日記・コラム・つぶやき

2008年7月23日 (水)

暑いですなぁ

ノ-マンは惜しかった、大健闘だったと思う。ただ、中継の終盤、解説の青木功がもらした一言

「グレッグは疲れちゃったね。」

という言葉は印象的だった。久々の修羅場の戦いに、精神的にも肉体的にも疲れ切ってしまっただろうという青木の指摘は実感がこもっていた。かつては一流プレ-ヤ-として、常に最前線で戦っていた彼らにも、否応なく年齢から来る衰えは忍び寄る。やがて、その戦いの場から離れていくことが、避けられない中で、常人ではない彼らは、突如覚醒したかのように、かつての輝きを取り戻すことがある。しかし、それは一瞬の輝きに過ぎず、結局は現役世代に敗れて行く・・・人間の偉大さと切なさを感じさせられたひとときであった。

7月も早いもので、もう下旬。思えば、昨年の今頃は参院選の真っ最中でヒ-トアップしていたが、一年後を、こんな停滞した政局のまま、迎えることになるとはその時は思わなかった。

福田首相はついに内閣改造を決意したそうである。あの首相失格者が選定したお下がりのような連中で内閣を組織していたのだから、むしろ遅きに失した感は強いが、これで福田の手に残っている数少ないカ-ドが切られることになる。

人事は政権浮揚策にもなるが、命取りにもなる。攻める民主党が、完全な手詰まり感を見せる中、下手に動くことは薮蛇にもなりかねないのではないかと思うが、いつまでも受身ではいられないということなのだろう。そして、改造をする以上、その陣容で自分の手で解散ということを、満天下に宣言することになる。改造と9月の民主党代表選を経て、政局はいよいよ、解散への一本道ということになるのではないか。福田と民主、両方のお手並み拝見というところである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月21日 (月)

時間への挑戦

自分が全くやらないのに、一時、ゴルフのメジャー大会を夢中になって見ていた時期がある。86年というからもう22年前になるが、当時47歳(だったと思う)、とうに全盛期を過ぎて過去の人になったと思われたジャック・ニクラウスが最終日、突如大爆発を起こして、奇跡の大逆転でマスターズを制覇したのを見た時は鳥肌がたったが、このとき逆転をくらったのがグレッグ・ノーマンであった。

それから10年程が、ノーマンのゴルファーとしての全盛期だった。ある年など、4大メジャーをすべて最終日、トップスタートだったこともあり、メジャーすべてで、プレイオフを戦った経験も持つ。まぎれもなく、この人は一時期、世界最強のゴルファーであり、一体メジャーを何勝するのかと思わせたものであった。ところが、「ホワイトシャーク」の異名をとる、その豪快な風貌からは、想像もつかないような、小心なところがあり、ことごとく最終日になると崩れというパターンを繰り返し、結局獲ったメジャータイトルは全英オープン2勝のみ、とうとうアメリカでのメジャーはとれず終いであった。

終いというのは言いすぎか?.深夜や早朝の放送となるメジャー中継を見るのがしんどくなり、筆者がゴルフ中継から離れて行くのと軌を一にするかのように、ノーマンも大舞台から姿を消していった。その彼の名前が久々に最近、マスコミを賑わした。元テニスの女王と華々しい挙式を挙げたのだが、その時に彼に冠された肩書きはなんと「元プロゴルファー」だったのには驚いた。そうか、彼はもう引退したのか、「終い」は、やはり言い過ぎではなかった・・・。

ところがである、その「元プロゴルファー」がなんと今、メジャー大会で優勝を争っている。彼にとって、ただ1つのメジャータイトルである全英オープンで本当に久々に最終日をトップで迎えたのだ。ノーマンも53歳、ニクラウスが最後にメジャーを勝った年齢を6歳も上回ってしまった。これは見るしかない、というわけで筆者も久々にテレビにかじりついているのだが・・・。

ノーマンはやはりノーマンだった。出だし6ホールで4ボギー、2打差をつけてスタートしたはずが、瞬く間に逆に2打差をつけられてしまった。全盛期でも何度も手中から逃してきたメジャータイトル、それをマスコミに「元」などと、言われるほどに試合から遠ざかっている(に違いない)現状で、勝てるほど、世の中、感動的にはできてないということなのか。相手の昨年の同大会の覇者は、憎らしいほどに安定しているし。

思えば、ノーマンが初めて全英を勝った時、競った相手は中島常幸だった。あの時は中島が自滅のような形に終わったのだが、勝ったノーマンに「この野郎」と思ったのは事実だった。そのノーマンを今、筆者は紛れもなく応援している。1度、退勢となった人間が、現役世代に反撃するということは、特にスポーツの世界では、極めてむずかしいということは、数多くの事例が証明している。白けた言い方になるが、まぁノーマンが勝つことはないだろう。それでも、ノーマンの最後(になるだろう)晴れ舞台の姿を目に焼き付けておきたい。

あれっ、トップが連続ボギーで、ノーマンまた追いついたぞ。上位は混戦、ダンゴになって来た。これはやっぱり夜更かしだなぁ(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月17日 (木)

どうするんだろ?

連日の暑さは事実上の梅雨明けを思わせる。いろいろあったが、北京五輪も目前に迫ってきた。いよいよ今日には、注目の「星野ジャパン」のメンバーも発表の運びとなるそうだ。野球にとって最後の五輪、なんとしても金メダルをと、気温同様にヒートアップ確実の世相の中、ひねくれているのか、変わり者なのか、筆者はずっと気になっていることがある。それは

「来春に迫ったWBC第2回大会でジャパンチームの指揮を執るのは一体誰なのか?」

ということだ。五輪も始まってないうちにWBCの心配をしても仕方ないと言われるかもしれないが、少なくとも日本プロ野球機構はそれでは困るのである。

現実として、五輪の公式競技に野球が復活することはまず、ないだろう。それがわかっているから「最後の五輪」でなんとしても金を獲って有終の美を意気込むのはわかるし、また当然のことだろう。ただ、それを目指してヘトヘトになった抜け殻のような頭で、さあ次はWBCだと、やっと考え出すような存在ではWBCは絶対にない。

様々な非難を受け、また困難、失敗を重ねながらも、「野球の世界一決定戦」として、とにもかくにもスタートを切ったWBC。五輪を失う野球という競技にとって、WBCこそが、今後世界に向けて、その存在を発信できる唯一最大の場になるのは間違いない。この大会の今後が、野球という競技の未来を担っていると言っても、全く過言ではないだろう。

そしていうまでもなく日本はこの大会の輝かしい「初代チャンピオン」である。これはもう、他のどんな国も手にすることができない永遠の日本の栄誉である、しかしそれも大会そのものが存続しなければ、化石と化して、歴史の中に埋もれてしまうだけだ。日本はなんとしても、この大会を発展、永続させる義務も負ったのである。

あの歓喜の時から、はや2年半が過ぎようとしている。五輪やサッカーのワールドカップと同様に、4年に1度の開催となるWBCは、しかし第2回大会は3年間隔で開催されることになっており、その時までもう、半年あまりに迫っているのである。五輪にばかり、目をとられているが、残された時間はすでに少ない。

サッカー界がワールドカップや五輪を見すえて、4年サイクルで動いているのに対して、野球界が常に、その場しのぎのような対応を繰り返しているだけという批判はよく耳にする。五輪とワールドカップでは出場対象選手が違うサッカーに対して、野球ではそれほどの大きな違いはないのだから、本来なら前回のWBCから今年の五輪そして、次期WBCまでを見据えた動きが日本プロ野球機構になければならないはずなのだが、残念ながら全くそんな構想は見えてはこなかった。

いやそれでも、今現実に北京五輪を戦う「星野ジャパン」は活動し、まもなく正式にチーム結成される。目の前に「ジャパンチーム」はあるのである。選手は多少の変動があっても、闘将男仙一が

「よっしゃ、WBCまでは俺に任せておけ!」

と胸を叩いてくれればよく、内々にそういう話が出来ているならそれはそれでいいのである。

ところが実際には、先手を打つかのように星野は

「北京まで、WBCは絶対にやらない。」

と何度も公言している。北京の結果も出ないうちに、先のことなんかということもあろうし、星野の去就にはいろいろ生臭い噂も絶えない。そしてなにより、「日の丸を背負う」ことに対するプレッシャーはこれ以上はごめんという本音もあるのだろう。

オールジャパンという存在を過去に率いたことのある人物は長嶋茂雄、王貞治そして星野仙一の3人だけだ。日本にはONしかいないのか、そう揶揄されても、その監督としての手腕に?マークがついても、誰もが経験したことのなかったオールプロのジャパンチームを率いる人材は、日本の野球界には長嶋、王しかいなかった。そして2人はその激闘とプレッシャーにいずれも病に倒れた。その後を受けた星野とて、健康体ではない。

星野の侠気にかけて、球界の総意で彼を口説くことができたなら、それでいい。本来なら、星野が指揮を執るべきものだと筆者は思う。しかし、あくまで星野が、首を縦に振らなかった時、後の手当てが日本プロ野球機構に出来ているとは、筆者にはとても思えない。

広岡、上田、森、古葉といったかつて名将の誉れ高かった面々もすでに、過去の人となってしまった。73歳、なおも現役監督として頑張る野村克也は、手腕は申し分ないにしても、いかに元気とは言え、百戦練磨の彼とて全く経験したことのない未知のプレッシャーにとび込む勇気と気力があるだろうか?星野ジャパンには田淵幸一、山本浩二という2人の監督経験者がいるが、彼らに頼もうという人はあまりいないだろう。

あとは・・・いない、悲しいくらいにいない。星野から下の世代もONから星野までの世代も本当にいない。監督をやっても、みんな2、3年で挫折したような連中ばかり。とても「オールジャパン」を託せるような人材は見当たらない。

アメリカと並ぶ野球大国を自任する日本にサッカーのように代表監督を外国人に委嘱するという発想は恐らくないだろう。しかし、手腕や日本をよく知っているという意味で、バレンタインは面白いと思う。だが、彼は現実に千葉ロッテマリーンズの監督であり、また外国人である以上、選手とのパイプ役になる人材をつけねばならず、その人選は意外と難しいと言われるとうなづけるものがある。

とすれば・・・結局、就任以来、安定した成績を収めている現役監督である岡田彰布か落合博満あたりしか見当たらなくなる。この2人が来年も揃って、阪神、中日を指揮していることはないのではないか、つまり優勝を逃した方が辞めている(まぁ今のところは落合ということになるのだろうが)と思われるからだ。だが、それも結局、ペナントレースの行方がはっきりするまで、動ける話ではなく、2人が退団する保証も全くないのだから、厳しい話ではある。もう1人、あの人がいるにはいる。あの人とて、監督暦4年のうち、日本一1回、リーグ優勝1回という「輝かしい」実績の持ち主なのであるが・・・しかしその手腕を評価する声はあまり聞かれない。ただ、あの人が今季限りで退団、後任に星野か落合という噂はずっとあり、そうなるとひょっとしたら・・・。

ところで、ニュースを見ていたら、常総学園の木内監督が現場に復帰したのだそうだ。77歳、なおもかくしゃくで魅力たっぷりの木内さんの姿を見ると、何も言えなくなってしまうのだが、それにしても、現役を退いて5年も経ったご老体が、どんな事情があったのかは知らないが、今更なんでまた復帰するに至ったのか(ちなみに一緒に復帰した腹心のコーチはなんと、79歳だとか)、日本という国は、そこかしこで、人材払底を露呈してしまっているなぁと改めて実感せざるを得ない一日であった。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年7月 6日 (日)

総論賛成、各論・・・

洞爺湖サミットが近づいてきた。思えば昨年のサミットに参加した首相は安倍晋三、その前年は小泉純一郎だった。そして今年は福田康夫、3年続けて違う顔が登場している国は珍しかろうが、さて来年は小沢一郎さんか岡田克也さんあたりが行けてるといいのだが・・・。

今年のサミットは「環境サミット」と我が国の首相は意気込んでいる。本当に環境問題を真剣に話し合うのなら、あんな涼しいところでやったって実感湧かないだろうと言っていた人もいたが、それはともかく、とにかく今の状況をなんとかしなければという思いに異を唱える人はあまりいないだろう。だが、具体的にどうするかということになると、途端に話が進まなくなる。

人類の歴史は、生活の利便性を追求し続けてきた歴史であり、そしてその為に自然環境をひたすら破壊、犠牲にしてきた歴史でもある。それが経済効果も生み、社会の活力となり、多くの人間の生きる糧となって来たのだ。そして、1度手に入れたものを放棄することは極めて難しい。

筆者の住む埼玉県の上田清司知事がコンビニエンスストアに対して、深夜営業の自粛を要請することを明らかにした。大英断だと、筆者は拍手を送ったが、当然のことながら当のコンビニ業界からの反撃は厳しい。

TVの深夜放送を自粛してはという話もあった。また、深夜、明々と輝くライトアップも無駄だろうという意見にもうなづけるものがある。だが、現実として、なに1つ動いていくことがない。

コンビニの深夜営業が、地域の防犯に貢献している(明るさを提供して、犯罪防止の一環を担っているという理屈らしい)というのには、思わず笑ってしまったが、まぁ主な言い分は結局

「深夜の営業を止めたところで、削減されるCO2の量は微々たるものである。」

ということにつきる。何年か前に、日に何度も走り回るコンビニの輸送トラックがやり玉に上がった時の反論も似たようなものだったし、深夜放送中止に対する反論もほぼ同じであった。

なにかを止めるということは、それに伴って、害を被る、損をする人が必ずいる。24時間いつでも買い物ができるというその利便性でここまで伸して来たコンビニ業界にとって、深夜営業の自粛は死活問題かもしれないし、トラック便が削減されれば、運送会社が打撃を受け、深夜放送がなくなれば、出演していたタレントや番組制作会社がメシの食い上げになるかもしれず、電気をそれだけ使わなくなったら東京電力が売り上げが下がって困るかもしれない(笑)。

その人達の生活権を奪う権利があるのかという、理屈には一定の説得力はある。商売になるものを見逃すことは自由経済社会の現代では罪という言い分もあろう。なにより、深夜にコンビニが閉まり、TVが現実に消えたら、騒ぎ出すのは実は一般市民かもしれない。筆者とて、仕事帰りが日付けをまたいでしまうことはめずらしくなく、コンビニやライトアップがなければ、心細い思いで帰宅しなければならないだろうし、妻が不在の時には、夕食にありつけなくなる時も出てくるだろう。そして、実際にコンビニの深夜営業停止でどれだけのCO2削減効果があるのか、正確なデータの持ち合わせも筆者には今、ない。

それでも、現実の削減効果があるかどうかはともかく、コンビニやTVを深夜から「消す」べきだと思うのは「視覚効果」が絶対にあると思うからだ。TVが消えたって、世の中にはビデオやDVDがあふれている、だいたいあんただって、深夜に電気をつけて、パソコン開いてくだらんブログをせっせと書いてるじゃないかとい言われれば一言もない。それでも、TVをつけても砂嵐、小腹が減ってカップラーメンでも買いに行くかと思っても、買える所はもうないという現実は、人々になにかを考えさえ、なにか行動を替えようとするきっかけに絶対になるはずなのだ。そのきっかけこそ、今の社会に必要なのではないか。

そんなあやふやなものの、犠牲になってたまるかという意見もあろう。が、そこを整理し、物事を進める為にあるのが「政治」だ、今回の上田の発案を「英断」と筆者が拍手を送るのは、一歩を踏み出そうとした、その政治家としての姿勢を支持するからだ。ただ、そこまで言うなら「自粛要請」などというあやふやなものではなく、思い切って「条例」として打ち出して欲しかった。そして是非議会等で活発な意見を戦わせて欲しかった。

話は少しずれてしまうかもしれないが、諫早湾の干拓事業で長年揺れた有明海の水門の開放を命令する判決が、先日佐賀地裁で下った。政府の衝撃は相当なものだったようだが、こうなった以上、控訴などといたずらに時間を費やすことなく、すみやかに水門開放を決断して欲しい。水門が有明の生態系を変え、自然破壊はもちろん、周辺漁民の生活を逼迫させているのは、ほとんど事実としか思えない。この干拓事業は水害対策の面があり、それが根強い開放反対につながっているむずかしさがあるのだが、どちらかに軍配を上げるとすれば「どちらが元々の自然の姿に近いものなのか」という基準で判断するしかないと思う。これも最後は「政治」の出番である。

7日からのサミットが単なる政治ショー、福田自民党延命の姑息な宣伝舞台ではなく「サミット」の名にふさわしい政治決断の場になることを、筆者は祈って止まない。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2008年6月22日 (日)

痛快ですな

ジャイアンツ戦を見る機会が、本当に少なくなったからでもあるが、それにしても、久しぶりに(たぶん今年初めて)ジャイアンツの勝ち試合を目の当たりにさせてもらった。

12回裏、1点勝ち越された場面で、しかし今日はなぜか、筆者は全く諦めていなかった。前回の福岡ドームでの2連戦の時、全く逆の立場でサヨナラ負けを喫した借りを返すチャンスに思えたし、なによりもソフトバンクが繰り出してきた投手が佐藤誠だったからだ。

馬原がいないことは知っていたが、他球団の状況に全く疎くなってしまった身としては、誰が抑えをやっているのか、見当もつかなかったのだが、佐藤が出てきたのには、正直目を疑った。この人、元ジャイアンツ、我がチームでは全く芽が出ず、ホークスに流れて行き、一時、中継ぎでそこそこ投げていたような記憶があるが、この場面で出てくる投手とは到底思えなかった。「イケル!」素敵な予感が現実のものとなるまで、ほとんど時間はかからなかった。古城、鈴木尚そしてキムタクと脇役勢があっという間に決めたサヨナラ勝ちだった。

実際、球威もキレも全く感じない佐藤にジャイアンツはイケイケドンドン。本来なら当然バントのケースだった尚広の打席でも、それを考慮した形跡がなく、実際お世辞にも打撃がいいとは言いかねる鈴木が前進守備のセンターの頭上を遥かに越えるツーベース。最初からベンチは佐藤を完全に呑んでかかっており、こうなっては勝負は決まってしまう。佐藤の投入といい、その彼を替える気配もなく(その暇もなかったのもしれないが)瞬く間に敗北に転落したソフトバンクのベンチワークには?をつけざるを得ない。

とは言え、それまでの当方のベンチワークもまぁね・・・。原という人はどうして延長戦になるといい投手から使うのかな?クルーン、豊田そして東野とサドンデスの状態で、投手のレベルを下げていくというのが、わからない。東野の場面は当然、お得意(?)の西村健太朗かと思ったが、彼にアクシデントがあったのかな?また東野の後に出てきた山口もいた。でも、その若手の傷を致命傷にしなかったのは、いい流れだろう。

それにしても、今日のキムタクは、それまで「敗戦野手」と言っていいくらいの体たらくぶりだったが、一転大ヒーローとなってしまうのだから野球というのはわからない。そしてあのしびれる場面で同点ホームランを打てる大道という人の勝負強さ、度胸のよさにはただただ敬服するだけだ。大道は昨年も古巣に痛打を浴びせている、やっぱりドラマだよねぇ。先日この2人に藤田を加えた彼らを「仕事人」と評させてもらったが、その言葉に間違いはなかった。交流戦に入ってから、ボロボロだったグライシンガーにも復調の兆しが見え、さぁ、こうなったら初の交流戦Vと行きましょうか!

最後に、熱投報われなかった杉内。その無念さは、敵ながらよくわかるが、これが野球。また、秋に会おうや!!

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年6月19日 (木)

「なかなか簡単にはいかないと思ってました。」

老雄、中原誠は燃えていたはずだ。森内俊之、佐藤康光とタイトルホルダーを連破して迎えた、竜王戦5位決定戦決勝。ここに勝てば、2年連続の本戦出場が決定、そしてそれは現役タイトルホルダー3連続撃破の偉業を伴うはずであった。しかし・・・相手が悪かった。羽生善治二冠と中原のほぼ4年ぶりの対局は、羽生の完勝に終わった。

佐藤に勝ってから、一ヶ月あまり。その間、非公式戦の達人戦の対局や、表面には出ないTV対局があったかもしれないが、ここに照準を合わせていたに違いない中原に対して、しかし羽生にとっては、本当に数多い対局の1つでしかなかったろう。この対局が行われたのが6/9、その前後のスケジュールを見ても、5、6両日に名人戦第5局を甲府で戦い、11日には新潟へ飛んで棋聖戦の初戦、そして16、17日に名人戦の第6局が山形、更にこの後、19日に王位戦挑戦者決定戦、21日に愛知で棋聖戦第2局とまさに休む暇のないスケジュールである。

羽生も早いもので37歳になったそうだ、しかし、その足取りにはいささかの乱れもない。そしてついに一昨日の対局で森内から名人位を奪還、中原、谷川浩司に続く史上3人目の名人位2度目の復位を成し遂げると同時に、念願の「19世永世名人」の資格を手に入れた。羽生の実績からはむしろ遅すぎたとの声もある、森内に先を越されたのはもちろん、勢いからすれば、17世の谷川を差し置いても不思議ではなかったかもしれない。そんな声に対しての、羽生の答えが、今日のタイトルの言葉であった。栄光に慣れ、数多くの勝利も、タイトルも欲しいままにして来たと言っても過言ではない羽生にして、この言葉。「名人位」というタイトルの重さを改めて感じるしかない。

それにしても、彼は、弱冠19歳で竜王位に就いてから今日まで、トップの座をいささかのゆるぎもなく、維持し続けてきた。そして、それはこれからも、当分の間続いていくことであろう。先輩を蹴落とし、同年代のライバル達を圧倒し、そして後輩達の追随も全く許さない勝負師としてのスキのなさは「不倒」という言葉すら、捧げたくなる。

獲得タイトル数でも、前時代の覇者中原の記録はとうに抜き、あとは大山康晴の牙城に迫るのみだが、これとて単に時間の問題としか思えない。そして永世称号6つ目の獲得は大山、中原にすら出来なかった快挙。残る竜王位も永世称号まであと1期、同じく永世竜王位に王手をかける渡辺明現竜王との初代永世竜王位をかけた決戦が秋に実現したら、ファンとしてはたまらない。

前にも書いたが、羽生の凄さ、これは「簡単に土俵を割らない強さ」、ということに尽きると思う。そしてタイトルを失っても、また取り損なっても、また次の年に挑戦者として現れてくる強靭な精神力と抜群の棋力。羽生善治という棋士、そして人間としての生き様、更に勝負師としての凄さには、改めて敬服するしかない。彼の姿にこそ、「第一人者」とはかくあるべきと教えられる。ただ、ただ頭を垂れるのみである。

最後に敗れた森内に一言。羽生相手にあんな大ポカをやってしまった以上、今回の名人戦の帰趨はすでに明らかであった。今回の結果に、驚くことはなにもない。だが、永世名人の資格を得てから、丸1年。森内の精彩のなさは一体、なんなのだろう。羽生にとって森内の存在は谷川とも佐藤康光とも違う特別な存在だと思っているのは筆者の思い入れが強すぎるのだろうか。まさか羽生より先に永世名人になって、ホッと一息ついているわけではないだろうが、これからの羽生を輝かせるのは、いや将棋界を盛り上げられるかは、ひとえにこの人にかかっていると思う。史上空前の大混戦、大乱戦とも言える今年のA級順位戦、久しぶりにこの激戦の只中に身を投じることになった森内だが、前名人、永世名人資格保持者として無様な戦いは絶対に許されない。奮起に期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年6月15日 (日)

どっちらけ

最初にテーマとは関係ないことを。昨日、朝の8時40分すぎに発生した東北地方の地震により、亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、被害に合われた方々に心よりお見舞い申し上げたい。中国での大地震からほぼ一月、地震の恐ろしさをまた、まざまざと見せつけられることになってしまった。

筆者が通勤に使う大宮駅は、折からの土曜日で東北方面に旅行をしようとしていた人々が、完全に足止めを食って立ち往生していた。駅のアナウンスは新幹線の完全ストップ、並びに復旧に8時間ほどを要する旨を繰り返し、旅行中止を呼びかけていたが、結局、筆者が仕事を終えて、帰宅する段階においても、復旧しておらず、仙台で行われる予定だったジャイアンツ戦は中止になってしまった。混乱の少しでも早い収拾を祈るばかりである。

さて、こういう災害時には、政治の重要性が、より増すことは言うまでもないが、我が国の政治の状況はいよいよ、目を覆うばかりだ。福田内閣の支持率は20%を割り込み、更に低下の一途だが、にも関わらず、情勢の転換が計られる気配が全く見えない。

先日、民主党はついに宝刀「参院での内閣問責決議案」を可決した。一院で内閣が事実上の不信任を受けた事実は重い、政局はいよいよ重大な局面に差し掛かった・・・はずであった。しかし、翌日の新聞からは、そんな緊迫感はどこにも感じられなかった。日経新聞など、見出しですら扱わなかった。自民党の頑迷ぶりとそのすさまじいばかりの厚顔ぶりは、度々非難して来たが、今回は民主党のアホさ加減を糾弾しないわけにはいかない。

どこまでの武器を与えたら、この党は自民党を追い落とせるのだろう。今になってようやく、筆者にはわかったのだが、小沢という人は、9月に民主党代表に3選されることを最大の目標にしており、その為にすべての戦略を立てていたらしい。勝負を先延ばしにして、代表選に対抗馬が立ちにくくする為に、わざともたもたしていたと思われるフシがある。とんでもない、内向きの論理である。

更に、審議拒否を異常に恐れる余り、あたら問責の提出時期を逃し続け、すっかり間の抜けた状態となり、今回の提出も、会期末が近づき、もはや審議拒否しても、そのまま閉会に逃げ込めるという思惑を、マスコミにも国民にもすっかり見透かされてしまった拙稚ぶり。

そして前原誠司、渡辺秀央といったハナから党内を混乱させ、民主党を解体に追い込み、堂々と自民党に入ることを目的としているエセ野党議員とも言うべき、工作員のような連中に振り回され、党内の意見集約すらままならない脆弱な党内事情。もっとも、党首自らが自民党に媚を売ろうとしてから、わずか半年。彼らだけを非難するのは間違っているのかもしれないが・・・。

国民新党との感情的対立が深まりつつあるのも、気がかりだ。衆院選になった時、彼らの持っている票というのは、学会票まではいかないにしても、案外大きいのではないか。第1党として野党をまとめきれない器量のなさではとても政権交代なんて・・・。

サミットはあるが、政局は事実上、長い夏休みに入ってしまった。サミット、更にはその後の内閣改造で起死回生を狙う福田に対して、小沢の戦略は見えない。例の地方行脚を再開して、選挙ムードを盛り上げるつもりらしいが、ガソリンも年金もそして後期高齢者医療制度も、今更解散への起爆剤にはなるまい。そんな中、秋に開かれるであろう臨時国会で、気の抜けたビールのようになってしまった問責の後始末をどうつけるつもりなのだろうか?年が明けたら、民主の負け、昨年の参院選後に、筆者はそんなふうに書いた記憶がある。やはり、その予感は正しかったのか、そんな慄きが、今自分の中にある。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年6月 9日 (月)

厳しいなぁ

それにしても、ここまでチグハグだと、もはや笑うしかないだろう。そのニュースを見た時から嫌な予感はしていたのだ。そのニュースとは

「ウオッカ安田記念参戦決定、鞍上は岩田」

である。前走ビクトリアマイルでの敗退は、馬の出来がピークではなかったという声がある一方で、鞍上武豊の仕掛けが遅すぎるという批判も上がっていた。そして、今回の乗り替わりは武がすでに、スズカフェニックスとのコンビが決定していたからではあるが、もしどちらかを選べるとしたら、豊はどちらを選んだだろうか?マイルでは足りないのが明らかなスズカに対して、なんと言ってもダービー馬である。一叩きで体調良化も著しかったとされ、今回は岩田においしいところをもっていかれたと言ってもいいだろう。

あの時点で、安田記念の騎乗馬がいなかった岩田康誠の強運を称えるべきかもしれない。これで、重賞8勝はダントツトップ、ちなみにこの土日で豊は4勝、岩田は1勝、でも競馬は重賞、そしてGIなのである。更に驚いたのは豊から岩田の乗り替わりが「鞍上強化」と公然とささやかれていたことである。天下の武もみくびられたものであるが、結果がこう出てはなにを言っても空しい。

人の不幸をこんな形で書いてはいけないのだが、カジノドライブの出走取り消しは豊に風が吹き始めてきた証かなと思っていた。カジノに乗ることになっていれば、空しい時間を過ごすことになっていたのだが、騎乗を断られたことで逆に安田に乗れることになったのだから、これはチャンスとも思ったのだが、世の中それほど甘くはないということであった。

それにしても「豊からの乗り替わり馬を狙え」は今年のGIの完全なトレンドになってしまった。忸怩たる思いをしているのは他ならぬ本人なのだろうが、1度歯車が狂うとこんなものだろうか。GIではないが前日のユニコーンSにしても、豊はサダムイダテンに乗って後方に喘ぎ、そのイダテンをさっさと見限った安藤勝己が1番人気の馬に乗って、その遥か前方を悠々と駆け抜けていた。

「騎手にとってのレースはまず、いい馬にどうやって乗るか、そこからが始まりである。」

とは藤田伸二の至言だが、かつてその「事前レース」で他をよせつけない強さを誇っていたはずの豊の足元は今、明らかに揺らいでいる。

ウオッカはもう、豊の手には戻らないだろう。ウオッカの次走予定は知らないが、宝塚だとすると岩田はアドマイヤジュピタと重なる可能性がある。あのオーナーの性格から言ってアドマイヤが出れば、岩田はそちらに乗らざるを得ないだろうが、豊にはメイショウサムソンがいる。このまま休養、秋に備えるとなると、牝馬で他にこれといったお手馬のいない岩田が当然乗り続けることになろう。豊には痛い結末であった

でも、武豊はやっぱり武豊である。決してめげないし、腐らない。勝負を投げるなんてことは絶対にない。安田記念のあとの東京最終レース、6番人気の馬に騎乗した豊は岩田をねじ伏せて勝った。ここらへんの精神力、プライドはさすが、大したものである。その誇り高さ、真摯な姿勢がある限り大丈夫。もう1度言おう、豊、ファイト!

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年6月 7日 (土)

お見事!

試合は見られなかったが、今日はなんとも素敵な結果だった。2アウトランナーなしから突然3点取られる不可思議な先発投手の乱調にもめげずに、あとは例のよってたかって中継ぎ陣が踏ん張り、クルーンまでつなぐと、なんとルーキー加治前がプロ初打席でサヨナラホームランという史上初の快挙!だから若い力はいい、えっ、今日の先発もまだ若いだろうって?まぁ若いのにもいろいろいるから・・・。

とにかく、これで交流戦始まって以来、コテンパンにされてきたマリーンズに3連勝、昨年から通算5連勝と来た。こうなったら、明日も戴いて、借りをどんどん返してしまいましょう!バーンサイドさん、頼みましたよ。

本日、福田に代わって東野が昇格、日曜日のライオンズ戦の先発が濃厚とか。いいねぇ、こういうフレッシュな人材がジャイアンツにもいたんだとしみじみと思う。ジャイアンツ戦を見るのがようやく楽しくなってきたなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 6日 (金)

焦っちゃいけない

ジャイアンツの足取りが相変わらず、おぼつかない。念願の5割にやっとたどりついたと思ったら、そこから怒涛の(?)4連敗。昨日はやっと一息ついたものの、開幕当初は苦戦するとは思っていたが、6月の声を聞くに至ってもこんなにもたついているとは、正直考えてはいなかった。

二岡に始まり、李、高橋由、上原、そうそう存在をすっかり忘れていたけど高橋尚なんてのも2軍で寝てるんだったな。豊田も一時戦線を離脱したし、ゴンザレスはあのザマだ。それだけではない、やっと頭角を現してきた亀井や鈴木、更には復帰早々のチョンボで敵将から「バカ」とまで嘲笑われた矢野といった中堅どころまで次々と姿を消していく惨状。ここまで主力に次々と離脱されてはまともな戦いができなくても仕方ないかもしれない、原監督の嘆く姿が目に浮かぶようだ。そして昨日のスタメンには坂本、隠善、脇谷という名前が並び、さらにベンチには加治前、寺内、更には登録早々の田中が入っていた。こんなメンツで戦わなければならないとは、原も想定すらしていなかっただろうが、筆者はむしろそこに新たなジャイアンツ胎動の息吹を見る。

思えば、FA導入後のジャイアンツは、毎年大型補強を繰り返し、今年はぶっちぎりで勝つだろうと言われながらも、その通りになったことはほとんどなく、我々ファンは名前倒れで全く働かない連中の体たらくを見て、苛立ち、そして失望し続けてきた。しかし、今のメンツを見て、腹を立てる人はあまりいないのではないか。

昨オフ、エースと4番を失った広島とヤクルト。だが今年、発足当初の楽天のようにボロ負けしているかと言えば、さにあらず。ヤクルトには開幕でジャイアンツは3タテをくらったし、カープは現在ジャイアンツより上にいる。ポッカリ穴が開いても、それを埋めようと新しい芽が出てくる、それがプロ集団というものなのだ。ジャイアンツもそろそろ、考え直した方がいい。

今更阪神追撃など、もはやむずかしいし、それにはっきり言って、今のプレーオフ制度の下であまり意味のあることとは思えない。まぁ3位も逃すようだと、進退に直結するだろうから、原はそんな悠長なことは言ってられないのかもしれないが、筆者は今、ファームでくすぶっている月給泥棒達に、はよ戻ってこんかいなどと怒号したいとは思わない。上原なんてもはや、やる気がないのがミエミエだし、もし彼が戻ってきて、熱投を繰り広げてくれたとしても、それは所詮、一時しのぎに過ぎないし、来年以降のジャイアンツになんらのプラスをもたらさないだろう。

実戦に勝る練習はない、「常勝」などという幻想に縛られていたジャイアンツに今、期せずしてその機会が与えられている。坂本はさぞ疲れているだろうが、それを若さでなんとしても克服して欲しい。今の彼が、試合に出続けられること自体、大げさな言い方をすれば神に選ばれた存在だからと知るべきだ。今までのジャイアンツならとうの昔にスタメン落ち、いやファーム行きだったろう。しかし現状、坂本の代役は見当たらない、この幸運を知るべきだ。そして田中は同期の坂本には遅れをとったが、線の細い若手の多いジャイアンツにあってはほとんど唯一の主軸打者候補、せっかく上げて来たのなら、古城なんかを使わずに即スタメンで使って欲しかったな。隠善は少し、バッティングが荒くなってきたのが気かがりだが、清水も元気がないから、もう少し長い目で見てやりたい。寺内は日曜日、ヒーローにしてやりたかったな、でもあの場面でヒットを打てたことは自信になったはずだ。

投手の方も、その日曜は残念な結果となったが、成長著しい山口を始め、越智もだいぶ安定してきたし、再び昇格してきた栂野もチャンスをやりたい存在だ。西村健太朗はリリーバーとして一本立ちできるか、正念場を迎えた。むろん、チャンスを与えた若手がすべて、それに応えてくれることはない、しかし今までのジャイアンツにはその機会すらなかった。それは本当に異常なことだったと知るべきだ。

むろん、補強を否定することはない。ケガをおしてグランドに立ち続けるガッツの姿はチームの精神的主柱になっているし、ラミレスがもしいなかったら、今頃どうなっているかと慄然とする人もいるだろう。しかし、思えば2年前、ちょうど今のラミレスのような存在感を示していた李承燁が現在どんな境遇にあるかを見れば、一時しのぎは決して長続きなどしないのである。

もう1度言う、原さん、そして読売のお偉方殿、決して短慮はいけません。今ジャイアンツは再生の只中にあるのです、オーナーがなんの為に大金を払っているんだと苦笑いしていたそうだが、そう本心で思っているなら、今は黙ってチームの戦いぶりを見守っていてください。もちろん原監督も現場の指揮官として、じたばたしないこと、選手を必要以上にとっかえひっかえしても、ろくなことはないと知るべきだ。そして、なにより我々ファンも焦っちゃいけませんぞ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月30日 (金)

大山鳴動・・・

先週の金曜日に、ディズニーランドへ行って来た。夏到来を思わせるような暑い日で、GWが終わったばかりの平日なのだから、すいているだろうと思っていたら、とんでもなく、修学旅行や家族連れでごった返していた。まぁそれでも土日よりは随分マシなんだろうけど。

家族に付き合って1~2年に1回はやって来ているが、正直言わせてもらえば、筆者にとってはそんなに魅力のある場所ではない。ただ、夜のエレクトリカルパレードとその後の花火だけは楽しみにしているのだが、その数少ない楽しみをここのところ、2回続けて見られないでいる。いずれも昼間はいい天気だったのに、夕方になるといわかに一転掻き曇り・・・というパターンにやられてしまったのだ。

そして、今回はその心配もなく、パレードは無事終了、後は夜空を彩る華やかな眺めを堪能するだけと、心弾ませながら待ち構えていた時、悪魔のような放送が流れてきた。

「本日予定しておりました花火(正式名称忘れました)は上空の大気が不安定の為、中止とさせていただきます。」

その時、開始わずか5分前。考えることはみな同じで、花火を土産にさぁ退散と集まっていた大勢の人間から一斉にエ~という不満の声が上がった。昼間と違い、曇ってはいたが、雨の気配はまるでなく、身体に感じられるような風も吹いていなかった。中止の可能性など、そこにいた誰一人、考えてもいなかったに違いない。

近隣住民への配慮もあろう、少しでも危険なことはできないというのがTDL側の言い分なのだろうが、それまで中止の可能性のアナウンスもなく、突如そんなことを言われて納得しろというのが無理だろう。みんな怒っていた、大声で文句をいい、まくし立てていた。だが、そんな言葉を口にしながらも、そこにいた人々が実際にとった行動は出口にとぼとぼ向かい始めることだった、係員に詰め寄る人など1人もいなかった。天候のことだから仕方がない、あの中ではみんないい人になるとも聞く。だが、みんなブーブー言いながら歩いているのである。日本人とはなんと大人しく、そして物わかりがいいのだろう、むろん筆者も含めてである・・・。

日本人は大人しい、なにがあってもデモひとつ起さないとよく外国人からバカにされる。60年安保闘争の挫折が、日本人から怒りという感情を奪ったなどとする識者の言を聞いたこともある。そんな昔のことを持ち出されても困るのだが、それにしてもこのところの各種マスコミの世論調査での数字は筆者には理解できない。

福田内閣への支持率はまさに断末魔、これは当然だろう。政党支持率も民主が自民を上回っている、これも筆者的には当然だ。だが、この際、解散総選挙を行い、民意を問うべきだと思いますかという設問への答えがまぁノーが上回ることはないが、イエスもやっと5割を超えるか超えないかというと程度に留まっている。

今選挙をせずにいつ、選挙をするんかいなと筆者なんかは思う。解散は首相の大権、不利な時に解散するバカはいないというのは理屈だし、今解散総選挙などで「政治的空白」を作るわけにはいかないなんてとんでもない暴言を吐く自民党議員もいる。国民に信を問うべく行われる総選挙を政治空白だと思っているのなら、もう選挙になんて出るな!とにかく、自分への批判の高まりに対して福田が知らぬ顔の半べエを決め込めたり、こんな自民党議員の暴言が放置されているのも、結局は世論の大勢が選挙を今、望んでないように見えるからだろう。これがもし解散すべきの数字が7~8割なら否応なく、福田は解散に追い込まれるに違いない。所詮、本当には怒っていないのか、それとも、もうなにをしても無駄と諦観してしまっているのか。

これは民主党に対する国民の感情の裏返しでもある。自民党にはいい加減、うんざりだが、さりとて民主党も当てにはならんという率直な思いが表れている。支持率で自民を逆転したと言っても、まぁ誤差みたいなもの。このところの民主党の諸問題への対応もお世辞にも国民の理解、支持が得られているとも言えない。日本が生き残るの為には、とにかく1度政権交代をするしかない。その為には、現状民主党を応援するしかないだろうと筆者のように割り切れている(?)単細胞は幸せなのかもしれない。

先国会もひどかったが、今国会の有様も情けないとしか言いようがない。論議すべき課題、追及すべき問題は山ほどあったと思うのだが、結局、大騒ぎしてなにか前進したものがあっただろうか。石破や舛添の首1つとれず、この国会でなに1つ目立った成果を上げられなかった野党の力量不足は深刻である。

別に大臣の首をとることが、野党の仕事ではないが、しかしあんな連中の居座りを許すようじゃ、なんの為の参院での多数だと言わざるを得ない。先日の道路特定財源の再可決の時にも、なんで冬柴国交相の問責決議を出さなかったのだろう。あんな矛盾だらけの再議決を咎めることもできないのだろうか?

狙いは福田の首1つ、他の雑魚など眼中にないというのなら、それなりの姿勢を示して欲しい。結局は乾坤一擲、勝負を賭ける勇気を欠き、あたら時期を逸したまま今日まで来てしまった。もう今更、問責など出せないたろう。出したところで手遅れ、後期高齢者医療制度廃止法案が与党に葬り去られた時点で出そうとしているのかもしれないが、その時にはそのまま国会は閉会になだれこんで、結局うやむや、なにも変わらない。

まさか福田がサミットに出席できるなんて、思ってもみなかった。小沢は秋に勝負をかける腹らしいが、今勝負できずに、秋になったら勝負できるその根拠はなんなのか?このままズルズル衆院の任期切れまで行ってしまう危険性の方がむしろ高まったのではないか。自分の民主党代表3選を優位に運ぶ為の戦略だったとしたら、その代償は決して小さくないよ。

国民の中から解散の機運が思ったより高まってこなかったことを嘆く声もある。だが、自分達にその気運を高める努力をしようとした形跡が見られない。問責を出すと審議拒否、それは結局、自分達に不利という頭しかなかった。住専国会のトラウマらしいが、参院の多数を結局は使い切れなかったお粗末さが残っただけである。

いや、最後に来てやっと成果があったという声もあろう。成立が絶望的とされた公務員法が急転、自公民の合意がなり、成立の運びとなったからだ。ねじれ国会を動かす方法はただ1つしかない、それは与党が民主党の言うことを聞くことだと、前に書いたがそれを実証する結末だった。後期高齢者医療制度も野党の言う通り、1度なしにしてみればいいじゃないか。

えっ、そんな野党の言うことばかり聞いちゃいられないって?だったら解散して信を問えばいいじゃない。その為の解散でしょ、結局はそこにたどりつくはずなのに、逃げ回って時を稼ごうとする与党と、勇気を欠いて、ズルズルと無為な時を過ごす民主党、なんか、奇妙にウマが合っちゃてるようで・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月27日 (火)

衝撃

あってはならないことが起こってしまった、それもよりにもよって我が愛するジャイアンツから・・・。この手の不祥事に対する管理体制だけはしっかりしている球団だと、信じていたのだが、それもファンの欲目に過ぎなかったということか・・・。

ゴンザレスの選手登録の抹消は確かに、唐突ではあった。李に代わって一軍に昇格してからは攻守に活躍を見せ、やっと現役メジャーリーガーの実力を現し始めてくれたと思っていた矢先の抹消。やれやれ、またお得意のケガかと苦笑いをしていたら、なんと薬物使用で解雇と来た。正直、全く予想もしていなかった事態に大きな衝撃を受けた。

抹消から事実公表まで間が開いたことを不手際、あるいは不透明と批判する向きもあるが、選手生命に関わる事態だけに、不用意な発表はしかねたのは確かだろう。だが、ついこの間まで、主力として活躍していた選手の許されない不祥事。球団としては批判を甘んじて受けるしかない。本人は故意での摂取を断固として否定しているそうだが、そうなるとどういう経緯でその薬物はゴンザレスの体内に入ったのか。事実解明は徹底的に行われなければならない、ジャイアンツもゴンザレス本人も、真摯に調査に協力して欲しい。

それにしてもゴンザの離脱は痛い。今日の本ハム戦、ついにガッツの姿もスタメンから消え、なんと3番木村拓也と来た。そのキムタクが先制2ランを打ってくれるのだから、野球というのはわからないが、自慢の強力打線がとうとうピストル化してしまったことは否めない。更に、曲がりなりにも1番に定着してくれていた亀井も負傷で途中退場、これまた登録抹消ということで、これはいよいよ本当にお祓いでもしないといけないかもしれない。

それでも、昨年のパの覇者、本ハムに連勝できたのは、脇役達の活躍があればこそだ。キムタクがひょっこりジャイアンツにやって来て、まもなく丸2年になる。守備では泣かされることもあるが、様々なポジションも打順もそつなくこなすマルチぶりには頭が下がる。藤田にしても大道にしても、あたえられた仕事はキッチリこなすまさに「仕事人」、ジャイアンツはいい買い物をしたと思う。

先発が試合を造れない状態が続く中、今日は「第6の男」バーンサイドがやっと先発で勝ってくれた。李の不振、ゴンザの大ポカで回ってきたチャンスをしっかりモノにしてくれた。去年、たまたま見たオールジャパンの壮行試合でこの人の快投を目にした。へぇ、オーストラリアにはいい投手がいるんだなと思っていたら、すかさずジャイアンツが獲得したのには驚いた。いい投手だが、外人枠の関係で宝の持ち腐れになりかねなかったが、豪州代表を蹴ってまで、日本に賭けた本人のやる気が身を結んだ形になった。

そして、頼りない先発陣の尻拭いを今日も、例の「よってたかってリリーフ陣」がほぼ総動員でしてくれた。どう考えても、このままじゃみんな潰れてしまうと思うのだが、開幕時にローテションに入っていた先発のうち、今も一軍にいるのが内海とグライシンガーの2人だけという非常事態、更にこの2人も不安定を来ているから、当分彼らに頼るしかない。

とにかく、日程の楽な交流戦の間に、なんとか先発陣を立て直さないと、浮上はない。原監督の辛抱も少し足りないのではないか。金刃にしても木佐貫にしても、不甲斐ない投球ではあったが、1度や2度で、即二軍ではいくら投手がいても足りないよ。バーンサイドは少し我慢して使って欲しい、打線の弱体化にたまりかねて李を呼ぶために、抹消なんてことは絶対にしてもらっては困る。後、福田と林をどういう理由で一軍に上げてきたのか、どういう使い方をするつもりなのか。林なんて明らかにまだ、調整不足、いくら台所が苦しくてもああいう投手を上げてはいけない。それにケガもあるのだから、林はそろそろ不適のリリーフから解放してやった方がいい。もともとリリーバーと期待して獲った福田は尾花コーチの発案で先発に回っていたが、今回はまたリリーパーで使うのか?どうもここらへんが一貫していない。まだ先は長い、そこらへんをもう1度よく整理して、戦って欲しい。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2008年5月23日 (金)

「更に精進を重ねるだけ」

カジノドライブ陣営は賢明な選択をしたのかもしれない。アメリカクラシック三冠の最終レース、ベルモントSに挑むドライブには、自身のきょうだい馬による3連覇がかかっているらしい。3連覇におよそ縁がないのが武豊騎手というのは、先日も触れた通りで、ここはゲンを担いで正解だろう・・・というのはむろん冗談である。

今にして思うと、武騎手自身に予感はあったのかもしれない。ドライブが前走、つまり渡米初戦を楽勝した後、彼は

「今後、乗せてもらえるかどうか心配。」

とコメントしている。むろん、冗談めかしてではあったが、かつての、少なくとも2年前までの彼だったら、こんなコメントは絶対しなかったのではないか。自分を取り巻く環境、空気の変化を誰よりも敏感に感じていたのは、他ならぬ彼自身だったのだろう。そして不安は現実となった。

どう取り繕っても、今回のカジノドライブ陣営の武への騎乗依頼取り下げは、あんたじゃ頼りにならないから、もっといい騎手を探すよというクビ通告に他ならない。本人も相当ショックだったらしく、プログに率直にその心境を書いている。およそ1年前、ほぼ同じような光景を見た。そして、彼をとりまく環境は確実に厳しくなっていると言わざるを得ない。

昨年の同時期と違い、現在武は、リーディングトップ。勝率も全騎手の中で唯一2割を上回り、連対率もトップ。これでなにやかにや言われる彼の立場はつらいものだと同情もしたくなるが、じゃあ、あんた今の武が乗れてると思うのかいと問われると返答に窮するのも事実である。

思えば、桜花賞馬も皐月賞馬も、もともと武が乗っていた馬だった。NHKマイルカップなんて、2着馬も3着馬もつい前走まで彼が手綱をとっていた。なのに本番で自身は1番人気の馬に乗って、その遥か後方に甘んじていた。

なんだかんだ言って、依然、武のもとには、いい騎乗馬が集まっているという証明ではないか。問題はかつて彼がまず、見せなかった騎乗馬の選択ミス、それが立て続けに起こっているという現実である。GⅠのみならず、重賞クラスのレースで、最近、やけにそれが目につくような気がする。彼が乗り捨てた馬を「拾った」騎手達がおいしい思いをしている、いや武が引き出せなかったその馬の良さを後任者がちゃんと引き出して結果を残しているのだとしたら、事態はよほど深刻である。

春のGⅠも残すところあと4戦、しかし、武の前途は暗い。オークスでの騎乗馬はまず、勝ち負けになるレベルではない。ダービーのブラックシェルは前走後藤騎手の手綱で2着に突っ込んでいるが、たぶんマイルがいい馬なのだろう。だが、武に手綱が戻って、下手な結果に終わると、後藤のままならなどと、つまらぬことを言われかねない。安田記念は騎乗するのも、たぶん不本意だろうが、スズカフェニックスがマイルに足りないのは、既に証明済み。一線級が軒並み回避しそうな、宝塚記念をメイショウサムソンで落とすようなことになると、これは事件になるかもしれない。

今日のタイトルに使った言葉は武自身がブログに書いたものである。アドマイヤに決別され、カジノドライブを降ろされた今の自分の不甲斐なさを叱咤した言葉であろう。勝負の世界は非情である。王者であるはずの武が、いや王者ゆえに、1度退勢となってしまった状況を巻き返すことには、相当な困難が伴うはずである。

岡部幸雄騎手と武が三冠馬に出会ったのは、奇しくも同じ年男の36歳であった。

「ルドルフに競馬を教えられた。」

と公言する岡部は、その後、自らを高めて行き、50歳近くまでトップの座に君臨し続けた。だが武は・・・。

こんな妄言を吐かせないようにするには、自身で結果を出していく以外にない。武王朝落城を目の当たりにするのは、いささかまだ早すぎると思うのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 9日 (金)

「昨日と同じようなわけにはいかないよ。」

「昨日はホームランを一本、損したけど、今日は同じようなわけにはいかないよ。」

ヒーローインタビューでのラミレスの台詞もバッチリ決まって、今日はいい試合だったようだね。

天下の金本様にこともあろうか、頭部に死球をぶつけるという大罪を犯したかどで(?)、本日木佐貫が二軍流刑となり、いよいよ先発ローテーションが苦しくなったジャイアンツは栂野が今季2度目の先発。逆転されたものの、3回のピンチで葛城をよく抑えた。でも、あそこでもう交代というのはちょっと辛抱が足りないような気がするのだが・・・。

昨日といい、今日といい、あんなに早く先発がマウンドを降りてしまうと、後が苦しくなる。5回の越智はやはり役不足ということかな?藤田もいい仕事をしているが、往時の球の力はないから、連投だとつかまるよね、野口のところで門倉という手はなかったかな?

結局、今中継ぎで一番安定している山口に負担がいってしまう。豊田、林の不在が響いている、福田や久保なんてなにしてるんだろうね。

思えば、開幕の二岡に始まって、李、上原、豊田そして高橋由とまぁ、理由はそれぞれだが、バタバタと主力が姿を消して行ったが、実はチームの形はむしろ、バランスがよくなっている気配がある。セカンドにゴンザレスが入って、内野はだいぶしまった。サードが木村が相変わらずポロポロやってくれるが、やはり本来本職のポジションで生き生きする脇谷を使いながら、二岡待ちというところだろう。

打線は小笠原、阿部が相変わらず、上がってこないが、亀井、坂本からラミレス、ゴンザレスそして清水、谷の両ベテランが下位を締めるという流れは明らかに開幕オーダーより様になっている。李はこのままだともう帰って来られないかもよ、そのくらい今のゴンザレスは攻守に貢献してくれている、やっと本領発揮というところだが、あとは得意(?)のケガだけせんといてよ。

明日からは中日戦、先発がどのくらい踏ん張れるかがポイントと見る。なんだかしらないが、聞いたこともないような投手がみんな抑えるドラゴンズの先発陣相手に、点はそう望めない。さぁ根競べだぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 7日 (水)

怒!怒!!怒!!!

とんでもない試合を見てしまった、本来ならば大ヒーローのはずのラミレスが一転、最後の打者になってしまった理不尽さ。こんな馬鹿げたことが堂々と許されていいのか!

今日のヒーローはホームランを叩き落としたあの馬鹿野郎とその愚行にまんまとだまされやがった節穴の目を持つまぬけ審判共だ。かつて、ジャイアンツは審判からひいきされているとさんざん叩かれたが、今やジャッジは完全に虎寄りだ。ハーフスイングの判定などひどすぎる、強きを助け、弱きをくじくがモットーらしい。

なにが腹が立つと言って、はっきり言えばあいつら、絶対に見えてないのである。当たり前だ、プロの強打者の強烈な打球に走って付いていけるわけがないのである。ボールが跳ね返って来たという現象だけでジャッジしているだけだ。その上、わからないくせに一応協議などして見せて、ポーズだけを示すから頭に来るのだ、最初から結論ありきのくせに。確かに人間の動体視力の限界を超えたものを要求されている審判に同情の余地はなくはないが、この手のトラブルが起きても、一向に善処の姿勢を見せない日本プロ野球機構の怠慢さは追求しなくはならない。テレビのリプレイがすべてを明白にしてくれているではないか、あれははっきりホームランである。しかし、本来ジャイアンツびいきに狂っていたはずの日テレのアナウンサーや解説者まで口を濁す始末。人間落ちぶれたくはないものである。

だが、アホ審判共に怒髪天を突く思いなのは、当然ではあるが、ジャイアンツの連中も断じて免罪ではない。

まずあのトラブル直後の原監督の見るからにゆるい抗議はなんだ、あんな抗議なら、流れを止めるだけだからやらない方がいい。性格の違いと言えばそれまでだが、星野や長嶋なら猛然と審判に食らいついていただろう、パフォーマンスだろうと、そういう姿勢を見せてこそ、チームの士気というのは上がって行くのだ。

そしてゴンザレスのタイムリーをなんとライトゴロに仕立てて、攻勢に大水をぶっかけやがった阿部のまぬけな走塁とその後の谷のぺっぴり腰のバッティング。最後にヘッドスライディングなんていうくだらない労力を使うなら、もっと気入れて打てよ。

それだけじゃない、味方が先制した途端に腕が振れなくなって、すぐに逆転された挙句、危険球で早々に退場した木佐貫。その危険球を頭に食らってビビッてるに違いない打者に対して、外角球ばかりを投げさせ、狙い打ちされてチームを敗北に導いた阿部のお粗末リード。5回ベテラン2人が作った絶好のチャンスに代打で出てきたものの、まともにバントがバットに当たらない加藤のだらしなさ。書いていればキリがない、とにかく一言で言えば「情けない!」としか言いようがない。

だいたい、こんな試合をあっさり負けるなんてあまりにも不甲斐ない。この手のトラプルマッチに勝ったのをあまり見たことないのも事実だが、あんなジャッジが甲子園ならまだしも、ジャイアンツの聖地、東京ドームで下されたこと自体、既にジャイアンツがなめられている証拠である。とにかく、全員猛省せよ!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 6日 (火)

豊、ファイト!

武豊という人はよくよく「3連覇(連勝)」というものに縁がないらしい。メジロマックイーンの春の天皇賞3連覇を目指した93年春の天皇賞はライスシャワーの2着、99年に当時まだ、どの馬も成し遂げていなかった秋の中長距離距離GⅠ3連勝をかけて、スペシャルウイークで臨んだ有馬記念はグラスワンダーの2着。翌年、エアシャカールで挑んだダービーは自身の3連覇がかかっていたが、アグネスフライトの2着、そして今回、メイショウサムソンの天皇賞3連覇がかかったレースでまた2着である。

それにしても、武騎手は勝負弱くなった。一昨日の天皇賞、あの展開で差し返されて負けるなんて、かつての武では考えられなかった。まして、相手が絶対負けたくないと思っているに違いないあの冠の馬だったというのに・・・。

かつての蜜月が嘘のように、今や不倶戴天の敵とも言っていい武とアドマイヤ軍団。なにが原因かは諸説あるが、彼らが決別してから1年になろうとしている。その間、武はアドマイヤの馬に手痛い敗北を喫してきた。特に、距離適性から死角がないと思われた昨年のJCと今回の敗戦は痛恨ではないか。

2005年、ディープインパクトで颯爽と3冠を達成したあの年をピークに武の成績は下降線をたどり始めた。翌年、それまで3年間維持して来た勝ち星200勝ラインを割り込み、そして昨年は出だしから絶不調。岩田康誠、安藤勝己騎手に大きく水を明けられ、一時はリーディング絶望とまで言われたが、夏のローカルで驚異的な巻き返しを見せてリーディングは死守したものの、年間の主役は安藤に奪われた感があった。

そして今年は勝ち星こそ順調に伸ばし、現在快調にリーディングトップを走っているが、一部に「善臣病にかかった。」と揶揄されている。柴田善臣騎手は、何年か関東リーディングを続けて取った頃でも、午前中の平場のレースはよく勝つが、午後のメインに近づくに従って影が薄くなってしまうパターンが多かったが、それと似ているというのである。

確かにあの不調と言われた昨年ですら、同時期GⅠ1勝を含む重賞6勝をあげていたというのに、今年はわずかに2勝。人気を背負ってぶっ飛ぶケースが目に付く。勝ち星も勝率も遥かに上にいきながらも、既に重賞5勝の岩田に獲得賞金で後塵を拝し、安藤にも大して差がつけられない理由がここにある。

逆に特に今年に入ってからのアドマイヤ軍団の勢いはすさまじい、重賞を勝ちまくっていると言っていい。武が去った後のアドマイヤの主戦に収まったのが岩田であり、そして安藤であり、もう1人が売り出し中の若手の川田である。

今年に入って早々、アドマイヤの近藤利一オーナーから武に対して、手打ち、すなわち再騎乗の打診が為された。ところが、武の返答は即答でノーだったという。近藤は武の騎乗を批判して、すべての馬から武を降ろした。見かけのソフトさとは裏腹に、1度こうと決めたら絶対に考えを変えない武は自分の騎乗をとやかく言った素人に頭を下げる気など毛頭なかったようだ。

なんだかんだ言って武が可愛かった近藤も思わぬ彼の反応に激怒、完全な縁切りを決意し、現在に至る。武とともに今や騎手御三家を形成する岩田と安藤をがっちり抱え込んで、武なにするものぞで突っ走っている。

武としては意地でもアドマイヤの馬には負けたくない、自分を敵に回したことを後悔して、地団駄踏ませてやろう、そう思っていたに違いない。しかし現実は完全に逆に出てしまっている、豊と縁を切ってよかったと近藤は高笑いしているであろう。

かつて、武の前には、彼に乗ってもらいたい有力馬の関係者が門前群れを為していた。しかし、今状況は大きく変わった。彼を可愛がっていたベテランの調教師が相ついで姿を消し、代わって登場した若手調教師の中には

「いつまでも武豊ばかりでは競馬界の発展はない。」

と公言する者もいるという。乗りたい馬に乗り放題に近い状態だった武は、多くの騎乗依頼をソデにしてきたわけで、その時、厩舎スタッフとして煮え湯を飲まされた思いだった連中が、今調教師になっていて、一種のアンチ武の空気を醸成しているらしい。

傲慢という言葉とは程遠い武でも、こうなるのだから人間社会というのはむずかしい。しかし、今までが順風過ぎたのであり、彼の腕に期待し、また信頼する関係者がまだまだ多いのも事実である。あの童顔に惑わされがちだが、武も来年もう不惑である。しかし、第一人者の地位を手放すにはまだ若すぎる。

安藤、岩田そして内田博幸・・・武を脅かすとされる存在がみんな地方からの移籍組というのも寂しい話だが、武にない豪快さ、荒々しさをもつ彼らをねじ伏せてこそ、武もまた階段を上ることなるだろう。武豊のこれからのGⅠ戦線での活躍に期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 4日 (日)

暴言は承知だが

こんなことを書いても詮無いこととは承知しているが、それにしても3年前の郵政選挙というのは、本当に痛恨だった。まともな政策を1つも出さずに、「郵政民営化」だけを連呼し続けた男に酔いしれ、まるで催眠術にでもかかったように国民の多くが自民党に投票、そこで自民党が得た衆院の圧倒的多数が、今、すべての阻害要因になってしまっている。

このコラムでも何度か触れたが、小沢一郎は参院で与党自民党を過半数割れに追い込み、すべての政府提案の法案をブロックして、追い詰め、解散に追い込んで政権を奪取することを最大の戦略としてきた。だが、与党の持つ2/3という衆院での圧倒的多数がその前に立ちふさがっている。自民党サイドから言わせれば、これにより辛うじて国政は機能しているのだと言うだろうが。

山口2区補選敗北、ガソリン暫定税率の強行復活という流れを受けて、福田内閣の支持率はついに2割を切り、自民党の支持率も民主党に再逆転を許した、まさに絶体絶命・・・のはずなのに・・・。

ある民主党議員が諦め顔でこうつぶやいたと言う。

「内閣支持率が下がれば下がるほど解散が遠のいて行く、どうにもならん。」

まさに打つ手なしという風情だったそうだ。なんなんだろう、これは。

自民党支持者及び良識ある人々から顰蹙を買うことを承知で書けば、自民党というのはもはや「国賊」と言っていい。1日、自分達が政権の座にあることが、国の損失になるということに気づいていない。そこまで言われる筋合いはない、だいたい民主党が政権を獲って、国がよくなるなんて保証がどこにあるという反論はあろう。

これまで、事ある毎に自民党の政治家は

「そんなことを言っても財源はどうするの?財政は苦しいんだよ。」

としたり顔で言い続けてきた。現実を知らない野党や国民にも困ったもんだ、あからさまにそう小馬鹿にし続けてきた。

では伺おう、いったいいつになったら財政は好転するのか?国民をあざむいて間接税を導入し、更にその税率も上げ、更に様々な公共サービスを軒並み削っても、日本の国家財政が好転したという話は一向に聞かない。先日も財務省が日本の借金が史上最高になったとこれみよがしに発表していた、早く手を打たなきゃとんでもないことになりますよと言いたいらしい。手を打つとは要するに増税=消費税率のアップである。

はっきり言おう、いくら税金を上げたって無駄、財政なんか好転するわけがない。だって同じ連中が財政運営するんでしょ、今日の国家財政の惨状は自民党及び財務省の財政運営の失敗に他ならない。なのにまだ、俺達にやらせろと言っているのだ、冗談ではない。だいたい「暫定」という名の税金を40年以上も取り続け、なおかつ今後も取り続けようという神経は、とうていまともとは思えない。

自民党の辞書に「自己反省」という文字はない。すべて自分達のやる政策は正しい、すべて現状を是とするところからスタートしている。先日の補選を民意の反映ではないとうそぶく傲慢さ、強行採決で導入した「後期高齢者医療制度」も制度そのものは悪くない、理解できない国民がアホなだけだという理屈だ。

税金は安い方がいいに決まっている、できれば払いたくないというのが本音だが、しかし国民の大多数の本音は少し違うのではないか。つまり

「今の体制のまま、新たな税金を払うのはごめんこうむりたい。」

ということだ。我々の税金が本当はどのように使われているのか、わけがわからんうちに、ほら財政破綻しますから、新たな負担をと言われて、ただでさえ嫌なものを払う人間などいるだろうか?

先日あるバラエティ番組で防衛費を半分にしたらどうかいう意見に対し、出演していた自民党議員がそんなことで国を守れるわけがないだろうと反論していた。理屈はごもっともなれど、その防衛費が本当に額面通り使われているかが、問題なのである。財政がピンチなのはなんとなくわかる、しかし、それは本当に税収不足でピンチなのか、税金を自分達の金だといわんばかりに食い潰している連中が、あまりにも多いのか、真実をまず明らかにしてもらわなければ、たぶん話は先に進まないだろう。これにはこれだけお金が要ります、だけではもう済まないところまで来ている。

とにかく、自民党の財政運営は既に落第だということは現実が証明している。とすれば、やり方を替えるしかない、つまりお後と交代ということだ。なのに天上天下唯我独尊、国家を運営できるのは我らのみと、政権に居座わり続けている。自分達のやり方が正しいと言い張るなら解散総選挙で国民の信を問えばいい。それもしない、いやできずに、いたずらに国政を混乱させているだけではないか。

自民党にばかり厳しいという声はあろう、筆者はアンチ自民を公言しているから、偏った意見ととられても仕方ないかもしれないが、これも何度か書いたように、今現実に政権に就いているのが自民党である以上、このすくみきった国政を打破する責任は一に自民党にあると思う。国政を「円滑」に運営するには民主党の言うことを全部聞くか、解散するしか選択肢はないのではないか。

解散した先になにがあるか、筆者は政権交代、民主党政権樹立があると思っているし、期待している。自民党も逆にそれを恐れて解散