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2009年10月

2009年10月30日 (金)

さぁ、決戦だ!!!

昨日のドラフト会議で、ジャイアンツは年頭から公言していた通りホンダの長野久義外野手を1位指名した、長野選手にとっては、3度目のドラフトでのついに念願成就となった。このご時世に、ここまでジャイアンツ一途に待ち続けてくれた長野選手の一本気な姿勢に、一ジャイアンツファンとしては、心からの祝福と感謝の気持ちを送りたいし、ここまできて変な策をろうすることなく、長野選手の思いに応えたジャイアンツの誠意もよかった。

二岡の退団で、1年空きとなっていた背番号7をつけ、ジャイアンツに殴り込みをかけることなった長野選手だが、今のジャイアンツの外野陣は高橋由伸すら居場所を失ってしまうほどの層の厚さ。その道程は決して平たんではないと思うが、自らの意思を貫き通して、飛び込む世界。チームに新風を巻き起こしてくれることを期待したい。

今ドラフト注目NO1の菊池雄星投手は西武が指名した。アマ球界に関しては全くの無知、その上ジャイアンツが指名しないとあれば、あまり興味はなかったが、それでも一時は10球団が指名するとか、メジャーが獲得に乗り出したとも伝えられる逸材。本人は随分迷ったそうだが、これには様々な意見があろうが、日本で生まれ育った以上、日本のプロ野球界を粗末にするような真似はやはりすべきではない。こういう選手が加わるとチームは活性化するのだが、それにしてもこういう注目選手は、みんなパが持って行くね。クジだから、いかんともし難いにしても、セは頭が痛いところである。

そして、明日からはいよいよ日本シリーズ。尾花コーチの騒動は恐れ入ったが、しかしちまたはジャイアンツ優勢の御宣託。まぁ筆者も負けることはないとは思っているが、でも正直言えば、去年もそう思っていたし、今年の交流戦にいきなり叩かれたショックも忘れたわけではない。しかし、その後東京ドームでお返しして、タイで終わったのだから、必要以上に恐れを抱くことはない、もちろん油断もできないが。敵の大エースが登板できないのは有利な材料かもしれないが、こちらもグライシンガーがダメなのだから、その点は五分五分。いつも同じようなことを書くが、ポイントはポンハムの豊富なサウスポー陣を我が打線がどのように攻略するか、今まで通りの力を発揮できれば、おのずと結果は出るはずである。さぁ、いざ出陣である!

ということで、これから仕事に行ってまいります。

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2009年10月25日 (日)

「必ず、達成します!」

河原純一という投手は95年にジャイアンツにドラフト1位で入団しながら、ケガやトレードなどで波乱の野球人生を送り、一昨年にはライオンズを解雇されながら、1年浪人の末に今年ドラゴンズにテスト入団を果たしたという苦労人だが、今年防御率1点台でセットアッパー役を見事に務めた彼を、6回に中日がまだ諦めるわけにはいかんとばかりに投入して来た時、筆者はある試合を思い出した。

2002年、新生原ジャイアンツのストッパーに抜擢された河原は、開幕から無失点、防御率0.00の完璧な守護神ぶりを見せていた。だが4月末の神宮でのヤクルト戦、味方が9回にやっととった虎の子の1点を守るべく登場したものの、相手の4番にセンターバックスクリーンに逆転サヨナラツーランを叩き込まれて負けた。神通力を失った河原は、この年こそなんとかクローザーの座を守り抜いたものの、翌年からは出れば打たれの繰り返しとなってしまった。河原の快進撃にストップをかけたのは、今やジャイアンツの不動の4番打者となったアレックス・ラミレスその人であった。

恐らく、こんなことを思い出していたのは、本人達を含めても筆者1人だったと思うが、注目の因縁対決(笑)は、ラミレスが初球をボテボテのピッチャーゴロであっさりジャイアンツに8点目が入り、落合監督も苦笑いの結末となった。そしてこの8点目がダメ押しのダメ押しとなり、ジャイアンツが初戦の嫌な負けを見事にはねかえして3連勝。次の土曜からの日本シリーズに駒を進めることとなった。

森野にずっとやられ続け、ひたすら後手に回り続けたこのステージを4戦目にして、初めて先手を取り、3回のビックイニングでほぼ勝負を決定づけた今日の試合。先発東野の気合の入ったピッチングが、流れを大きく引き寄せたことは認めるが、それでもこの試合、結局勝ち投手の権利すら獲得できずに降板する羽目に陥ったのは、バックに足を引っ張られたことはあるにしても、相手の8番打者に2打席連続でクリーンヒットを打たれるような不用意なピッチングがたたったもの。中日にここ2年、全く歯が立たずに、ついにこのステージ出番なしに終わった内海ともども、考えてもらいたいものである。

それにしても、5回の大ピンチによく越智を投入したね。シーズン終盤から、完全に調子を崩し、短期決戦でこれ以上使うのは危険とすら思われただけに、いろんな意味でM中村の試し時かと思ったら、なんとベンチに入っておらず、まぁ結局越智しかいなかったのだが、ストレートに自信がないのかフォークの連投で、森野、プランコを連続三振でピンチをしのぎ、次の回も無事に抑えたのは光明であった。ただ、今日はフォークが良かったのと、大量点に助けられた感もあり、ストレートがあと1週間でどこまで、戻ってくれるかがポイントになろう。そして、越智が6回までつないでくれたおかげで、あとは豊田、山口、クルーンの盤石リレー。山口は、昨日は打たれたみたいだが、もはや風格すら感じさせるピッチング。豊田も黙々と自分のポジションを守り、クルーンは今年は見事なクローザーぶりだった。シリーズも頼みましたよ。

投手がいくら踏ん張っても、点が取れなければ勝てないのが野球というゲーム。今日ぐらい、中日に力の差を見せつけて、楽な試合をみせてくれよという筆者の願いに見事応えてくれた打線もシリーズに向けて、いいムードになって来た。繰り返しになるが、常に中日に先手を許す苦しい展開が続いたが、第2戦、チェンを一気に打ち崩したのは大きかった。チェンという投手は抜群の防御率を誇る好投手だが、大試合に弱いイメージがあり、筆者はそんなに恐れていなかったのだが、それでも相手のエースを叩いたのは大きかった。

更に、昨日の逆転劇は当たり前ながら本当に大きかったねぇ。グライシンガー不在となった今ステージ、あそこで負けると残りの先発投手が心もとなかっただけに脇谷はまさに、値千金の一打であった。あの一打でCSのMVPを獲得、全試合通じて、出たのは10分くらいなのにと、お立ち台で照れていたが、しかしそのくらいの価値は十分あった。その他にも大道、古城、主力の他にも層の厚さを見せつけて、終わってみればシーズン同様完勝であった。

そして我らが大将、原辰徳である。手駒を十二分に使いこなして、因縁浅からぬ落合中日を圧倒してのセリーグ完全制覇。その上、聞けば突然のドーピング疑惑に包まれた敵を、清武代表や伊原へッドコーチが批判、牽制する姿勢を見せたのに対して、この件に関して、当該敵投手を一切野次るなと、選手達にぴしゃりと言ったという。今日のお立ち台でもタイトルにさせていただいたセリフをバッチリ決めて、さぁポンハムどんと来いといった構えは、もはやカッコ良すぎ!とにかく、いつまでこだわってるんだと言われようと、今年は意地でも相手チームには勝たれたくなかっただけに、溜飲を下げた思いで、本当に今は晴れ晴れとした気分である。

一方、シーズンに続いて力の差を見せつけられる形で敗退した中日落合監督の口からは、今年も勝者を称える言葉が出て来ることはなかった。戦力分析や選手起用といった面では卓越した手腕の持ち主ではあるのだか、それにしてもこの人物の言動の節々から感じさせられる器の小ささは、なんともやりきれないものがある。そして、中日の終戦により、立浪和義、井上一樹という共にドラゴンズで一時代を築いた2人のプレーヤーの現役生活に、幕が下ろされた。落合とソリが合わないとされ、不遇な選手晩年生活を強いられた井上の最終打席は痛烈なファースト正面のゴロ。亀井のエラーを誘って、中日最後の反撃機を作ったのは、気迫の男井上の最後の執念だったろうか。そして引退を惜しむ声に

「打つことはともかく、走ることと守ることがもうダメになった。」

と自らのプライドを主張して去る立浪は最終回、ドラゴンズファンはおろか、ジャイアンツファンからも総立ちで迎えられ、レフトフライに倒れると、ベンチ前でグランドに大きく一礼して、退いて行った。高木守道、谷沢健一そして立浪と受け継がれた「ミスタードラゴンズ」の名称は、この後誰が受け継ぐのであろう。

そして、もう1人。デーゲームで行われたパリーグCS第2ステージ4戦で北海道日本ハムファイターズの前に屈した東北楽天ゴールデンイーグルス監督野村克也も、長い間のユニフォーム生活に別れを告げることになった。この人については、また改めて。

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2009年10月21日 (水)

いつか来た道・・・?

いやぁしょっばなからひどい試合を見せられたものだ、いくらなんでもいきなり5点とはねぇ・・・。とにかく先発がドンと大量失点、実戦を離れていた打線は焦って大振り、空回りを繰り返し、中継ぎも踏ん張れずに完敗とは実は、事前に恐れていた最悪のパターン。シーズン中、抜群の安定感を誇っていたゴンザレスだから、まさかとは思っていたのだが・・・。

先発小笠原にひねられ、そのまま、あれよあれよという間に3タテくらって、とんだ赤っ恥をかいた2年前の悪夢を思い起こすなという方が、無理なスタートとなってしまったが、あの時と違うのは、とにかくこれでタイになっただけだということだ。。もうこうなったら、今日は厄落としとさっぱり諦め、明日からまた新規蒔き直し。とにかく、レギュラーシーズンで相手に12ゲーム差をつけた自分達の力を信じて戦ってもらうしかない。しっかりして下さいよ、ホントに・・・。

一方同時スタートのパは大量リードされたポンハムが終盤の大反撃、負けるにしても、チャンピオンチームとしてこれくらいの意地はジャイアンツにも見せてもらいたかったものだぜと思っていたら、なんと逆転満塁ホームランが出て、劇的にサヨナラ勝ちしてしまった。終盤2イニングで8点とっての大逆転とは、なんともすさまじいものを見てしまったが、これは逆に楽天のオンボロリリーフ陣の方が問題で、とにかく、出てくるピッチヤーがみんな4点台だの5点台だのといった防御率。こんな陣容でよくシーズン2位になったものだと、不思議に思って見ていたら案の定の結末であった。まぁこちらの方は早々に、先が見えた気配ですな。

とにかく未熟、未経験者の集まり、試行錯誤は当たり前のことなのだから、しばらくは様子を見ようと、あえて政治についてはしばしの沈黙を決め込んでいたのだが、さすがに今日のニュースには黙っていられなくなった。日本郵政の西川善文社長を退任に追い込んだのは、まぁ公約通りとしても、後任に斎藤次郎っていうのはどういうことだい?

斎藤ってのは、あの悪名高い細川内閣での「福祉目的税」導入を小沢一郎と組んで、強行しようとして、大顰蹙を買った奴だよね?官僚の名前なんかいちいち覚えていない筆者ですら、すぐピンとくるくらい「インパクトの大きい」人物である。そんなのをどこから引っ張りだして来たのかはしらないが、また要職に就けるっていうのはどういう神経なのだろう。小沢の推薦なのかい?

天下りに反対と声高に叫んで、いざ政権に就いてみたら、中枢は元財務官僚だらけとは、よく聞く批判だが、この人事はついに極まったとしか言いようがない。だいたい、参院で与野党逆転してから、元官僚特に財務省OBの国会承認人事を徹底的に否認して来たのはどこの政党だったのだろう。あれは政権とる為のタクティックと言われれば、それまでだが、それにしたってこの手のひら返しはあまりにもひど過ぎやしないか?

売り物のはずだった「国家戦略局」の設置もいつの間にやらトーンダウン、このまま下手をすると立ち消えの気配もあり、菅直人は早くも棚上げ、封じ込められたとの風説まである。実際に政権に就けば、いろいろな思惑違いがあるのは、仕方ないが、それでも押さえるべきポイントを外すと取り返しのつかないことになる。当面の焦点である2つの参院補選は目前、圧勝に酔ってばかりだと足元をすくわれるよ。

鳩山内閣が、何もしていないとは言わない。国民の大きな期待、迫り来る参院選を前に、少しでも早く目に見える実績をと焦る気持ちもわからないではない。が、政権交代の大きな意義の1つが「チェンジ」なら、もう1つの意義は「オープン」であることを忘れてもらって困る。目前の懸案処理に忙殺されるがあまり、そのもう1つの意義が、早くもおざなりになりつつあるのが、筆者にはたまらなく不安でならない。

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2009年10月20日 (火)

さぁ、いざ出陣!!

セントラルリーグのCS第1ステージは2勝1敗で中日がヤクルトを下して、第2ステージへ進出。これでCSスタート以来、セの第2ステージは3年連続同カードということになった。ヤクルトが中日のエース、チェンをワンチャンスで打ち崩して、先勝した時には、おいおいと思ったが、続く第2戦を接戦ながら落としたのがすべてだった。まずは順当な結果であろう。

水曜からの第2ステージ、油断せず普通に戦えれば、1勝のハンデもあるのだから、ジャイアンツが勝てるだろう。少なくとも今年に関して言えば、対戦成績からみても両チームの戦力差は歴然としている。しかし、「普通に戦う」ことの難しさは一昨年に痛感している。あの苦い思い出はなかなか払拭できるものではない。ましてやプロ同士がぶつかる短気決戦、何が起こっても不思議ではないのだ。

先月23日に早々に優勝を決めたからほぼ1ヵ月、実戦勘の維持が課題であったが、雨天中止があって結局ジャイアンツが1番最後まで、公式戦を戦う形になったのはラッキーだったし、その後宮崎に短期キャンプに乗り込み、フェニックスリーグで更に実戦をこなした。正直消化試合や2軍相手の試合では不安がないわけではないが、そんなことを言っていても仕方がない。やるべきことはやったということだ。

鍵はとにかく打線、点を取れるかどうか、その一点にあると言って差し支えないだろう。特にポイントは第一戦、ここ2年初戦を落としているジャイアンツだが、中日がチェン、吉見の2本柱を使い果たしているだけに今年こそ、ここは確実に勝って優位を広げたいものである。グライシンガー不在を余儀なくされているだけに、決して楽観できる情勢でもない。

とは言っても、あまり肩肘張っても仕方がない。繰り返しになるが、普通の力を出せれば、まず勝てるはずである。変な小細工をしたりしないで、堂々中日の挑戦を受けて立てばいい。中日はまずキチンとヤクルトを退けてくれた、今度はジャイアンツがリーグ3連覇の王者たる力を見せる番である。

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2009年10月16日 (金)

三度目の秋

去る10日の土曜日は、我が長男の3度目にして、そして幼稚園最後の運動会であった。昨年は、雨の中の強行スタートであったが、今年は曇り空ながら雨の心配は全くなく、昼ごろからはむしろ暑い日差しが照りつけるくらいであった。

2年前、初めて親として参加した時には、全く逆の立場でそう思ったのだが、子供というのは2年でこんなにも大きくなるものなのかと、改めて痛感させられた。「年少さん」というのは、あんなにもちびっちゃかったんだなぁ。

長男の最初の出番は徒競争、我が子の姿を撮るのに忙しく、毎年子供が何着だなんて見えたことがないが、今年は6人中2番目だったらしい、うん成長、成長。

続いては筆者にとっては「鬼門」の親子競技、今年は我が子を背負っての「騎馬戦」。3クラス対抗で、帽子を取り合うこの競技を昨年は「ご苦労なこって」と眺めていたが、いずれはこちとらにもオハチが回ってくるという当たり前の事実についてはよく考えていなかった。適当に流してと思っていたのだが、いざ号砲が鳴らされてみると、やっぱり闘争本能からか取られまいと必死こいてグランドを駆け回って、どのくらいたったか(無論そんなに長い時間であるはずはないのだが)、終了の合図が鳴って、ふと確認すると我が子の帽子は無事である。クラス順位も2位でやれやれと思っていると

「それでは2回戦を始めます。」

という耳を疑うような声。おい、またもう一回やるのと反問する間もなく、再び号砲。運動不足、運動音痴、運動嫌いと3拍子揃っている身にとっては地獄のような時間。1回目よりかなり時間の長さを感じ、いい加減にしてくれ~と内心悲鳴を上げたところ、ようやくホイッスル。背中の子供を振り落とすように降ろし、ヘナヘナと座り込む様は、我ながら情けなかったが、もう限界を超えていた。2度目も帽子は取られなかったことだけが救い・・・ということにしておこう。

午前最後の出し物は年長児の鼓笛隊。2年前、これを初めて見た時の感動は今でも忘れない。我が子とわずか2歳しか違わない子供達がこんなことができるのかと目を見張り、我が子の出番でもないのに、思わずビデオを回してしまったのを昨日のことのように思い出すが、それをついに目の前で長男がやっている姿に

「成長したな。」

としばし、感慨深く眺めていた。昼食は昨年に引き続き参上の当方のジジババも交えて、妻が徹夜で作った弁当をつつく。ああいうところで食う弁当というのは、なぜにあんなにおいしいのだろう。

午後は、妻が参加予定だった保護者対抗の大玉ころがしに急きょ参加させられるハプニングはあったものの、それは大過なく終了。息子の出番はあと2つ、まずは組み体操。

先生の笛、太鼓の合図に合わせて、様々な形、ポーズを見せるのだが、昨年も同じことを思ったが

「よく仕込まれてるなぁ。」

と少々不謹慎な感想を持った。そしてオオトリは運動会の花形「クラス対抗リレー」。

最初の女の子チームは3クラス中2位、そしていよいよ男子の出番である。我が子は6番目に登場とのことで、期待半分心配半分で眺めていると、2番手でバトンならぬリングを受け取るとトップを懸命に追走、わずかな差まで追いつめ、次に無事リングを渡したのはなかなかの健闘と見えた。その後息子の唯一無二の親友の奮戦もあったものの、トップには少し離れた2位のままレースは終了したのだが、ビデオを撮りながら思わず吹き出しそうになったのは、周りの親のヒートアップぶり。自分の子はもちろんのこと、クラスの子の応援にも絶叫しているのには、普段の気取った様子もどこへやらと笑えたのだが、後でビデオを見直してみると、入っていた自分の声も結構興奮していた・・・。

こうして最後の秋の一大イベントは終わった。帰り道、あのリレーの走る順番は先生が決めたのかと、何気なく尋ねた筆者は返って来た息子の返事に驚いた。

「僕達が決めたんだよ、僕達が話し合って決めたんだ。」

そうなのか、自分達で決めたのか、2年前、母親から離れられずピーピー泣いていた子供が今、胸を張って「自分達で決めた」と言い切った。なかなか幼稚園になじめず、心配した担任から電話が掛ってきたこともあった。今も残念ながら社交的とはお世辞にも言えない我が子ではあるが、やっぱり彼にとって、この幼稚園での2年半は決して無駄ではなかったのだ。ホッとすると共に、なんとも言えないたくましさまで、感じてしまったのは、さすがに親バカが過ぎるであろうか。

そういえば、今年の運動会には来年度入園予定者して、次男も母親と一緒に1つ競技に参加した。兄貴と違って物おじしない性格と見えた次男がここ半年、すっかりママべったりの臆病者になってしまい、心配していたのだが、同時期の兄貴が全く走れず、母親に抱きかかえられるようにゴールしたらしいのに比べ、ちゃんと手をつないで走ってゴールしたのはまぁよかった。この3年、我が家の中では幼稚園の運動会の主役であり続けた長男はいよいよその座を、来年から弟に譲ることになる。どんな社会にも世代交代というものはあるものなんですね、だから仕方ないんですよ、ノムさん。

この日はたまたま筆者の母親の誕生日にも当たっており、親子3代楽しく夕食を共にしたのだが、だんだん体調が悪くなって来て、実家に遊びに行くのはキャンセル。家に戻って熱を測るとなんと38.5度。おいおい、こりゃインフルエンザかとそのまま寝込んでしまったが、翌日には平熱に戻ってそのまま何事もなかったかのように出勤出来たのはなんだったのだろう。騎馬戦でどうやら疲れ果ててしまったということになるらしい。それにしても、我ながら情けなくなるほどの体力のなさ、これからまた3年、子供の運動会につきやってやれるのかいな・・・?

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2009年10月15日 (木)

今更ではございますが・・・CSってなに?

今シーズンの両リーグの公式戦全日程が終了し、パリーグは翌16日、セリーグも17日からリーグ戦2.3位チームによるクライマックスシリーズ第一ステージに突入。21日には第一ステージを勝ち上がって来たチームを両リーグの優勝チームがそれぞれの本拠地で迎え撃っての第二ステージへ、日本のプロ野球はまだまだ熱い。

大変遅くなってしまったが、北海道日本ハムファイターズのパリーグ制覇を心から祝福申し上げます。ジャイアンツの3連覇も偉業だと思うが、ファイターズのここ4年の内で3度のリーグ制覇、それも毎年のように主力が抜けながらのそれは、これまた称賛すべき快挙である。このチームの北海道移転以来の歩みには、学ぶべきものは本当に多いと思う。

そしてそのポンハムと優勝を争ったとは残念ながら言い難いものの、誕生5年目にしてついにAクラス・2位に浮上した東北楽天ゴールデンイーグルスの躍進にも、心から拍手を送らないわけにはいかない。ゼロどころかマイナスからスタートしたと言っても過言ではないチームをここまで引き上げたチーム首脳部の熱意と野村克也監督の手腕には、敬意を表するしかないが、それだけにここに来てのドタバタは傍から見ていると不可解なことが多く、残念である。せっかく地元仙台での開催にこぎつけたのだから、悔いのない戦いをしてもらいたいものである。逆にシーズン前からのゴタゴタからついに、力を発揮できないままボビー・バレンタイン監督の退任で幕を閉じた千葉ロッテマリーンズ、昨年うらやましいばかりの多くの若い力で日本一を勝ち取りながら、一転CS進出すら逃してしまった埼玉西武ライオンズ、スポーツの世界というのは、明白に数字の結果が表れる厳しい世界なのである。

2005年、今のCS制度をパリーグが導入して2年目のことである。当時「プレーオフ」と称して、この勝者を「リーグ優勝チーム」と認定していた時代、前年のライオンズ、そしてこの年のマリーンズとシーズン2位だったチームがいずれも第一ステージを勝ち上がった勢いで、そのまま日本シリーズ優勝まで駆け上がっていくのだが、いずれの年も2位に4.5ゲーム差をつけてシーズンを「1位通過」した福岡ソフトバンクホークスの立場はどうなるのだという声は大きくなるばかりであったし、更にこの年のプレーオフはある意味、日本プロ野球の根幹を揺るがしかねない重大な危険をはらんでいたのである。

それはオリックスバッファローズとの接戦を制してプレーオフに進出して来た前年の覇者ライオンズのシーズン勝率が5割を切っていたことであった。この年、筆者はごひいきのバレンタイン率いるロッテを応援していたものの、実はライオンズが勝ち上がらねぇかなと底意地の悪い期待もしていた。ライオンズがロッテ、ソフトバンクを連破すれば前代未聞の「シーズン勝率5割を切ったチームのリーグ優勝」という恐るべき怪挙が堂々とパリークのオフィシャルレコードに残ることになる。それだけではない、そのまま西武がその年のセリーグの覇者阪神タイガースをも破って日本シリーズを制すれば、「シーズン勝率5割を切ったチームが日本一」となり、この年にスタートしたアジアシリーズに日本代表として出場することになったのである。これがどんなにバカげたことかは、野球ファンならおわかりいただけるだろう。結果はロッテが西武を一蹴、日本プロ野球界はその歴史に大きな汚点を残すことだけは、無事免れたのである。

2年後にセも同制度を導入、名前も「クライマックスシリーズ」と改められ、その際、リーグ優勝チームはシーズン1位チームと明記され、CSと略称されたこのシステムは日本シリーズ出場権を賭けて争う場とされた。暴挙の1つはこれで回避された、そう勝率5割以下のチームの「リーグ優勝」という暴挙である。しかし、もう1つの暴挙の可能性は依然残されたままである。そして、今年その「残された暴挙」が実現する危険性に、野球界はさらされることになった。阪神との激しい争いを制してセ3位に滑り込んだ東京ヤクルトスワローズがわずか1つながらシーズン負け越しを喫し、勝率5割を切ったからである。

セがCSを導入した時、当時4年続けて優勝を逃していたジャイアンツの救済処置と揶揄する向きもあった。しかし皮肉なことに、それからジャイアンツはリーグ3連覇、逆に「敗者復活戦」と、声高に批判していた落合監督率いる中日ドラゴンズの方が、こちらに賭ける形となり、現に導入初年度からいきなりおいしい思いをした。

今更CS制度導入の是非を問うても、もう仕方あるまい。3年連続リーグ制覇チームのファンとして、「めんどくせぇな」という気持ちを抱いていないとは言わないが、それでもCS制度がなければ、昨年の大逆転優勝はなかったと思っているし、優勝が決まっても、尚勝敗の行方への興味を失わせず、いわゆる消化試合の激減につながり、野球界の盛り上がりに大いに寄与している事実は今更否定のしようもない。

だが、なのである。「プロ野球」である以上、見せること、魅せることを無視することはできないが、しかしスポーツである以上、最終的に称えられるべきは「勝者」のはずなのである。その一線を踏みにじってしまった時、それはもうスポーツとしての根本を踏み外したことになる。CS制度を導入してしまったのだから、そんな理屈はもう意味がないと言われるかもしれない、しかし守るべき最後の一線はある。

正直腹に据えかねる言動を繰り返す監督とチームであるが、それでも中日ドラゴンズには、断固第一ステージでスワローズを粉砕してもらいたい。万一、それが成し遂げられなかった時の我が読売ジャイアンツの責務は重い。「シーズン5割を切ったチームの日本シリーズ進出」、ましてや「優勝」など、断固あってはならないのである。

今年は今更どうしようもない、しかし是非「シーズン勝率5割を割ったチームはCSへの参加資格を失う」という規定を制定してもらいたい。スワローズというチーム自体になんら遺恨があるわけではない。しかし、彼らの躍進は「シーズンのプレーオフ化」というゆゆしき事態の招来の促進に他ならない。それは大袈裟ではなく、野球界そのものの崩壊につながりかねないのではないか。野球界首脳の英断を是非期待したい。

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2009年10月 7日 (水)

将棋順位戦異聞2009

長い歴史の中で、なかなか起こらなかったことも、1度起こってしまうと、もう壁がなくなってしまうのかもしれない。先日決着を見た将棋の王位戦は深浦耕市王位が昨年の竜王戦以来、タイトル戦史上2度目となる3連敗からの大逆転で2度目の防衛を果たした。敗れた木村一基八段にとっては、棋聖戦に続く今期2度目のタイトル挑戦となったが、悲願にはまたしても一歩届かず、立ちはだかる分厚い何かを痛感させられることとなってしまった。

その木村の挫折でタイトルホルター不在が続くことになった第68期A級順位戦は、これまた波乱に満ちた展開となっている。今期のA級が始まる前は、今年は「波乱」はないと思っていた。羽生名人への挑戦者は、誰がなっても不思議はないほど実力伯仲と思っていたが、陥落者2人は失礼ながら、今期カムバックして来た2人のベテラン、高橋道雄九段と井上慶太八段が、そのままB1に送り返されるだけだと思われたからである。とうに盛りを過ぎた40代の2人のA級復帰は快挙には違いないが、それにしてもいかんせん荷が重すぎる・・・はずであった。ところが、なのである。

3回戦が終了した現時点で、唯一の無傷はタイトル戦からすっかり遠ざかり、ここ2年の戦いぶりを見ると、そろそろA級維持も苦しくなったかに見えた谷川浩司九段。2勝1敗で高橋、井上の両名も含む6名が続き、1勝2敗という棋士はおらず、3連敗になんと佐藤康光、丸山忠久、藤井猛各九段という名人、竜王経験者がずらり並ぶという意外な事態となっているのである。

「藤井システム」を引っ提げ、一時は将棋界を席巻するかに見えた藤井も気が付けば、2001年に羽生に竜王位を奪われて以来、もうまる8年間タイトル戦とは無縁の存在となり、「丸山ワクチン」の効なく、丸山も2003年に棋王位を失って以来、タイトル戦への登場がない。今期ここまでの通算勝率も藤井が.384、丸山が.381と、とても差し盛りの九段の成績とは思えない。

そして佐藤である。丸山、藤井より順位が上の佐藤だが、ある意味深刻なのは、戦前「白星配給係」と踏んでいたはずの高橋、井上に立て続けに叩かれてしまっていること。2年前、地獄の淵から辛うじて生還したあの悪夢の再現に、おびえなければならないのか。

その佐藤がうめくようにつぶやいたと言う。

「40を目前にして、我々も羽生さん以外は、なかなか気持ちよく勝てなくなって来ている。」

と。長らく棋界に君臨してきたいわゆる「羽生世代」も来年、佐藤が達人戦への出場資格を得るのを皮切りに、続々と不惑を迎えることとなる。その年齢の壁が迫ってくるのを、佐藤もひしひしと感じているらしい。いや、羽生だって名人戦で郷田真隆を、棋聖戦で木村をうっちゃり、指定席とも言える王座戦では若手の山崎隆之七段の挑戦を軽く一蹴して見せたものの、今期のここまでの勝率.571は通算勝率が7割をゆうに超えている羽生としては、お世辞にもいい成績とは言えない。

ふと気付くと、現在のところ、羽生を含むA級棋士が軒並み苦戦しているのである。丸山、藤井の他、佐藤、高橋、郷田となんと5人が勝率5割を割り込み、谷川、木村、井上も辛うじて1,2の勝ち越し、まぁ合格点と言えるのは渡辺明竜王への挑戦を控えた森内俊之九段の.667と.611の三浦弘之八段の2人くらいなのである。

これが一過性のものなのかどうかは、もう少し推移を見ないとわからないが、対するB1タイトルホルダートリオのうち、渡辺が勝率8割台、久保利明棋王が7割台で突っ走ってリーグ戦をリード。深浦はやや遅れをとったが、それでも6割台後半の勝率で後に続いている。いよいよ待望久しい棋界の世代交代の息吹なのか、今後の展開は要注目である。

中川昭一元財務相の急逝には衝撃を受けた。筆者は中川氏の支持者でもなく、またその政治信条や姿勢に全くシンパシーを感じたこともなかったが、ついこの間まで重要閣僚として、日本の政治をリードしていた人物の突然の訃報には正直、言葉もない。確かにあの「もうろう会見」は失態以外の何物でもなく、その意味では落選までは「身から出たサビ」としか言いようがないのだが、そんな失意の政治家から命まで奪ってしまうというのは、運命というものの残酷さにおののくばかりである。

中川氏とは因縁浅からぬ鈴木宗男新党大地代表の号泣する姿がTVに映っていた。それを見て、空々しいと思う気持ちもなくはなかったが

「こんな別れ方をすることになるなんて・・・、昭一さんにも私に言いたいことがあったかもしれんし、私も昭一さんにわかって欲しいことがあった。」

という言葉には、胸をつかれる思いもした。

父一郎元農水相の急死を受けて、政界入りした中川氏。父も58歳の若さだったが、彼もそれよりまだ若い齢で天に召されてしまった。財務相、農水相、党政調会長など、要職を歴任して来た彼が、本当は政治家向きの性格ではなかったという評まで、聞こえてくる今、政治家の世襲のあり方にもまた、改めて一石を投じたのではないのだろうか。

それにしても中川元大臣といい、クレヨンしんちゃんの作者といい、人の命のはかなさについてつくづく考えさせられる秋である。

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