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2009年6月

2009年6月30日 (火)

本気で自分で解散しようと思ってるのか?

少し前にやっていたドリフターズによるパチンコのCMには驚かされた、長さんは実はどこかで生きているんだね(笑)。本当にそうとしか見えなかった。更に少し前にやっていたコーヒーのCMでは桑田佳祐が、植木等と歌い踊り、ジャイアント馬場と戦っていた・・・凄い世の中になったものである。

これらは無論、現代の最新技術を駆使した「合成」の産物だが、今回某コーヒーのCMで復活した「太陽にほえろ!」はなんとゴリさん(竜雷太)、殿下(小野寺昭)、テキサス(勝野洋)、ロッキー(木之元亮)の4刑事が往年の衣装を身にまとって、熱演、最年長69歳のゴリさんも含め、なんと犯人追跡の激走シーンまで見せてくれているのだ。「太陽にほえろ!」を知っている人なら、現実にこの4刑事のフォーショットはありえなかったことはわかっているのだが、それにしても録り方の妙、そしてやはり技術の助けはあるのだろうが、4人の俳優さん達の往時と変わらない雰囲気と熱演ぶりには、胸が熱くなった。テキサスなんてホント、若々しかったもんなぁ、いやいい物をみせてもらったものである。

同情する気は全くないが、それにしても麻生太郎首相の迷走ぶりはもはや憐れと言う他はない。今更ながら繰り返させてもらえば、首相の力の源泉は「人事権」と「解散権」。それを遅まきながら行使しようと、もそもそと動いてはみたものの、党内の反発が強く、全くままならない。だが、とっくに「死に体」化し、国民の支持も、党内の支持も失っていながらも、とうのご本人だけはひるむことがない。その「強靭な精神力」には、ある意味、感嘆してしまう。

とっくに退陣しててもおかしくない首相が、とにもかくにもまだ、自ら解散をしようと足掻くことが出来る理由は2つ、1つは衆院議員の任期切れがもう2ヵ月強で来てしまう事、もう1つは自己都合による4度目の総裁交代を自民党がさすがに躊躇し続けてきたことである。しかし、度重なる不手際、失言で国民の信を完全に失い、見放された首相・総裁の下で選挙を戦えば、どうなるのかは自明の利。もはやためらっている場合ではないと、自民党議員の多くがガタつき出した。かねて麻生に含むところがある中川秀直元幹事長は、ついにブログで「万歳突撃はゴメン」とはっきり本音を書いて、倒閣を宣言した。

麻生が目指したとされる党役員の交代、一部閣僚の交代、補充による内閣改造は論外である。代わりに、どんなすばらしい人物が入ったとしても(そんなのがいるとも思えないが)、それは麻生体制が続くということであり、麻生その人に国民が愛想を尽かしているのだから、全く無意味なことでしかない。

と言って、一部の強硬派が主張するように総裁選の前倒しにより、強制的に総裁を代え、その下で選挙を戦うというのもうまくいくとは思えない。その手段によって「自民党総裁」は代わっても「内閣総理大臣」は代わらない。解散権を持つのは、総裁ではなく首相、つまり麻生太郎その人のままなのである。下手をすれば、自民党は分裂、戦わずして下野の道を歩むことになりかねない。結局は、自民党の多くの衆院議員、及び次期総選挙立候補予定者はまさに、祈るような気持ちで麻生が自主的に総辞職してくれることを願うしかないのである。しかし、麻生にそのつもりは全くなさそうである、彼は現状をどう分析しているか、本当にこのままで勝機があると思っているのだろうか?不思議な人物である。

とりあえず鍵を握るのは、今週末の静岡県知事選そしてその翌週の東京都議選であることは間違いない。うがった見方ではあるが、実はこの両選挙、自民、民主とも本音は勝ちたくないという説がある。1つでも自民が勝てば、麻生降ろしのタイミングが失われ、自民は困るし、逆に民主はその方がいいと言うのである。なんとも言えないが、一面の真理はついているかもしれない。

先週、吹き荒れた「東国原旋風」はやや、ここに来て沈静化しつつあるように見えるが、しかし自民党が、あそこまで東国原に拒否反応を示したのはなぜなのだろう?この期に及んで自民党に味方しようなどという奴は、筆者にとってはもはや国賊だが、しかし自民党が本気で生き残りたいと考えているのだしたら、彼は救いの神だったかもしれない。「東国原総裁」対「鳩山代表」、国民がどう判断するかは、微妙だが、ひょっとすると劇的な形勢大逆転は起こり得たかもしれない。

日曜日に投開票された横須賀市長選は、33歳の前市議が2期目を目指した現職を接戦の末、破った。国民の間で、尚も絶大の人気を誇るとされる小泉純一郎元首相のお膝元で、彼が懸命にテコ入れした候補が敗れたのである。小泉及び一緒に現職を支持した自公が赤っ恥をかくのは、まぁどうでもいいことなのだが、問題はその現職を民主まで一緒担いでいたこと。出口調査によると、民主支持層の半数くらいが当選した前市議に流れていた由で、このことは、政権交代、「チェンジ」への期待が必ずしも、民主だけに向いているわけでなく、なにか目新しいなにかが、登場すれば、有権者はそちらに食いついてしまうようなもろい優勢に過ぎないことを如実に証明してしまった。そのなにかに、「東国原総裁」がなった可能性はあったはずである。

このままなら、政権交代は実現し、民主党を中心とした民・国・社連立政権が誕生するのは間違いないだろう、「このまま」なら・・・。岡田克也民主党幹事長は問われて、政権交代実現の可能性を50%と言った。

「60年も政権を維持して来た人々がそんな簡単に政権を放すとは思えない。まだまだいろんな仕掛けをして来ると思う。それを乗り越えて行くことが、我々の試練だ。」

東国原爆弾は投げつけられた自民党の方がビビッて避けてしまい、このままでは不発に終わりそうだが、一か八か、乗ってみようという空気がまた出てこないとは限らない。それに平沼、渡辺それに橋下などがうごめく第3極勢力が、このままなら思わぬ伸張を見せる可能性もある。そして、何より民主党が得意とする「ホップ ステップ 肉離れ」がこの土壇場で出ないと誰が保証できるだろう。

今度の衆院選はその時、運の良かった政党が勝つ、そしてその鍵は、どうやら依然として「麻生太郎」が握っているのである・・・。

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2009年6月26日 (金)

今日は徒然なるままに

前回、書き漏らしてしまったのだが、交流戦の日程はどうにかならないものなのだろうか?5月のGW明けから1ヶ月強に渡って行われている交流戦だが、予備日等の問題もあるのだろうが、試合が飛び飛びでなんとも間の抜けた日程になっているし、中だるみといった感が否めない。コンディションが厳しくなるとされる梅雨時に、楽な日程は選手にとっては歓迎なのだろうが、ファンとしてはペナントがグッと佳境に入ってきたところで、なんか水を差されてしまうような気になる。

スタート当初の6戦スタイルから4戦スタイルに試合減にもなっていることだし、スタート時期は同じにして、まず一巡。通常のリーグ戦をはさんで、オールスター前に後半戦というような形はとれると思う。是非一考を願いたいものである。

ファン投票で圧倒的票数でトップ選出されながら、宝塚記念を回避したウオッカ陣営の決断には、賛否両論あったようだが、まぁ妥当の判断ではないだろうか。海外遠征2戦を含む春4戦(それも残りの2戦はGⅠ)で更に、夏場にもう1戦というのは、牝馬にはあまりにも過酷すぎ、このまま無理をすれば、サイレンススズカの二の舞だって踏みかねない。今はゆっくり休養して、秋にまた元気な姿を見せて欲しいものである。

ウオッカの回避によって「一強」状態になってしまったディープスカイはいよいよ負けられない立場に立たされた。その上、父アグネスタキオンの急死というドラマ性まで加わって、人間の方は否が応でも勝手に盛り上がっており、馬としてはさぞ迷惑であろうが、しかしここでは負けて欲しくないというのが、筆者も正直な気持ちだ。なにしろフルゲートにも満たず、1600万条件の馬まで出ているのである。勝ったら、凱旋門賞も視野に入れているやに聞く、恥ずかしくないレースを期待したい。

フルセットにもつれ込んだ、将棋の名人戦はカド番に追い込まれながらも、例によってそこから粘り腰を発揮した羽生善治名人が逆転で防衛を果たした。挑戦者の郷田真隆九段にとっては2年前の対森内俊之名人(当時)戦に続くフルセットでの敗退であり、またしてもあと一歩で大魚を逃した形になった。羽生相手では、やはり第6戦で一気に決めてしまわないと厳しかったということなのだろう。これで今期のA級順位戦はタイトルホルダー不在でのスタートという異例の形が確定した。

それにしても今更ながら、羽生のおそるべき粘り腰よ。棋聖戦で木村一喜八段の挑戦を受けながらの防衛、ただただ恐れ入りましたとしか言い様がない。この強さは一体どこまで続くのか、本当に興味をそそられる。

その閉店は突然だった、いや予兆はあった。開店からほぼ1年、広い店ではなかったが、完全に客がついていたようだったし、筆者はそこの「つけ麺」に凝っていた。なのにある日新メニュー開発の為と称して、メニューがそのつけ麺だけになってしまった。いや、それも筆者が好きだった味とは似て非なる味となって。それから数日、とうとう店のシャッターは閉じられた、1ヵ月後のリニューアルを目指して、しばし休業との張り紙を一枚残して。以前、ここでも取り上げた「ラーメン創房 一茎草」である。

明らかに変であった、パソコンで調べてみると、HPは閉鎖されている。店主の名前で検索すると、ブログにたどりついた。どうやら、店主とオーナーがもめて、決別したようなことが、書かれていた。いやだねぇ、大人の世界は・・・(笑)。

店主の方は心機一転、高田馬場の方に店を出すらしいが、同じ東京とは言え、今までのフラッと寄れる環境とは訳が違う。いやぁもうなかなか行けないなぁ、久々に口に合ったラーメン屋なのに・・・残念。

一方の「オーナー」なる人が、どういう人なのかは全く知らないが、張り紙をみる限り、やはりラーメン職人なのだろうか。それにしてもなんかこのままフェードアウトの予感は強いし、あのツケ麺を食べた限りではあまり期待できないかなぁ・・・。どこかに、おいしい醤油ラーメン食べさせてくれる店、ご存知ありませんかね?心当たりのある方は是非教えてください。それでは、また。

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2009年6月23日 (火)

「実力のパ」の時代?

交流戦が終わった。ジャイアンツは12勝9敗3分、まぁまぁというところだろう。06年の歴史的とも言っていい大失速のイメージが強く、ジャイアンツにとって交流戦は鬼門、苦手という評をいまだに聞くが、05年の交流戦スタート以来、あの年を除いてはすべて勝ち越している。

交流戦が始まる前は、はや独走の気配もあったのに、気がつくとヤクルトが2ゲーム差までに迫ってきている。いいタイミングというか、リーグ戦再開最初のカードでいきなり、両チームが激突するということもあり、マスコミは早くもざわめいているが、ついこの間まで6ゲーム差あったのを、ヤクルトが終盤7連勝で一気に詰めて来ただけであり、確かに決して気分はよくないが、それにしても、なんと言っても先は長い。これからまだまだ、熱い戦いは続いて行くということなのである。

最終戦は内海以下の投手が乱れての大敗であったが、交流戦を通じて投手陣はよくやったのではないか。ただ、途中の4連続延長戦に象徴されるように全体的に打線が低調で、得点能力が落ちているのは気がかりだ。一時の勢いはないものの、坂本は頑張っているが、あとの小笠原、ラミレス、亀井、谷といったところはその日暮らしというか、調子が安定せず、一向に調子の上がってこない李は不調なのではなく「衰えた」のではないかも感じさせられる。

そしてなにより、気がかりなのは打者阿部慎之助からめっきり迫力が消えてしまったこと。昨年の日本シリーズ、あるいは一昨年の五輪アジア予選のように短期間に爆発することはあっても、いよいよジャイアンツの4番を張るのでは期待させた頃の輝きはすっかり影を潜めてしまった。体調不良もあるのだろうが、なにより打席での姿勢が淡白になった。大田泰示は未来の大器を予感させるデビューを飾ったものの、まだまだ海のものとも山のものともわからず、中井大介はチャンスは与えられているが、昨年の坂本のような「何か」を原監督に感じさせないのか、短期間でファームに戻されることを繰り返している。そして高橋由伸がもはや絵に描いたモチと化してしまった現在、阿部に求められているものは大きい。李と違い、「衰えた」などと言われてはまだ困るのである。

投手の方も楽な交流戦日程に救われたものの、越智、山口プラス豊田にオンブに抱っこ状態にあまり変化は見られない。クルーンが無駄な張り切りがもとのケガで長期離脱、マイケルと西村健も一向に調子が上がらず、一軍復帰のメドがたたない現状では3人、特に他に後ろで投げるまともな左腕が見当たらないチーム事情から山口にかかる負担はべらぼうに重くなってしまっている。先発投手陣の奮起を改めて促しておきたい。

「人気のセ、実力のパ」という言葉がある。その昔、「巨人、大鵬、卵焼き」と言われ、多くの野球少年達が誇らしげにYGマークの野球帽をかぶっていた時代、「巨人にあらざれば、野球選手にあらず」というわけで、他の5球団はジャイアンツの寄生虫、パに至っては全くの問題外扱いだった時代、マスコミに取り上げられることもなく、ファンにかえりみられることも、ほとんどなかったパの選手達は「お祭り」と言われたオールスターゲームで、目の色を変えてセにそしてジャイアンツに戦いを挑み、そして圧倒してきた。そんな様子を見ながら、いつしか人々が

「実はパの方が強いんじゃねぇか?」

と思い出して、囁かれた言葉であった。しかし、実際には「夏の祭典」ではともかく、真剣勝負の日本シリーズともなると、古くは西鉄ライオンズ、少し下がって阪急ブレーブスや西武ライオンズが一時代を画した時期はあったにしても、ジャイアンツを始めとしたセ覇者の壁は厚かったというのが、現実であった。

ところが、近年明らかにその傾向に待ったがかかっている。日本シリーズは2002年にジャインツがライオンズを圧倒して以降は、2007年以外はパリーグのチームが制している。それもはっきり言ってほぼワンサイド、昨年のシリーズも互角のねじりあいに見えたが、まぁ正直あまり認めたくはないのだが、結局は最後は、ジャイアンツが力でねじ伏せられた感は否めない。

そして5年目を迎えた今年の交流戦はソフトバンクの連覇で終わり、これで始まって以来パチームの5連覇である、もっとも今年は5年目にして初めて通算対戦成績ではセが勝ち越したそうだが。

リーグを独走して、意気揚々と札幌に乗り込んだジャイアンツはいきなりパトップのポンハムの洗礼を受ける。怒涛の攻撃に為すすべなく連敗した姿を目の当たりにした筆者は

「こりゃ、パは強ぇな。」

といささかショックを受けたものである。そのあとすかさず楽天を連破して五分に戻したので大事には至らなかったが(話はそれるが、楽天を結局4タテしてやったのは痛快だった。野村克也という人物は大監督であることは間違いないが、それにしても球界長老の立場にある人間としては、あまりに発言に、自覚も節度もなさすぎる)選手の粒もなんとなくパの方がそろってるかなぁと思わされることが多々あった。

FA導入以来、他リーグやメジャーに活躍の場を求めるのは圧倒的にパの選手であった。主力を続々と抜かれ、失いながらも、めげずに選手を抜擢、育成した球団とその期待に応えてのし上がった選手、どちらにも雑草のような強さがあるのかもしれない、フッとそんなことを考えさせられた、今回の交流戦であった。

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2009年6月21日 (日)

もはや手段は選ばず

17日の水曜日に行われた麻生太郎首相と鳩山由紀夫民主党代表による2回目の党首討論を

「麻生首相は遅まきながら、冷静かつ誠実に説明責任に努めていたが、一方の鳩山代表は相変わらずのスローガンの羅列に終始していた。」

と評したのは産経新聞だった。しかし、これはあくまで自民党命、というより民主党をひたすら嫌い、そして足を引っ張ろうという趣旨で一貫している産経ならではの見方であり、実際のところは、政治家の中では稀有なほどの演説、討論下手の鳩山が、余裕を持って麻生をあしらったと言って、差し支えないだろう。過去にないくらいに落ち着いた雰囲気で行われた今回の討論は

「ハコ物ではなく、国民一人一人の生活を守る為に、予算を使う政治。」

と切々と訴えた鳩山の主張はなかなか心に響いてよかったと思う。一方の麻生は相変わらずの財源論、筆者はこの論争は前々から不毛だと思っている。だいたい野党に、与党と同じような完璧な裏付けのある財政政策を求めることに無理があるし、片方は税金の無駄遣いが一杯あると言い、片方はそんなものはほとんどないと言い張る以上、その決着をつける方法は、あると言っている方を政権の座につけ、やらせてみる以外に検証の方法がないからである。そして国民は「ある」と言っている方の勢力に、軍配を上げつつあるように見える。そして唐突に「第七艦隊うんぬん」とのたまいだして、失笑を買っていた姿は哀れですらあった。

前回も書いたが、麻生首相の命運は尽きようとしている。いや2月に郵政民営化にもともと反対だったと言ってしまった時点で、本当なら終わっていたはずだったのに、その後敵失から、一瞬蘇生したように「錯覚」しただけだったのである。もはやその権威は与党内にもほとんどなく、総裁選の前倒しや、信任投票を求める声が公然と吹き出しているだけでなく

「都議選で負けたら、あの人だってわかっているだろう。」

などという発言が、公然と語られるに至っては、もうどうにもなるまい。だが、麻生はこれまででも、自民党がこれまでとはまだ決まったわけではない。少なくとも彼らはそう思い、そして必死にあがいている。

彼らの希望の星はやはり「小沢一郎」。西松裁判が始まり、冒頭陳述で検察は小沢事務所がいかに、岩手を始めとした北東北の公共事業に対する影響力を保持していたかを語り、対する被告の西松建設前社長も事実関係を争う姿勢をみせないことから、再び小沢への、ひいては民主党への風当たりは強まりつつある。更に鳩山にも故人から献金を受けていたという不可思議な事実も発覚し

「政治と金の問題は、当然今国会後半の重要なテーマとなる。」

と自民党が張り切るというかつてない情景が現出している。

が、これが前回のような劇的な効果を挙げるかは、疑問も残るところで、まず検察のとにかく小沢ありきの姿勢に対する疑問、批判もまた高まってきており、それが自民の方に跳ね返ってきかねず、更に小沢その人が既に民主党代表の座を退いてしまっていることも、かつてほど、小沢攻撃に迫力を与えない。現に民主党は、これは小沢個人の問題という姿勢を強めており、世論がそれをどう判断するか?そして、なによりも致命的なのは、麻生が日本郵政のゴタゴタで、国民の信用を決定的に失っており、もはや麻生が今のままの地位にとどまっている限り、なにが起ころうと、形勢逆転の目は100%ない。

静岡県知事選は野党分裂、都議選は民主が首都東京で意外なほどの不人気で、麻生はまんざら希望を捨ててないらしいが、ここで連敗するようなら、もはや有無も言わせず、引き摺り下ろされるだろう。その前に、一か八か解散などという説もあるが、もはや麻生にそんな力があろうはずがなく、麻生と心中する気など、もとより自民党にはない。

自民党はやる、間違いなく総裁交代=首相交代を。舛添か、野田か、小池か石破かそれとも中川秀直かはまぁ知らないが、絶対にやる。民主党が小沢から鳩山に党首を替えただけで、ここまでの形勢逆転を成し遂げた以上、自民党にも可能性はある・・・かどうかはともかく、新首相の下で10月に総選挙、決まりだろう。静岡知事選と都議選のどちらかでも勝ったら案外自民党さん、困るんじゃないですかい?

一連の鳩山邦夫の言動は、後への野心があまりにもミエミエで、全く関心が湧かなかったのだが、彼が三木武夫の名前を出して、改革を叫んだとなると、今後の言動には、ちょっと興味をひかれる。所詮は民主党政権阻止を訴えている以上、筆者にとっては、敵であることは間違いなく、ただ、自民党さんの方で勝手にごたついてくれる分には、まぁウェルカムというところであろうか。そうだ、ヤケッパチついでに、自民党もいっそのこと由紀夫-邦夫の兄弟対決でも実現させてみたらどうだろう、ワッハッハッ。

今日は父の日。筆者にとって2度目にして、上の息子の最後の保育参観が昨日あった。自分の子供を見てというより、今年幼稚園に入ったばかりの年少児を見た時に、その成長を強烈に感じた。そしてその後、実家に父のご機嫌伺いに行ったのだが、リタイヤして1年、すっかり威勢が影を潜めてしまった父の姿は正直寂しかった。人間はやはり、平等に年をとる、それは嬉しいことであり、また悲しいことでもある。そんなことを実感した1日であった。

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2009年6月15日 (月)

進むも地獄、退くも地獄

昨日、投開票が行われた千葉市長選は民主推薦、社民支持の31歳の候補が当選、これで民主系は政令指定都市の首長選に3連勝となり、また衆院選前哨戦といわれる地方選3連戦のまず初戦を制することになった。

自公が擁立したのは手堅い前助役、連合千葉もこちらにつき、不戦敗の気配濃厚だったはずの民主が一転、息を吹き返したのは現職市長が収賄容疑で逮捕されてから。こうなると、前市長から受けていた後継指名も仇となり、あとは為すすべなく敗れてしまった。市議会議員を務めていたとは言え、その手腕は全く未知数である若き候補とベテランの前助役のどちらが市長にふさわしいのか、しかし時の勢いはそんな小賢しい理屈など簡単に吹っ飛ばしてしまった。

日本郵政社長人事を巡るゴタゴタをついに収拾でぎす、「盟友」であったはずの鳩山邦夫前総務相を事実上更迭せざるを得なくなった麻生太郎首相の無為無策ぶりは、いよいよ国民の麻生離れ、ひいては自民党、自公政権離れを助長した観が強い。

筆者は、鳩山の辞任を奇禍として、麻生は最後の勝負に出るかと思った、それは「内閣改造」。2月にもう1人の盟友と言われた中川昭一前財務相も辞任しており、これで閣僚の欠員が2人、補充の名目で乾坤一擲の大勝負に出ることは可能だったはずだ。が現実にはそのそぶりすら見せずに、またしても閣内の兼任人事でお茶を濁しただけ、今の麻生には人事権を発動する余裕も力もないということを、満天下に示す形となってしまった。

「改造なんてできない、下手に人事を動かして、新しい閣僚にスキャンダルでも出たら、もはや取り返しがつかない。」

「改造をして喜ぶのは、閣僚になった十何人かだけ。あとは外された奴や入り損ねた連中の恨みを買うのがオチ。」

なんて評はまだいい方で

「改造なんて意味ないよ、だって1番替わるべき人、替わって欲しい人が残るんだろ。」

などと身もふたもない声まで出る始末である。と言って、衆院議員の任期切れがもう目の前まで迫って来ているにも関わらず、今の流れでは、解散のタイミングもつかめそうもない。

言うまでもなく、首相の力の源泉は「解散権」と「人事」。しかしそのいずれをも事実上失っている麻生はもう完全に「死に体」、進退窮まったと言って差し支えないだろう。

とすれば、いよいよ「身もふたもない声」に従って麻生を替えるか。イチかバチか、座して死を待つよりはマシだろうという考えも成り立つが、前選挙後なんと「5人目の総裁=首相」を誕生させることに対する国民の非難、嘆息をかき消すだけの人材が今更見つかるとも思えない。

「こうなっては選挙はいつやっても負け。もはや、新政権を、来夏にW選挙に追い込むことを考えるしかない、そこで決戦だ。」

中川秀直元幹事長あたりは、こんな不貞腐れたセリフまで口にしている。

どっちにしても、どんなに批判を浴びようと、麻生はもはやギリギリまで選挙を引っ張るだろう、というか、それしか方法がないという方が正しいのだが。それでとにかく、もう1度民主がコケるのを待つ、無策だがそれしかない。

それともう1つ、うごめき続ける「第三極」指向の連中、つまり平沼赳夫、渡辺喜美、江田憲司と言った面々が画策する「新党勢力」に時間を少しでも与えること、これが結果的に野党、というか非自民票を分散させることにつながり、民主の足を引っ張ってくれるのではないかという淡い期待もある。現に、前哨戦第2Rの来月の静岡知事選では、渡辺をバックにした元民主党参院議員が小沢の説得をはねのけて、立候補を譲らず、事実上の分裂選挙となって、自民党を色めき立たせている。それに一時は候補を絞り込んだ共産党もこのところの支持率UPに気を良くして(微々たるもんなんだけど)、またせっせと候補者を立て始めている。こういう連中が、本心はどうだか知らんが、結局自民党の救いの神にこれまでもなって来たのは事実なのである。

とにかく、選挙まで最大引っ張ると実はまだ4ヶ月「も」ある。自民は絶対に諦めないだろう。このままの流れで10月になったら、それこそ国民の憤激に合って袋叩きにされるだろうが、それだっていいのだ。今やったってどうせ負けるんだから・・・。

プロレスラ-の三沢光晴選手が、試合中の事故で亡くなった。ジャイアント馬場61歳、ジャンボ鶴田は49歳、そして三沢選手はなんと46歳・・・「旧」全日本プロレスのエ-ス達はなぜにこんなに短命なのだろう。

10年前の馬場の死、更にはそれに続く全日の分裂騒動にすっかり嫌気がさした筆者はすっぱりプロレスファンから足を洗い、以来、三沢という人物には正直、好意は持っていなかった。が、しかしこんな悲劇的な最期を遂げてしまうなんて・・・考えられないし、信じたくもない。聞くところによると、ノアを設立し、社長に就任した後の三沢は見る影もなく太り、明らかな練習不足だったという。また、このところは体調も不良だったらしい。社長という激務を担いながらも、なおかつレスラ-としても第一線で戦い続けなければならなかった彼の心労、体力の消耗度は我々の想像を遥かに越えるものだったに違いない。受け身の天才と呼ばれ、また受け身だけはなによりも徹底的に選手に叩きこんだと言われる馬場の弟子であった三沢が試合中の事故で逝くなんて・・・正式な死因が発表されていない以上、軽率なことは書いてはいけないのだろうが、きっとそう言った要因がからみあっての悲劇だったのだろう。

「リングの上で死ねて本望だろう。」

なんて安直な言葉は絶対に送りたくない、あまりにも若く、そしてあまりにも突然過ぎる・・・。

三沢光晴選手のご冥福を心からお祈りいたします、そして三沢選手のご家族に心からお悔やみ申し上げます。

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2009年6月 4日 (木)

「なんだよ、2人してだましてたのかよ!」・・・(笑)

ダービーが終わった、競馬サークルの人々にとって1年の区切りは有馬記念ではなく日本ダービーなのだそうだ。ダービーが終わると

「今年も終わったなぁ、またこれから1年頑張ろう。」

と思うらしい。

それにしてもひたすら雨が降り続き、グチャグチャのコンディションだった今年のダービー。武豊騎手はブログで

「GⅠの馬場としてはタイキシャトルが勝った安田記念、いやそれよりひどかったのでは。」

と書いていたが、あの時はたまたまデートで八景島シーパラダイスに行っていて、何にも出来ずに帰って来た思い出があり、確かにひどい雨だった(そんな時、機転もきかず予定通りノコノコ行くから振られちゃうんだよね・・・)。あとはその前の年だったかキョウエイマーチが逃げ切った桜花賞あたりがパッと思い出されたが、どの道もう10年以上前の話である。

筆者が初めて馬券を買ったのは92年のJC、よりにもよってデビューにそんなレースを選ぶなんて、モノを知らないというのは怖いものである。そして翌93年から本格的に参戦と相成ったわけなのだが、その年のダービーは「記念すべき」筆者にとっての初的中レースとなった。3強と言われたウィニングチケット、ビワハヤヒデ、ナリタタイシンによる文字通りの激闘、そして鞍上は当時のビック3と言える柴田政人、岡部幸雄、武豊、すごいレースであった。結果的にではあるが、ラストチャンスをモノにして悲願のダービージョッキーの座に就いた柴田の執念と、そこに騎乗馬の持てる力をすべて発揮して立ちはだかろうとした岡部と武の好騎乗、ビギナー時代に見せられたプロの凄みはあまりにも衝撃的であった。以来もう16年、しかし筆者にとって、このレースを越えるレースは未だに現れていない。

初めて見たダービーがあまりにも劇的過ぎたこともあり、以来ダービーを予想する時だけは「ドラマ性」あるいは「騎手や陣営のダービーに対する思い入れの強さ」というファクターを考慮するようになった。なにせ、このレース体系がきっちり整備されている時代において、賞金が足りたからと、それまで全く別路線を歩んでいた馬が、突如として矛先を向けてくるなんてことが起こるGⅠは今や、間違いなくこのダービーだけだろう。勝ち負けになるならないは関係ない、まして自分の馬が割り込むことで迷惑を被る陣営があるなんていうことは全く考慮の外、とにかく出られる以上、参加しなければ始まらない、プロフェッショナルのはずの競馬人達に、そう思わせる魔力がある、それが日本ダービーなのだから。

前置きが長くなってしまった、そして今年のダービーである。「戦国」なのか、それとも「1強」なのか、焦点はそこにあった。皐月賞におけるアンライバルドの強さは圧倒的だった、あの力をまともに発揮されたら、他馬は顔色がないかもしれない。しかし、あの雨、そして大外枠、波乱要素は充分にあった。それにいろいろ惑星的馬はいるにはいた、しかし筆者の見るところ、結局は皐月賞で3強と言われた馬プラス青葉賞馬、この4頭以外はいらないように思えた。とすると勝つのはどの馬か?

申し訳ないが、岩田康誠がまだ勝つとは思えなかった。彼の出番はもう少し先、それに今年の彼はここ数年の中では決して乗れている方ではないのではないか。それでも勝つとしたらそれはアンライバルドが相当強く、このまま3冠を獲るくらいの器ということになる。3月にダービーのことを書いた時、実はアンライバルドの「ア」の字も書かなかった。つまりその時点で全く買っていなかったわけで、その不明を恥じるしかないのだが、しかしそれにしても3冠ロードを突っ走るだけの馬とはどうしても思えなかった。

その3月の時は正直、今年は横山典弘のものだろうと思っていた。ロジユニバースの力は他馬より、1枚上に見えたし、横山は年明けから絶好調、神がかった騎乗を見せていた。それよりもいい加減、横山に順番が回ってきてもいい頃だった。だが、皐月賞は全くの惨敗、原因がつかめず陣営が呆然としている有様では、こちらとしてもどうしていいかわからなくなる。

今回のダービーで多くの人が頭を悩ませたのは、このロジユニバースの取捨だったろう。2番人気でこれまた惨敗したリーチザクラウンはまだわかる、ワンパターンのレースしかできずに、それにはまらず自滅したということが。しかしロジに関しては、なんであんなに負けたのか、今でもキチンと説明できる人はいないはずだ。それだけに、結局この馬が2番人気に支持されたということは、見てる人はちゃんとみてるんだなぁと感心させられた。

リーチが人気を落とし、結果5番人気というのは仕方ないだろう。武は3年前のダービーでアドマイヤメインでなくアドマイヤムーンを選ぶという選択ミスで、つかめたかもしれない5勝目のダービーをみすみす逃した(と筆者は思っている)ことにより、当分、いやひょっとしたらもうダービーは勝てないと思っているのだが、管理する橋口弘次郎調教師のダービーに対する思いは、たぶん横山に負けないものがあるはずで、この馬の大駆けはありそうだった。アプレザンレーヴは強いと思った、セイウンワンダーの後塵を拝しての4番人気は納得できなかった。鞍上内田博幸はJRA2年目で、これも少しダービーを勝つには早いとも思うが、内田の時の勢いがあればいけるかもしれなかった。

今回のタイトルに借用した言葉は、ダービーの結果を聞いた同僚が思わず口にした言葉、偶然横に居た筆者は思わず吹き出した。(笑)というのは、筆者の行動である。馬券を買わず、岡目八目で適当なことを考えているだけの筆者に対して、実際に勝負をし、なにを買ったかは知らないが、見事に玉砕した同僚の悲痛な叫び。笑ってしまったが、同情もしてしまった。1、2番人気を背負いながら、揃ってふたケタ着順に惨敗したと思ったら、一転、今度はワンツーフィニッシュでは、それは文句を言いたくなる向きもあるだろう。

横山が

「勝てると思ってなかった。」

とインタビューで語ったそうだから、一転今回は本当に自信がなかったのだろう。それがあの圧勝、今更ながら競馬とは本当にわからないものである。逆にアンライバルドを始め、あの雨への恨み節は多いだろうが、それも競馬

「ダービーはその時に1番運のいい馬が勝つ。」

という古くからの至言を改めて実感させられる結果となった。

もちろん、ロジユニバースはやっぱり強かったのだと言うことが、改めて証明された結果でもあったし、リーチザクラウンが「3強」と言われるだけの力の持ち主だったこともアピールできた。アンライバルドともども順調に夏をすごして、是非にまた秋に力いっぱいぶつかり合って欲しい、期待したいものである。

ついにダービージョッキーの座を射止めた横山典弘、その喜びはいかばかりのものかと思うが、しかし少なくともインタビュー等では必要以上にはしゃぐでなく、涙を流すでなく、いつもクールな彼らしかったのは、さすがであった。岡部幸雄を追い落として関東リーディングを初めて獲ったのは確か95年だったのではないか。いよいよ武追走かと思われながら、その後、岡部にリーディングを奪還されるなど精彩を欠いたままの日々が続いて来たが、子息の競馬学校入学、そして内田というあまりにも大きな刺激剤の登場に、ついに覚醒した感がある。これからまた、凄みのある騎乗を見せてくれるのではないか。

ダンスインザダーク、エアシャカールに次ぐ3度目のダービー2着は横山と並ぶ歴代2位タイ。不調、冴えないといわれながらも昨年は3着、そして今年は2着。大舞台でそれなりの見せ場を作るのはやはりさすがと言うべきか、武豊。ダンスがフサイチコンコルドの末脚に屈して悔し涙を見せて以来、4度の栄冠を勝ち取った彼だが、ダンスの敗北に呆然と座り込んでいたとされる橋口師はこれまた3度目の2着。現役調教師最多のダービー出走馬を送り出しながらも、未だに遠い栄光。橋口の調教師生活も残り少なくなってきた、武は果たして橋口にダービートレーナーの座をプレゼントできるのだろうか。

今回のダービーで残念だったのは前人未到の3連覇がかかっていた四位洋文騎手がついに出走かなわず、戦わずして偉業への道を絶たれてしまったことである。プロの世界は弱肉強食、厳しいものであるが、そう言えば、先週6勝を積み上げて、武を引き離し、横山を抜き去った内田博幸がついに、全国リーティングに躍り出た。南関東で長らく続いた石崎隆之、的場文男の時代を終焉させた男がJRAでも武豊の一人天下に終止符を打つのか。なんとなく武の足取りがおぼつかない今、リーディングは、岩田、藤田、池添、松岡らを含めていよいよ群雄割拠の時代に突入したようである。

4戦連続延長戦、そのうち3試合が12回引き分けとは恐れ入った。今日の試合も全部見ていたわけではないが、打てないのも確かだが、ベンチワークも選手の動きもなんとなく冴えないねぇ。唯一の失点のきっかけとなった鶴岡の落球はお粗末の一言だし、延長11回、相手の投手がアップアップしているのに、ボール球をバントしてフライを上げるキムタクのとてもベテランとは思えないプレー。逆に、その前の回の無死二塁で売り出し中の坂本の打席とは言え、バントの気配全くなしというのはいかがなものか。そしてこれは今更、言っても、もう仕方ないのだが、あのクルーンの1人相撲はなんとかならんのか。12回、二死から8番バッターに四球、そして9番にヒットを打たれ、あわやサヨナラの危機、なんとか最後のバッターを抑えたものの、得意の天井ポーズしてる場合かよ、と言いたくもなる。

一時当たり始めたかに見えた阿部も李も、あっという間に失速。ラミレスもここ2年が出来すぎ、まぁこんなもんなんじゃないのという感じで、小笠原が孤軍奮闘しても追いつかず。なんか、高橋由伸が恋しくなってきちゃったなぁ・・・。

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