ある1日
普段は火曜日は出勤なのだが、今日はたまたま休みになった。ところが、こんな時に限って「健康診断」があるという。仕事でもないのに、あんな所まで行くのは面倒の一言なのだが、昨年から受診が完全義務化され(それまでは人間ドックを受講すれば、それで代用となり、ここ数年、筆者は自分の会社で健康診断を受診したことがなかった。だってあんなの受けたって受けなくたって同じだと思いません?)なにやらガチャガチャ言われるのもうるさいので、しぶしぶ足を運んだ。
年始から胃の調子が悪く、先日は生まれて初めて胃カメラなるものを飲んだ。その関係で2度も血液検査を受けさせられたのだが、今日もまたそれがあるのが憂鬱。1ヶ月足らずの間に3回も血を抜かれるのは痛いわ気分は悪いわで、全くありがたくないのだが、どうしようもない。苦痛な時間を30分ほど過ごして、プライベートでは立ち寄りたくもない場所からとっとと立ち去った筆者が足を運んだのは近くのラーメン屋「ラーメン創房 一茎草」。
この店が仕事場近くにオープンして半年以上経っただろうか。化学調味料を一切使わないのが売りのようなのだが、時間が合わずなかなか立ち寄ることができない。それでもラーメン好きの筆者としては興味深々、仕事前に無理やり立ち寄ったことが2回あるのだが、朝食を摂った後に寄ったこともあったのか、あまり美味いとは正直思わなかったのだが、午後8時の閉店後も定休日の月曜日も黙々と仕込みや試作を続ける店主の姿を度々目撃したものである。
そしていよいよ出来に自信を深めたのか、この年明けから年中無休、夜11時まで営業に切り替わった。今日は心おきなく立ち寄ってみたのだが、過去2度の時にはいた店主の姿はなかったが、確かに前2回より美味くなっているように筆者には思えた。今日は塩を頼んだのだが、おいしい醤油ラーメン(とんこつ醤油ではなく昔ながらの醤油味!)との出会いに飢えている筆者としては、今度は醤油に挑戦してみたいと思った。おいしい醤油ラーメンをご存知の方、是非教えて下さい。
検査ということで、朝食を抜いていた筆者がラーメン一杯で店を出たのは、もう1つの好物蕎麦も食おうと思っていたから。帰り道に大宮駅前のそごうに寄ったのは紀伊国屋で本を物色したかったのと、この食堂街に入っている「永坂更科」で久しぶりに蕎麦を食べたかったからだ。
永坂更科は東京の麻布十番に本店がある老舗。そちらの方には何度も足を運んだことがあるのだが、そごう店は初めてである。久々の蕎麦に心弾ませなんと「茶蕎麦」と「生粉打ち蕎麦」と2枚も頼んでしまった(食いすぎだよね)のだが、待つこと10分弱、待望の茶蕎麦を口に運んだ途端、愕然とした。全くコシがない、明らかな茹で過ぎ、悲しい思いで流し込んで、次の生粉打ちに期待をかけたのだが・・・今度は茹でが足りない、芯が残っているほどの堅さ、堅め好きの筆者でもこれはいただけない。
何年か前に本店が「行ってはいけない名店」に取り上げられているのを見た。すっかりその時点で足が遠のいていたので、その時はフーンと思っただけだったが、今日支店とは言え、久しぶりに来てみて、納得せざるを得なかった。たまたまなのか、支店だからかは知らないが、これはひど過ぎる。もう2度と来るかと思いを強く胸に秘め、店を後にした。
何冊か本を仕入れた後、髪を切りに行く。切ってもらいながら、目の前に流れているニュースを見ていると「4月18日に首相主催の観桜会が一万人の招待客を招いて実施」という記事が流れて来たのには驚いた。この時期に桜が見られるところが東京にあるんかいな・・・ということが驚きだったのでは無論なく(笑)予算はもうさすがに成立しているであろう、この時期まであの人はまだ首相でいるつもりなのかという驚きである。もっとも記事には「首相」としか書いてなかったから、あの方個人じゃなく、誰が首相でも実施ということなのかね、ワッハッハッ。
夜はWBCの強化試合。それにしても先日の練習試合2連戦では、ジャイアンツはひどい目に合った。確かに早くもトップギアに近い状態にある日本を代表するプレーヤー達相手では、文字通り役者が違っていたと言ってしまえばそれまでにしても、東野、西村、栂野、金刃ら今年一軍でバリバリ投げてもらわなければ困る連中が、いいところなく滅多打ちをくらう惨状には、相手ベンチに座る原監督もさぞ内心複雑な思いだったに違いない。
それはともかく、宮崎での2試合といい、今日の試合といい、よくお客が入っていた。前回は本番の1次リーグでもスタンドには閑古鳥が鳴いていて、当時代表だったロッテの西岡剛が怒っていたのを思い出したが、それとはまさに対照的。期待の高まりが肌で感じられるが、それだけに無様な戦いをした時の、反動もまた大変なことになるという予感を否が応でも感じざるを得なかった。
試合結果そのものはどうでもいい、オーストラリア当たりを相手にモタモタされても困ってしまう。明らかにWBC球への適応に苦しんでいたダルビッシュや往年のクロマティの霊が乗り移ったかのように、内野ゴロを打ち続けるイチローを早くも不安視する声もあるが、所詮、本番はまだ先なのである。
気になるのは、ここ3試合スタメンにほとんど変化がないこと。大勝負に向けて、最終的にはこれというスタイルを決めなくてはならないことは当たり前なのだが、今はまだ逆にいろいろなことを試すべき時ではないのだろうか。
ただでさえ、こういう一発勝負の試合では博打が打てなくなり、起用する選手が固定化され、せっかく一流どころを集めても控え選手がなかなか活用されない、いやできない傾向がある。いざという時に、いかに一流プレーヤーとは言え実戦から遠ざかっては、出せる結果も出せなくなるのは当然だろう。無駄駒、死に駒を作っている余裕など全くないことくらい、原監督も百も承知だとは思うが、それにしてもスタメン固定が余りにも早すぎるような気がするが、いかがなものであろうか?
今頃、麻生首相とオバマ大統領との初の日米首脳会談が行われているはずである。新大統領になって招かれた初の外国首脳ということで、意気揚々と麻生はホワイトハウスに乗り込んでいるのかもしれないが、足元では留守中は我々に任せろとばかりに側近、幹部達が珍言、明言を連発している。それにご本人はこれを契機に政権浮揚と意気込んでいるのだろうが、客観的に見て、どう見てもそう遠くない将来に間違いなく、首相の座から退くことになる人物が、首脳会談を行う意義とはなんなのか。かつて、退陣を明らかにした後、日程が決まっていたという理由だけで森喜朗が米露を相次いで訪問して、大顰蹙を買ったことがあったが、口の軽いあのお方が調子に乗って、またなにやら安請け合いをして来なければいいのだが・・・。
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