逆トラウマ
小沢一郎は腹をくくった、ここで勝負、福田内閣をひたすら追い詰め、総辞職ではなく解散に追い込む、いよいよ時は来た・・・かに見える。
だが、ここぞという時に身内から必ず攻撃を受けるのが、この人の悲しいところ。今日の日銀人事、反対したのははっきり言って福田、自民党そして財務省への嫌がらせ、それ以外の何物でもない。とにかく、敵をひたすら困らせて、追い詰める、その手段の1つだった。そこに政策はない、政略、戦略のみだ。それに対する批判はあるだろう、しかし綺麗事で政権は獲れない、ひたすらゆさぶり、追い詰める、民主党に足りないのはその泥臭さだった。小沢はここが勝負と見た。
しかし民主党の大勢はそう見なかった、例によって小賢しい「現実論」に逃避しようとした、それを党首の意向が事実上抑えこむ形になった、そして造反・・・。
造反組のリ-ダ-渡辺秀央は一時は小沢側近の1人に数えられたが、今や反小沢の急先鋒、あまりにも見飽きた光景である。渡辺はかつての師匠、中曽根あたりにネジを巻かれているのだろうが、小選挙区で議席を失って路頭に迷ってたのを小沢に拾われたような奴で、こんなのに手を噛まれているのでは、小沢の不徳の致すところとしか言い様がない。渡辺一派の行動が小沢に一泡吹かせたい程度の発想から来ているのが明白なだけになんとも情けない。こうなっては小沢も参院の数で押す一方ではいけなくなる、また変な妥協に走らなければいいが・・・。
民主党のお家騒動は大歓迎の自民党だが、追い詰められていることに変わりはない。暫定税率の衆院再議決を公言して憚らないが、こちらも造反が出る気配で、もし失敗すれば、それこそ命取りになる。
やったところで、どうなるか?民主党は嬉々として参院で内閣問責決議案を出す、多少の造反は出てもこれは可決されるだろうから、そうしたらどうすんの?与党側は衆院で信任決議を可決して対抗、これでチャラという理屈らしいが、そんなのが通るなんて子供でも思わない。参院で野党は当然審議をボイコット、国政は完全にデットロックに陥る。
与党は仕方ないから、次々と2/3攻勢で先に進もうとするだろうが、国民の批判を浴びて早晩立ち往生となる。やむなく福田退陣、でも首相が替わっても参院の構成は変わらないから、同じことの繰り返し、そして解散に追い込まれる。
亀井静香はだから再議決はやれないし、やらないだろうと見ているようだが、今の官邸、そして自民党首脳の判断能力は極めて疑問であり、時の勢いで突っ込んでくる可能性は低くないのではないか、首相や官房長官があれだけ再議決に再三再四、言及しながら、結局できないとなれば、それこそ内閣が追い詰められるとの考えも成り立つ。今の政局は今月末の衆院山口2区の補選の趨勢をかたずを飲んで見守っている形だ、どちらが勝利するかで、完全に流れは決まる。
それにしても、自民党がここまで選挙を恐れる理由がわからない。大阪府知事選以降、自公対民主の図式の首長選は自公側の連戦連勝。福田内閣の支持率は低下の一途をたどっているが、民主党の支持率だってじり貧、全く高くなっていない。未だに候補も出揃っていない。福田内閣が発足直後にズバッと解散していたら、民主党は為す術はなかったのではないか、例の連立騒動で福田が変な期待を持ったとすれば、民主党にとってはケガの功名だったのかもしれない。
トウウマというのは、むずかしい言葉では説明できないが、要は以前に酷い目あったことが、心の傷になって、なかなか立ち直れないということだろう、3年前、とにかくボコボコにされた民主党ではなく、大勝した自民党の方が、明日は我が身と怯えている姿は滑稽である。だが、「国政の停滞」を声高に叫ぶのであれば、状況打開の責は一に政府与党にあるはずなのだが・・・。
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コメント
クダランヤツの日銀総裁就任に同意した民主党はもっと野党らしくなるべきだ。日本には今まで野党はいなくて、自民党に同伴する伴食政党しかいなかったのだ。それにしても、何の罪もない新井泉さんを強制的にオリに閉じ込めて何十年間も監禁虐待しておきながら、てめえだけポストについて栄耀栄華を謳歌しているこいつらはほんとに悪逆非道そのものだ!優秀な新井泉さんには夜も眠らせずに食事もとらせないで毎日むりやり暴行して人生も健康も破壊した。さらに長いあいだ新井泉さんには乞食よりひどい生活を強制しておいて、てめえらは凶悪犯罪やって優雅な人生を楽しんでいるのは誰でも虐殺できる中国人にでもなったつもりなのかとあきれはててしまう!
投稿 さやか | 2008年4月10日 (木) 05時31分
こんにちは。
小沢一郎氏は総理大臣になりたくないのでしょう。
どうやら自民党を出来る限り追い詰めて、次の代表選に出馬せずに陰から院政を仕組む。それが彼の政略と考えないと、このじれったさは理解できない。
周囲も次の代表は総理、を感じてるから、次だけは必死になるのでしょう。
投稿 ボブ | 2008年4月14日 (月) 10時58分
コメント、ありがとうございます。小沢一郎が首相になりたくないと思っているのは間違いないでしょう。彼は首相になるつもりならとっくになれていましたし、それに報道で見る限り、体調も首相を務められる状況ではないようです。
それでも選挙は彼でやるしかなさそうで、民主党はつらいところですね、
投稿 kitanodaichi_05_05 | 2008年4月15日 (火) 06時16分