ドリフは不滅
少し前の話になるが、なにげなくテレビをつけたらドリフターズのコントが目に飛び込んできてびっくりした。我らがドリフのリーダー、長さんこといかりや長介さんが亡くなってはや、3年以上の月日が経ってしまった。当然、新作のはずもなかったが、今時ドリフとはなにごとと、少し見ていたらやっぱり笑える。子供を風呂に入れる時間となり、慌ててビデオに録って、あとで見たらやっぱり笑えた。
見終わってわかったのは、7月7日に「ドリフ大爆笑30周年」と銘打ったDVDが発売されることになり、要はその宣伝番組だったらしい。
前期から中期にかけてのドリフの代表作が「8時だよ、全員集合!」なら中期から後期にかけてはこの「ドリフ大爆笑」である。全員集合終了後、事実上、別々の道を歩みだしたドリフがとにもかくにも、グループとして持っていた唯一の番組が大爆笑だった。
筆者は生粋のドリフっ子、ドリフ世代である。子供の頃からいい大人になるまで、ドリフを見続け、そして笑わせてもらった。2作出ている全員集合のDVDはもちろん、すぐさま買い求め、腹を抱えて笑った、そしてついに今回、大爆笑である。
大爆笑は76年にスタートし、98年に事実上終了している。その後、総集編のようなものは何回か放送されたが、長さんが亡くなるまで、ついに新作が作られることはなかった。ドリフのメンバー内の確執、特に長さんと志村けんとのそれは子供だった筆者達の目にさえ明らかだった。全員集合では辛うじて保たれていたグループとしての活動も、終了後は全くといっていいほどなくなり、大爆笑という1つの番組を作っていても「いかりや組」と「志村組」と明白なほどに分かれ、長さんと志村の絡みは皆無となり、大爆笑名物の「もしもコーナー」も自然消滅、当然番組のパワーも落ち、筆者などは「小爆笑」なとど揶揄していたが、それでも最後まで、やるたびに録って、楽しみに見ていたのだから、筆者はどうしてもドリフを卒業できなかったのである。
長さんと志村はともにつっこみ型の芸人で一緒にやることが無理だったという評はよく聞いたが、あくまで素人の見方だが、筆者のみる限り、志村が組んでもっとも面白かったのは他ならぬ長さんで、あの2人のコンビは本当に笑えた。志村が今だに演じているバカ殿の始まりは大爆笑であり、家老役の長さんとの呼吸は抜群だった。それが関係悪化に伴って家老役が仲本工事になって面白さは半減、やがて別番組として独立するに至る。前記、もしもコーナーだって志村の狂気ともいえるボケを受け止め、ひたすら困りまくる常人を演じる長さんはとにかく笑えた。しかしこの名コンビはついに復活しないままに終わった、残念の一言である。
しかし、なんといい世の中になったのだろう、あの幻の名作を自宅で見られるのである。若き日の長さんが、志村がそして加トちゃんが画面狭しと踊る、そして見る者を紛れもない大爆笑の世界にいざなってくれる。
更に驚いたのはたまたま一緒に見ていた、今年3歳になる筆者の長男がわかっているのか、いないのかゲラゲラ大笑いしてるのである。そしてその後、ことある毎に
「ねぇパパ、またあの面白いの見ようよ。」
とせがむのである。ドリフのト゜の字も知らない幼児の心をガッチリつかむとは、まさにドリフ恐るべし。そしてドリフはやはり永遠に不滅なのである!
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
最近のコメント