変わらないから、同じことの繰り返し、そして解散に追い込まれる。

亀井静香はだから再議決はやれないし、やらないだろうと見ているようだが、今の官邸、そして自民党首脳の判断能力は極めて疑問であり、時の勢いで突っ込んでくる可能性は低くないのではないか、首相や官房長官があれだけ再議決に再三再四、言及しながら、結局できないとなれば、それこそ内閣が追い詰められるとの考えも成り立つ。今の政局は今月末の衆院山口2区の補選の趨勢をかたずを飲んで見守っている形だ、どちらが勝利するかで、完全に流れは決まる。

それにしても、自民党がここまで選挙を恐れる理由がわからない。大阪府知事選以降、自公対民主の図式の首長選は自公側の連戦連勝。福田内閣の支持率は低下の一途をたどっているが、民主党の支持率だってじり貧、全く高くなっていない。未だに候補も出揃っていない。福田内閣が発足直後にズバッと解散していたら、民主党は為す術はなかったのではないか、例の連立騒動で福田が変な期待を持ったとすれば、民主党にとってはケガの功名だったのかもしれない。

トウウマというのは、むずかしい言葉では説明できないが、要は以前に酷い目あったことが、心の傷になって、なかなか立ち直れないということだろう、3年前、とにかくボコボコにされた民主党ではなく、大勝した自民党の方が、明日は我が身と怯えている姿は滑稽である。だが、「国政の停滞」を声高に叫ぶのであれば、状況打開の責は一に政府与党にあるはずなのだが・・・。

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2008年4月 5日 (土)

打つ手なし

今年初めて、ジャイアンツ戦を、というより野球というものをじっくり見た。タイトル通りの感想以外、なにも浮かびようのない試合だった。

踏ん張りどころで、もっとも警戒すべきバッタ-にもっとも打たれてはいけないものを打たれてしまったグライシンガ-を責めるという考えは成り立つかもしれない。しかし、野球というのは点取りゲ-ムである。ピッチャ-が例え全試合0点に抑えても、それで負けることもないのかもしれないが、勝つ事も永遠にできない。そして現実としてピッチャ-が完璧に相手を抑え続けることなど有り得ないから、結局負ける、当然の結果である。

ジャイアンツがオ-プン戦から異常な貧打に泣き、黒星を並べ続けていたのは知っていた。オ-プン戦というのは勝ち過ぎても、また負け過ぎてもシ-ズンに入ってからロクなことはないということも経験上わかっていた。しかし、しばらくはどうしようもないだろうというのが筆者の気持ちだった。

あれだけオフに主力打者が続々と手術をし、キャンプに入ってからも怪我人は続出、五輪予選で離脱する奴はいるわで、レギュラ-はてんで揃わない。まともに連繋プレ-の練習なんかできなかったろう、そんな状態でシ-ズンに入ったら、いきなり勝ち始められるほどプロ野球は甘くないということだ。

4月はよくてトントン、そう思っていたし、それにはっきり言えば、今のシステムなら多少出遅れたって3位に入ればいいのだ。あとは3週間ほど好調が維持できれば「日本一」を名乗ることだってできるのである。とは言え、8試合消化の時点で1勝7敗とはさすがに恐れ入った。その1勝だって、ほとんど負け試合だったのを相手のピッチャ-が突然悪魔にでも魅入られた様に崩れてラッキ-パンチが当たっただけのことだ。

ガッツにとって、昨オフの手術は痛恨だったね。精密機械のように自らの身体とコンデションを一歩一歩作り上げて行く選手なだけに、メカニズムが完全に崩壊してしまった印象だ。一昨日の猛打で浮上のきっかけをつかんだかと思ったが、今日を見る限り、道のりはまだまだ遠い。

そして、たった1試合、それもTVで見ただけでこんなことを言ってはいけないのかもしれないが、ラミレスと李承燁はしばらく外した方がいいね。手術、そして一時帰国とバタついた李はまだわからないでもないが、ラミレスは一体今までなにをやってたんだい?どうもラミレスは典型的な「ジャイアンツプレッシャ-」に押し潰されつつある。

ラミレス獲得がささやかれ始めた頃、筆者はここで反対と書いた。打たないよ、来年はとはっきり書いた記憶もある。彼のこのところの成績をみればわかることで、複数年契約の最終年は頑張るがあとは・・・という傾向がはっきり見て取れる。

「4番とエ-スを強奪された。」

ヤクルトはそう怒号していたが、グライシンガ-はともかく、ラミレスはジャイアンツが盗ったのではない、ヤクルトの方が見限ったというのが真相に近い。ラミレスは残留を望んだにも関わらず、ヤクルトがもはやその価値なしと、ラミレスの要求を蹴り、そこへジャイアンツがダボハゼのように食いついたということだ。

そして、開幕からヤクルトが予想を覆す快進撃で一方のジャイアンツがこの体たらくである。今は、なにを言われても甘んじて受けるしかない、これが勝負の世界だ。獲ったのが間違いだとは思うが、獲ってしまった以上はなんとか活用する方法を考えるしかない。開幕2週間で、大枚をはたいて獲った選手をケガでもないのにファ-ムに落とすのは、勇気がいるかもしれないが、ケガが浅いうちに少しリフレッシュさせた方がいい。

そしてゴンザレスを呼ぶ、彼をセカンドに据え、サ-ド脇谷ショ-ト坂本で固定、実はガッツをファ-ストに回したいというのがこの布陣のミソだ。これでガッツの守備の負担を軽くして復活の手助けをしたいのだ。そしてニ岡が戻ってきたらそのままサ-ドへコンバ-トする。これも前に書いたが開幕早々彼がケガをしたのは、悪コンディションももちろんあったが、もう彼の足がショ-トというポジションに耐えられないという証明。その方が本人の為にも、チ-ムの為にも絶対にプラスになる。承燁さん?まぁ当分代打で頑張ってもらうしかありませんな、そうしながら調子を上げて自力でポジションを取り戻すことを考えてもらうしかない。

ラミレスの代わりのレフトも今日ヒットを放った谷もいいが、隠善あたり使いたいよね。相変わらず打撃が弱いが、亀井の守備はやっぱりいいね。その亀井の好守に助けられたものの、8回敵の1~3番をピシャッと抑えた山口、そして今日2安打の坂本、ジャイアンツにだって新しい風を吹かせられそうな選手は着実に出てきているのだ。

でもこの企画、まずは「ミスタ-ケガ野郎」ことゴンちゃんが現在、プレ-できるのかどうかから、まず確認しなくてはならないし、現実として辰つぁん、いやジャイアンツの監督にはそういう冒険はできないだろうな。まだ始まったばかり、ガタガタすることはないとの声もあるだろうが、ここまで主力の調整が遅れているとなると、そんなことも言ってられまい。本当なら阿部ちゃんだって、引っ込めて調整させなきゃいけないレベルだぜ、でもそこまでしたらチ-ム編成がガタガタになっていよいよ戦えなくなっちゃうからなぁ・・・。

明日はこれも出遅れていた木佐貫が先発らしいけど、まぁ冗談抜きで彼が完封でもない限り、勝機は99%(ホントは100%って言いたいけど)ないだろうね。あ~あ、明日は仕事でよかった!

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